近年、SNSの普及につれて副業としてもSNS運用代行で働く人も増えてきました。
SNS運用代行について知っている方はどのくらいいるでしょうか?
今回は、フリーランスのSNS運用代行を使いたい方へ向けた記事となっておりますので、ぜひ、最後までご覧ください。
目次
SNS運用代行の仕事内容や費用相場、依頼時のメリット・デメリットを解説
SNSの運用業務を外部委託する場合は、まずSNS運用代行にはどのような作業が含まれていて、費用相場はどの程度かを把握しておかなければなりません。
フリーランスのSNSの運用代行を依頼するメリットとデメリットも知っておくことで、「こんなはずではなかった」という事態も回避できます。
この記事では、仕事内容、費用相場、依頼時のメリット・デメリットについて詳しく説明していきたいと思います。
SNS運用代行についてとその働き方
SNS運用代行とは、SNSへの投稿や返信・分析などを企業の代わりに行ってくれるサービスです。
外部委託先としては、SNS運用代行専門会社やクラウドソーシングを利用したフリーランスの活用などのパターンが考えられます。
専門代行会社などのプロが、SNSへの知識やノウハウをもとに、投稿内容の作成から戦略立案、改善提案など、運用全般をサポートしてくれます。
SNS運用代行で依頼できる作業内容とは
SNS運用代行に依頼できる内容は、大きく分けて以下の4つになります。
戦略立案 | ・現状の課題分析 |
---|---|
・戦略案の作成 | |
投稿内容の作成 | ・投稿の文章の作成 |
・写真や画像などの用意、加工 | |
・定期投稿、更新の対応 | |
コミュニケーション | ・DMやコメントへの返信 |
・いいねやフォローへの応対 | |
・炎上や規約違反防止への対応 | |
レポート作成 | ・効果測定、分析結果を見える化 |
・翌月への改善案を作成 |
さらに細かく分けたものを以下にまとめました。
- 投稿内容作成
- SNSへの投稿代用
- 投稿内容についたコメントの確認と返信
- 届いたDMの確認と返信
- レポーティング
- 定期ミーティング
- SNS運用の企画
- SNSに出稿する広告の運用
SNSの種類
X(旧Twitter)
- 最大140文字の短文や2分いないの動画、画像が投稿可能
- 拡散力が特徴で、ハッシュタグ、いいね、リツイート機能をうまく利用することで投稿は数十万人のユーザーに届くこともあります
- リールを活用した動画や写真を投稿することが可能
- Twitterほどの拡散力はないものの、キーワード選定と#タグを駆使することで同等の効果が期待できます
YouTube
- 世界トップクラスの動画プラットフォーム
- 動画の長さを自由に設定でき、文字や画像だけでは伝えきれない情報を動画で表現することが可能です
TikTok
- 最長3分のショートムービーのプラットフォーム
- YouTubeほどの動画時間の自由度はないが、拡散力が高く、特に若者に訴求したい場合に適しています
LINE
- 日本最大の利用者数を誇るSNS
- クローズドSNSのため話題にはなりづらいが、幅広い世代に広告の配信が可能です
- 個人をターゲットとした戦略に向いています
SNS運用代行に依頼する費用相場はいくらかかるの?
費用相場はおおよそ10〜50万円以上です。値段によってサービス内容が異なります。
用途に合わせて価格を決める必要があります。
それでは、値段ごとにどのようなサービス内容があるのか解説していきましょう。
具体的な費用相場についての解説
月10万以下で始めたい
低コストで始めたい人向け
- コンテンツの作成、投稿までは代行してもらえる
- 「いいね」や返信があった場合は自社で対応
- 効果測定も自社で対応
月20~30万円で始めたい
定期的な投稿、コメント返信も代行してほしい
- コンテンツの作成、投稿を依頼できる回数が増える
- コメント、いいねが来た場合に対応してもらえる
- 月次レポートも出してもらえる
月50万円~始めたい
広告・解析まで含めトータルでサポートを受けたい
- 詳しい効果測定、定期ミーティングも依頼できる
- 広告の運用代行も依頼できる
50万円以上は、アカウントの運用に加えてSNS広告の運用も依頼できる場合が多いですが、広告の出稿費用そのものは含まれていません。
また、フォローやリツイートしてくれたユーザーに抽選でプレゼントを送るキャンペーンなどの企画は、基本的に別途料金がかかります。
ですので、広告やキャンペーンを行う場合、費用は別途用意する必要があります。
初期費用と月額費用について
初期費用は、一般的な相場は10〜50万円程度です。
ただし、初期費用を取らないサービスも存在します。
ただ、価格だけで選ばず、初期費用が無料である理由をしっかり確認し、判断することが重要です。
月額費用は、委託するタスクの詳細や投稿の頻度、管理するアカウント数などの要因により異なり、一般的な相場は、5〜50万円程度です。
次に、月額費用の説明になります。
月額10万以下のサービス内容
月額10万円以下のフリーランスのSNS運用代行のサービスは、基本的な投稿作業と運用レポートの提供が
中心となっています。
- 週2~3回程度の投稿代行
- フォロワー獲得のためのフォロー、アンフォロー代行
- 月次の運用状況レポートの提供
月額20~30万円のサービス内容
SNSへの投稿作業に加えて、SNS運用全般に関するコンサルティングや投稿内容の企画、パフォーマンス分析や制作など様々な高度な業務を代行してもらえます。
- SNS運用戦略の立案:企業のゴールに合わせたSNS運用計画の策定
- 投稿内容の企画・制作:魅力的でユーザーに響く投稿コンテンツの作成
- パフォーマンス分析:投稿の反応やフォロワー数、エンゲージメント率などの分析
- SNS運用全般のコンサルティング:運用上の課題解決や改善案の提示
月額50万円以上のサービス内容
SNS運用の企画から実行、分析、改善までを一気通貫で担当します。
投稿内容の制作はもちろん、SNS広告の運用やインフルエンサーマーケティングなども手掛けています。
ですので、SNSを活用した総合的なプロモーション支援が可能です。
- SNS運用の全工程を包括的に支援
- SNS広告運用、インフルエンサーマーケティングの実施
- データ分析に基づく細かな改善提案
- 危機管理体制の構築など高度なコンサルティング
SNS運用代行を依頼するメリット・デメリット
フリーランスのSNS運用代行にはメリットとデメリットが付き物です。
ここでは、メリット・デメリットについて詳しく解説していきたいと思います。
どんなメリットがあるか?
SNS運用代行を利用するメリットは以下の通りになります。
- 本来のコア業務に集中できる |SNS運用を自身で取り組むと、どうしても手間や時間がかかってきてしまいますが、SNS運用代行を利用することで、コア業務に十分な時間をかけられます。
- 成果が出やすい |代行業者はどのようなコンテンツを発信したら閲覧数が伸びるのか、フォロワーを増やす効果的な方法などの知見があるため、成果を期待できる運用をしてくれます。
自分で運用する場合、時間と労力をかけた分フォロワーが増え、投稿が拡散される数が増えるといった成果が出るとは限りません。
- リスクを回避しやすい |SNSは情報を多くの人に向けて発信する媒体になるため、「情報漏洩」「炎上」などが起こってしまう可能性があります。
SNS運用代行を活用すればリスク回避の対策を実施してもらうことができるのです。
- 投稿頻度を一定にできる |SNSは投稿頻度が高く、投稿内容が新しい情報を発信しているアカウントにフォロワーが集まって、拡散される可能性も高くなる傾向があるため、投稿頻度が一定であるのが重要になります。
個人でSNS運用を行う場合、コアとなる業務を優先しなければならず、定期的な情報発信ができないケースもあるかもしれません。
- 企業イメージUPに繋がる |SNSが身近になっている中、SNSアカウントでサービスや製品について情報の発信を行っている企業はユーザーから親近感や信頼感を抱きやすくなります。
デメリットと注意点
- コストがかかる |自分でSNS運用をする場合、基本的に初期費用やランニングコストは発生しませんが、SNSの運用代行を利用すると金銭面でのコストだけでなく、時間的なコストも発生します。
ただ、SNS運用代行を利用する方が新たに人を雇うよりはコストはかからないのと、運用にかかる手間やコストを削減することが可能です。
- 知見やノウハウが蓄積されない |自分でSNS運用をすれば、時間と労力はかかりますが、どうやってSNSを運用していくかの知識を蓄積していけます。
しかし、フリーランスのSNS運用代行に任せると、自身でのSNS運用の経験ができないのでノウハウを学んでいくことができません。
フリーランスにSNS運用代行を依頼するときの注意点まとめ
- 信頼できるかどうかを確認する
- 自社の分析をする
- コミュニケーションを密にとる
まとめ
いかがでしたでしょうか。
フリーランスのSNS運用代行は、費用によってサービス内容が異なることがわかりました。
また、代行にはメリットもありますがデメリットも付き物です。
ご自身のニーズに合わせたプランでSNS運用代行を利用する事をおすすめします。
今後のSNSの向上に繋がるよう、効率よくSNS運用代行を活用しましょう。