SEO対策のため表示速度を早くしたい。よりたくさんのユーザーにホームページを見てもらいたい。こんな悩みはありませんか?この記事では、ホームページの表示速度が重要な理由、無料測定サービス8選を紹介したあとに改善方法を解説します。
ホームページの表示速度が重要な理由
ホームページの表示速度が早いと、ユーザーはストレスなくサイトを見ることができます。
逆にホームページの表示速度が遅いとストレスでサイトから離れてしまいます。
ホームページの表示速度が遅いと以下のようなデメリットが考えられます。
- ユーザーの離脱確率が上がる
- SEO対策(検索エンジンでの上位表示)にも影響する
- コンバージョン(CV)率・売上にも関わってくる
それぞれ説明していきます。
ユーザーの離脱確率が上がる
ホームページの表示速度が遅ければ遅い程ユーザーがサイトから離脱しやすくなります。
読み込みが3秒かかると53%の訪問が離脱に繋がるというデータがあります。
表示速度の目安は3秒以内で表示させることがベストで、スピードをしっかりと意識するなら、
1から2秒台ほどにしましょう。
SEO対策(検索エンジンでの上位表示)にも影響する
Googleは、ホームページの表示速度は検索エンジンの上位表示にも影響があると明言しています。
読み込みの速さを迅速に改善することでグーグルの評価や、ユーザーの満足度にも関わってくるので、しっかり改善して、離脱するユーザーを少なくしましょう。
コンバージョン(CV)率・売上にも関わってくる
ホームページで何かを売りたいとき、表示速度の遅さは致命的です。商品のクリックボタンに行く前に離脱されてしまうと、まったく物が売れなくなってしまいます。少しでもユーザーがホームページに滞在し、買ってもらえるようにしたいですよね。なので迅速に表示速度を改善しましょう。
ホームページの表示速度無料測定サービス8選
以下がホームページの表示速度を無料で測定できるサービスです。
- PageSpeed Insights(Google)
- Lighthouse(Google)
- Performance (Google)
- Performance Insights(Google)
- Google Analytics
- Pingdom Website Speed Test
- GTmetrix
- WebPageTest
1つずつ説明していきます。
1.PageSpeed Insights(Google)
PageSpeed Insights(Google)のホームページ
PageSpeed Insightsとは、Googleが無料で提供しているホームページ表示速度測定ツールです。URLを入力すると、ページの読み込み速度を0から100のスコアで評価してくれて、改善点や方法を教えてくれます。モバイルとPCそれぞれの表示速度を測定できます。
2.Lighthouse(Google)
Lighthouse(ライトハウス)とは、Googleが無料で提供しているホームページを分析・診断してくれる拡張機能です。パフォーマンスというカテゴリで、表示速度を△0から49、□50から89、〇90から100のスコアで表示され、改善点が表示されます。要改善Failed Audits(要改善)の項目が出たら、ホームページを改善しましょう。
3.Google Analytics (Google)
Google Analytics (Google)のホームページ
Google Analytics(グ-グルアナリティクス)とは、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールで、この中の機能にホームページの表示速度をチェックする機能があります。
どのページが遅いのかということがわかるので、そのページの表示速度を改善しましょう。
4.Performance Insights(Amazon)
Performance Insights(Amazon)のホームページ
Performance Insights(パフォーマンスインサイツ)とは、Amazonが提供するデータベースのパフォーマンスをモニタリングして、負荷の状況を分析するツールです。ホームページの表示速度がデータベースの負荷によって遅くなっていないかを確認することができます。7日間まで無料で利用できますが、長期的にデータを分析するのであれば有料プランを検討しましょう。
5.SpeedCurve
SpeedCurve(スピードカーブ)とは、ホームページの表示速度を計測、分析し、改善を支援するツールです。時系列での計測や、競合ページとの比較ができるなど、様々な機能を提供しています。30日間無料で利用することができるので、それ以降利用する場合は有料です。
6.Pingdom Website Speed Test
Pingdom Website Speed Testのホームページ
Pingdom Website Speed Testとは、ホームページの表示速度を計測し、パフォーマンスを評価する無料のオンラインツールです。スウェーデンの企業が提供しています。様々な機能の中で無料の表示速度テストツールは人気があります。URLを入力し、すぐに速度を測ることができます。
7.GTmetrix
GTmetrixとは、カナダに本社があるGT.netという企業が提供しています。初心者でも使いやすく、人気な表示速度テストツールです。基本無料で、アカウント登録をすれば様々な機能を利用することができます。有料プランもありますが、今回は無料ツールの紹介なので割愛します。
8.WebPageTest
WebPageTestとは、無料で利用できる表示速度測定ツールです。長い歴史を持つサイトで、現在では、モバイルテストや、テストをプロジェクトに統合するためのAPIも提供しています。URLを貼り付けてすぐに測定できるので、利用してみましょう。
ホームページの表示速度の改善方法
表示速度診断ツールを使って問題点を把握します。その後結果を見ながら改善を行います。
以下のような改善方法があります。
- 画像を最適化する
- HTML,CSS,JavaScriptなどの使っていない外部ファイルを削除する
- キャッシュを活用する
- データベースの管理を整理する
1つずつ説明していきます。
画像を最適化する
画像サイズを縮小化することで、ホームページの表示速度を改善することができます。あまりに画質が悪いと見栄えが悪くなりますので、やりすぎは注意です。重要なのは、最小のファイルサイズと画質のバランスを見極めることです。
画像サイズを最適化する方法としては、以下の二つの方法があります。
- ファイル形式を選択する
- 圧縮率を考える
1.ファイル形式を選択する
適切なファイル形式を選ぶことで、ホームページの表示速度の改善に繋がります。
ファイル形式の種類は以下です。
- PNG
- JPEG
- GIF
それぞれ特徴があるので、画像の内容や目的に合わせて選ぶ必要があります。例えば、写真はJPEG、ロゴやアイコンなどの画像はPNG、バナーやボタンなどの小さなグラフィックを使用するときはGIFにするなど、画像の拡張子を必要に応じて選択しましょう。
2.圧縮率を考える
画像のサイズが大きい場合、圧縮すれば良いと考えますが、あまりにサイズが大きい画像を圧縮しすぎると画質が粗くなります。必要に応じて圧縮し、サイズを見極めましょう。
HTML,CSS,JavaScriptなどの使っていない外部ファイルを削除する
必要のないファイルや行などを見極めて、削除しましょう。誤って必要な部分を消さないように、ツールを利用したりして慎重に進めましょう。
難しい場合は、ウェブ制作会社などの専門家に依頼しましょう。
キャッシュを活用する
ユーザーが同じページを読み込む際に、ブラウザのキャッシュを利用することで、読み込み時間を短縮できます。必要に応じてキャッシュの有効期限を設定しましょう。
データベースの管理を整理する
データベースのパフォーマンスを管理することで、スムーズに処理が行われホームページの表示速度も改善されます。例えば、クエリの実行時間や、同時接続数などが適切でない場合、システムが遅くなってしまい、サイト自体が遅くなりユーザーにストレスを与える原因となってしまいます。
そのため、適切な設定と最適化を行うことが重要です。
ホームページの表示速度を劇的改善するための無料測定サービス8選まとめ
これまで、ホームページの表示速度が重要な理由、無料測定サービス8選を紹介し、表示速度の改善方法を説明しました。この記事を参考に しっかりホームページの表示速度を改善してホームページに訪れるユーザーに快適に見てもらいましょう。