せっかくバナーを制作したのになかなかクリック率が上がらなくて困った…なんてことありませんか?実はちょっとしたコツを意識するだけで誰でもクリック率が高いバナーを制作できます。
この記事ではプロも活用しているクリック率を上げるための効果的なバナーデザインのコツを解説します!
目次
クリック率を上げるバナーデザインのコツ3選
ユーザーがバナーを目にする時間は画面をスクロールするほんの一瞬で、1秒以下だと言われています。クリック率が高いバナーは、その一瞬での内容・魅力を伝えることができています。クリック率を上げるバナーを制作するためのコツは以下の通りです。
クリック率を上げるバナーデザインのコツその1 | ターゲット・ペルソナを考える
クリック率を上げるバナーデザインのコツ1つ目はターゲット・ペルソナについて考えることです。
原宿に新規開店するマシュマロ店を広告するバナーが「真っ黒」「ゴツゴツしたフォント」「戦国武将と馬のイラスト」だとクリックされるでしょうか?おそらく答えはNOです。原宿に新規開店するマシュマロ店は小学生~高校生の女の子をターゲットとしているはずです。「パステルカラー」「丸いフォント」「ユニコーンのイラスト」がバナー内にあれば興味を持ってクリックするのではないでしょうか。
つまり、バナーをクリックしてもらうにはユーザーに「自分事」として興味を持ってもらう必要があるということです。
次に、英会話教室の広告バナーを題材にしてターゲットについて考えてみましょう。
あなたがユーザーだとして、どのようなバナーだったらクリックしたくなりますか?マシュマロ店の例のようにそれは年齢や性別、好みによってクリックしたくなるバナーは変わってくるはずです。誰に届けたいかによって制作するバナーの方向性は大きく変わってきます。
若い学生の層には流行りの色やデザイン、もう少し上の社会人の層には落ち着いたデザインが効果的です。女性にはやわらかいデザイン、男性には力強いデザインが好まれる傾向があります。
そこで今度は、具体的にペルソナを作成してみましょう。
| 年齢 | 27歳 | 58歳 |
|---|---|---|
| 性別 | 女性 | 男性 |
| 職業 | 主婦 3歳と5歳の子供を持つ母。 | 会社員 最近課長に昇格。 |
| 悩み | ママ友の間で習い事の話題があり、小さいうちから英語に慣れるのが良いと聞いた。英会話教室に通わせたいがどこが良いか悩んでいる。 | 海外支店へ転勤の話が出ているが、英語は全く触れたことがない。 |
具体的なペルソナが作成できると、どのようなデザインの方向性にするかが決まってきます。
前者は20代後半の女性ということから明るくポップかつやわらかいデザインが好まれるでしょう。また、子供を英会話に通わせたいという悩みがあるので「楽しい英会話」「遊びながら」といったキーワードが良いでしょう。
後者は50代後半の男性ということで落ち着いたデザイン、「50代からの英会話」「ビジネス英会話」「オンライン受講」「まだ間に合う」といったキーワードが効果的です。
ターゲット・ペルソナ(誰に届けたいのか・具体的にどんな人物像なのか)を考えたうえで
- 好まれる色やデザイン
- 効果的なキーワード
を設定するとユーザーが自分事として興味を持ち、クリックしてもらいやすいバナーを作成することができます。
「ターゲット・ペルソナ」についてより詳しく解説した「ペルソナとは?ターゲットの違いとマーケティング手法を徹底解説!」もあわせてご覧ください。
クリック率を上げるバナーデザインのコツその2 | 視認性を上げる

クリック率を上げるバナーデザインのコツ2つ目は視認性を上げることです。
先ほど作成したペルソナに効果的なデザインで、バナーを2つ作成してみました。使用カラー、フォント、キーワードはどちらも同じですが、クリックしたくなるのはどちらでしょう?そしてそれはなぜでしょう?
①は背景と文字が重なり、「3歳」「通える」「グングン」の文字が読み取りにくくなっています。また、「無料体験レッスンはこちら」の文字色も背後のボタンの色と近く、埋もれてしまっています。
②はまず背景を薄い色に変えました。これだけでもだいぶ情報が伝わりやすくなります。さらに「3歳から通える英会話教室」に白いふちをつけてより背景に重ならない工夫をしています。①で埋もれてしまっていた「無料体験レッスンはこちら」の文字も白へ変更することで、すっきりとした印象になりました。
バナーはじっくり見られません。だからこそパッと目に情報が入る工夫が必要になってきます。
- 背景と文字の色が重なっていないか
- 伝えたいキーワードが目につくか
この2つを意識し、ユーザー目線に立ってもう一度制作したバナーを見直してみましょう。情報が伝わるバナーデザインへ変更すると自然にクリック率が上がります。
クリック率を上げるバナーデザインのコツその3 | 視線誘導を意識する

クリック率を上げるバナーデザインのコツ3つ目は視線誘導を意識することです。
ユーザーが自分事としてバナーに興味を持ち画面をスクロールする手を止めたら、次にすることは内容を読むことです。その内容が読みやすいと、より興味を持ちクリックにつながります。
ユーザーの目線は左上から右下へ流れると言われています。
Aは右左に視線が動き、疲れてしまいます。箇条書きの「✓マーク」も項目と離れていて関連性が薄くなっています。
Bは左上・中央・右下と流れるような動きになっており、読みやすさが上がっています。
ユーザーにとって情報を読みやすい場所に配置することで、バナーのクリック率を上げることができます。
まとめ
いかがでしたか?クリック率を上げるバナーを制作するには、ユーザーが一瞬で「自分事だ」と思い、目にする時間を長くすることが欠かせません。ユーザー目線に立ったデザインをすることが非常に大切です。
クリック率が上がるバナーデザインについてもっと詳しく知りたい方は、ソフトキャンパス広告制作実践講座をチェック!実務経験のある専門の講師がマンツーマンであなたの悩みに応えてくれます。

