体験や世界観にこだわった、面白い企業Webサイト・オウンドメディアを厳選してご紹介します。
株式会社や企業が運営する人気Webメディアを中心に、WEBデザインや企画、コンテンツ
制作の発想のヒントになる事例をジャンル別に一覧でまとめました。
アイデアとユーモアに溢れたWebメディア・オウンドメディアによる効果
ここから具体的な事例を紹介する前に、なぜ「面白い」「体験型」のWebサイトが注目されているのかを考えてみましょう。
企業がWebページを制作するうえで、特に重要とされるポイントは以下の3つです。
- 自社に対する期待感を高める
- ユーザーの記憶に残りやすくする
- 競合他社と差別化を図る
自社に対する期待感を高める
体験型やユニークな仕掛けを取り入れたWebメディア・オウンドメディアは、
自社の特徴や強み、商品・サービスの魅力を印象的に伝えることができます。
とくに、建築事務所、Web制作会社、コンサルティング会社など、
「アイデア」や「発想力」を価値として提供する企業サイトにとって、その効果は大きいでしょう。
ユーザーがサイト上で体験を通して「この企業はセンスが良い」「面白い発想を持っている」と感じることで、企業そのものへの期待感が自然と高まります。
Webデザインは、洗練されたビジュアルや情報量だけが重要なのではなく、数多く存在するWebサイトの中で印象に残ることも、ブランディング戦略の一つといえます。
ユーザーの記憶に残りやすくする
面白い仕掛けのあるWebメディアサイトは、ユーザーの記憶に残りやすいという特徴があります。
視覚的な演出やインタラクションによって強いインパクトを与えるため、他のサイトと比べて印象に残りやすくなるのです。
商品やサービスの検討期間が数週間から数か月に及ぶ場合、印象が薄いサイトは途中で忘れられてしまう可能性があります。一方で、体験を伴うWebサイトは、検討期間が長くなったとしても、記憶に残っている可能性が高く、再訪につながりやすくなります。
競合他社と差別化を図る
体験型のWebサイト・オウンドメディアは、競合他社との差別化にも効果的です。
写真やイラスト、アニメーションなどを活用した演出は、通常のWebサイトよりも制作コストや時間がかかるため、すべての企業が簡単に取り入れられるものではありません。
しかし、その分、実現できれば大きな差別化要素となります。
ユーザーに「楽しい」「印象的だった」という感情を残すことで、企業に対するポジティブなイメージ形成にもつながります。
ただし、創業初期の企業や、情報提供を最優先すべきフェーズにある場合は、体験要素が過剰にならないよう注意が必要です。Webサイトの目的とユーザーのニーズを踏まえた設計が重要になります。
体験型で面白い企業Webメディア・オウンドメディア一覧
ここからは、体験型で特徴的な企業Webサイト・オウンドメディアを紹介します。
ジャンルや表現手法ごとにピックアップして紹介します。
| 企業名 | メディア名 | 体験の特徴 | ジャンル | URL |
|---|
| 牛乳石鹸共進社 | 赤箱のススメ | かるた形式で学ぶ参加型のコンテンツ | ブランド体験 | 公式サイト |
| 株式会社ロッテ | バーチャル工場見学 | 360度映像による疑似工場見学体験 | 教育・エンタメ | 公式サイト |
| チームラボ | teamLab Planets | 没入型演出 | アート | 公式サイト |
| スーパーマーケットカカム | スーパーマーケットカカム | 記憶を「商品」として選ぶ疑似購買体験 | アイデア・コンセプト体験 | 公式サイト |
| 株式会社 闇 | DEATH.CO.JP | 恐怖演出による疑似ホラー体験 | エンタメ・ホラー | 公式サイト |
| 株式会社 明治 | Hello, Chocolate | 物語を巡りながら学ぶストーリー体験 | 食・文化 | 公式サイト |
| 株式会社 資生堂 | 花椿オンライン | 読み物として没入できる体験 | カルチャー・ブランディング | 公式サイト |
牛乳石鹸共進社株式会社|体験型ブランドオウンドメディア

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「カウブランド 赤箱」のブランドサイト「赤箱のススメ」は、商品の魅力を体験的に伝える好例です。
特集コンテンツ「赤箱のイロハを知ろう。」では、47枚のかるたを通じて、商品に関する知識や背景を楽しく学ぶことができます。
シャッフル機能により何度でも楽しめる設計や、各札から関連記事へと誘導する構成により、ユーザーが自然とブランド理解を深められる点が特徴です。
単なる商品紹介にとどまらず、参加型の体験を通じてブランドとの距離を縮める工夫が随所に見られます。
バーチャル工場見学|株式会社ロッテの体験型Webメディア

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ロッテが提供するバーチャル工場見学では、人気商品の製造工程を360度映像で疑似体験できます。
子どもや教育用途を意識した構成で、ブランドへの理解を深めることを重視した設計が特徴です。
実際に現地を訪れなくても体験できる仕組みは、企業の透明性や信頼感の向上にもつながっています。
チームラボ|体験を重視した人気Webメディア

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チームラボのWebサイトは、「情報を見る」よりも「体験する」ことを重視した設計が特徴です。
スクロールやアニメーションが一体となり、展示空間の世界観をWeb上で再現しています。
テキストは最小限に抑えられ、ビジュアルや動きによって直感的に理解させる構成となっており、Webサイトそのものが作品体験となっています。
体験型とデザイン性を高度に融合させた代表的な事例といえるでしょう。
スーパーマーケットカカム|アイデア重視のユニークなメディアサイト

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一見するとスーパーマーケットのWebサイトのように見えますが、実際には「記憶に基づくアイデア」を販売するユニークなメディアサイトです。
意外性のあるコンセプトと独創的なアイデアが特徴で、SNSでも話題になることが多いサイトです。
株式会社 闇|恐怖体験に特化したコンセプトWebサイト

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ホラー演出を専門としたWebサイトで、引き戸が開いたり、蜘蛛が出てきたりと、恐怖体験を疑似的に味わえる構成になっています。
感情に強く訴えかける体験設計は、記憶に残るWeb表現の一例といえます。
明治「Hello, Chocolate」|ストーリー型オウンドメディア

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「Hello、 Chocolate」は、チョコレートを文化や社会課題と結びつけて伝える体験型オウンドメディアです。
ストーリー性を重視した情報設計により、ユーザーは知識を学ぶというよりも、世界観を巡る体験を通して理解を深めることができます。
ブランド訴求を前面に出さず、価値観や背景を丁寧に伝えることで、結果的に信頼感を高めている点が特徴です。
資生堂「花椿オンライン」|読み物として評価の高い企業オウンドメディア<

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「花椿オンライン」は、美容情報にとどまらず、美や文化、思想を伝える読み物としてのオウンドメディアです。
余白を活かしたレイアウトや落ち着いたトーンのデザインにより、読む体験そのものを重視しています。
商品情報を控えめにし、企業の価値観を自然に伝える設計は、ブランディングを目的としたオウンドメディアの完成形の一つといえるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
本ページでは、体験や世界観にこだわったWebメディア・企業オウンドメディアを中心に紹介しました。
これらの人気サイトに共通しているのは、
情報を一方的に伝えるのではなく、ユーザーが参加型で関わることで理解や共感が深まる設計がされている点です。
情報を提供するだけではなく、訪問者を楽しませることによりホームページの滞在時間が長くなり、リピート訪問も期待できます。面白い方法を取り入れたホームページ作成は、エンタメ系などの業界を中心に一考の価値があります。ただし、制作するWebサイトのユーザーがそのサイトに何を求めているか、を考えることは重要です。
体験型のWebサイトは、ストーリーやデザイン、UIを通じて、ブランドの価値や考え方を自然に伝えることができ、その結果、記憶に残りやすく、信頼感の醸成にもつながります。
ただ、あくまでサイトに訪れるユーザーは、企業のサービスや料金などの情報収集をすることが目的であることが多いので、本来の目的に逸れてしまうようなマイナス効果になるようなWeb制作にならない様にだけ気をつけましょう。Web制作においては、SEOや情報設計といった基本を押さえつつ、「どのような体験を提供したいのか」を意識することが重要になります。体験を軸にしたWebメディアやオウンドメディアは、これからのWebサイト制作・企業ブランディングにおいて、ますます重要な存在になっていくでしょう。
ぜひ、みなさん参考にしてみてください。