TwitterやFacebookなど国内外問わず幅広い年齢層に利用され、私たちの生活に欠かせない存在となったSNS。今では個人での利用だけではなく企業がPR用のアカウントとしてSNSを利用することも当たり前な時代になりました。
この記事では、企業とユーザーのSNS利用について実態調査したものをまとめました。
目次
SNS利用実態調査!1位のSNSはTwitter?
ICT総研が調査した「2022年度SNS利用動向に関する調査」によると、現在日本のSNS利用者数は8,270万人を超えています。ここでは、日本国内におけるSNS利用実態を探るため、SNS利用者数の順位やSNSの特性について見ていきましょう。
出典:ICT総研「2022年度SNS利用動向に関する調査」
どのSNSが最も利用されているのか?利用目的も合わせて調査!
若者だけでなく高齢者にもスマートフォンが普及していることで幅広い層でSNSが利用されています。日本国内の総人口が年々減少を続けているのにも関わらず、SNS利用者数は年々増加傾向にあり、2024年末には8,388万人に達すると予想されています。
出典:ICT総研「2022年度SNS利用動向に関する調査」
出典:
LINE「LINE for Business」 , YouTube「BACKLINKO」 , Twitter「statista」 , Instagram「statista」 , Facebook「CNET Japan」 , TikTok「ITmedia」
日本国内におけるSNS利用率で最も高いのは、「LINE」79.5%で月間利用者数は9,200万人(※2022年9月時点)だと言われています。国内利用者数1位の「LINE」ですが、海外ではそれぞれ別のチャットツールがあるため世界的に見るとあまり普及していません。
続いて2位は動画SNSとして人気が高い「YouTube」62.0%。月間利用者数は6,500人(※2020年9月時点)を超えています。YouTubeは世界最大の動画共有SNSです。文字や画像だけでなく、動画でも情報を得る時代に変化していると言えます。
そして3位の「Twitter」55.9%で月間利用者数は5,895万人(※2022年1月時点)になります。リアルタイムで様々な情報を発信・入手することができるSNS。個人だけでなくビジネスとしても多く利用されているSNSとなっています。
コロナ渦に伴い変化するSNSユーザー数1位「Twitter」
新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、新しい生活様式となった今では、リアルタイムで情報が得られるSNSの需要が高まっています。
出典:アライドアーキテクツ社「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う消費者のSNS利用実態調査」
アライドアーキテクツ社にて実施された「新型コロナウイルス感染症拡大に伴うSNS利用実態調査」によると、利用頻度が増えたSNSの1位は「Twitter」でした。
Twitterはリアルタイムな情報を収集することができ、拡散力が高いことが特徴なSNSです。新型コロナウイルス関連の情報収集の他にも、コロナ禍に伴い増えた企業のSNSマーケティング参入が利用者を増加させていると言っても過言ではないでしょう。
Twitterの企業公式アカウント実態調査!Twitterユーザーの本音
【Twitterの特徴】
- 情報の拡散性の高さ
- 情報の伝達のスピードの早さ
- 利用年齢層の広さ
Twitterは日本国内月間利用者数5,895万人を超えており、国内で3番目に利用者が多いSNSです。10〜20代の若者に利用率が最も高い傾向にありますが、30〜50代も50%以上の利用率があり幅広い年代に利用されています。テキストが主な投稿方法で、誰でも気軽にリアルタイムな情報を入手・発信することができます。また情報の拡散力が高いのも特徴です。
このような特徴から、個人としての利用だけではなく、マーケティング・プロモーション活動をするためにTwitterの企業アカウントを作る企業も増えているのではないでしょうか?
Twitterユーザーにとって企業公式アカウントとは?
Twitterユーザーの中に、企業公式アカウントをフォローしている人はどれくらいいるのでしょうか?
出典:アライドアーキテクツ社「Twitter企業アカウント利用に関する意識調査」
Twitterで企業公式アカウントをフォローしているユーザーは54.3%、年代別に見ても約半数のユーザーがフォローしています。
フォローのきっかけは、「他のユーザーから拡散されたツイートを見て」、「企業側が行っているキャンペーン投稿から」などが挙げられています。
企業公式アカウントをフォローすることで、ブランドの好意度や商品・サービスの購買意欲が上がるようです。また、企業公式アカウントと直接やり取りをすることでコミュニケーションを取ることができ、親近感をもつTwitterユーザーもいるようです。Twitterユーザーにとって企業公式アカウントはプラスな存在であると言えるでしょう。
TwitterユーザーにとってTwitterの企業公式アカウントから欲しい情報は何?
コロナ渦でのSNSは、ユーザーから「情報収集の場」として需要が高まっています。そんな中で、企業公式アカウントが直接提供した情報は、SNSでの商品やサービスに関する最も好まれる情報源だと言われています。確かに、企業公式アカウントからの投稿内容は、インフルエンサーからの発信やネット上のクチコミよりも正しく信頼できる情報だと思います。
出典:Capterra「ソーシャルメディアにおける消費者の購買行動調査」
企業公式アカウントは、最新情報やセール情報、キャンペーンの情報などいち早く投稿することでTwitterユーザーに何かしらのメリットを与えています。特に、情報の伝達のスピードの早さが特徴のTwitterでは、より早く正確な情報を求めているユーザーが多いため、相性が良いSNSだと言われています。
出典:アライドアーキテクツ社「新型コロナウイルス感染症拡大以降の「新しい生活様式」における、消費者のSNS利用実態調査」
『商品・サービスに関する情報収集やクチコミの検索」を目的に今後もSNSを利用したいですか?』という質問に対して、Twitterでは90%以上の人が「利用したい」と回答しています。これは日本国内におけるSNS利用率で最も高いLINEよりも高い結果となっています。
SNS利用実態調査まとめ
この記事では、SNS利用実態調査、中でもTwitterに注目した企業とユーザーの関係について書きました。
Twitterは、ユーザーからはより早く正確な情報を得ることができる「情報収集の場」として、企業側からは多くユーザーに商品やブランドを拡散することで「購買に繋げる場」として利用されており、どちらにとっても欠かせない存在となりました。
コロナ渦に伴い変化していったSNS利用の仕方ですが、これからも利用ユーザー・企業公式アカウント、共に増え続けると予想されるでしょう。