ユーザーにとって最も身近なコミュニケーションツールLINE。LINEは日本国内で月間9.700万人以上の利用者を持つ最も身近なアプリケーションです。(*2024年9月末時点)
LINEには一般的にみなさんが普段利用している個人LINEと、企業や会社向けにサービスしている「LINE公式アカウント」があることを知っていますか?公式だから開設するのが難しそうとイメージされている方も多くいます。
「会社の固定電話で作れるのかな?」
「個人経営で社用のスマートフォンがない…」
「最近起業したけれど、代表電話で大丈夫かな?」
などビジネス活用にLINE公式アカウントを作成したいと考えているけれど、始め方がわからないお悩みを解消します。
今回は会社の固定電話番号でLINE公式アカウントを作成・運用する方法と知っておきたい注意点を初心者向けにわかりやすく解説します!
目次
LINE公式アカウントとは?
企業や店舗がLINE上で情報を発信するビジネス用のLINEアカウントです。会社の規模・個人問わずに無料で手軽に始められるのもメリットです。
(*以前はビジネス用のLINEとして「LINE@(ラインアット)」がありましたが、2019年に「LINE公式アカウント」に一本化されました)
LINE公式アカウントは「未認証アカウント」「認証済アカウント」「プレミアムアカウント」の3種類に分けられますが、プレミアムアカウントは厳しい審査をクリアする必要があります。運用者は選べないアカウントなので、基本は「未認証アカウント」から開設します。
どんなことができるの?
集客や販促を一貫して行い、売上やリピーター拡大に役立つツールです。
LINE公式アカウントを利用するメリットはたくさんありますが、初心者にも使いやすいメインの機能には以下があります。
- チャット機能で電話の代わりとして利用
- LINE公式アカウントの友だちは顧客リストになる
- ユーザーに画像などを用いたメッセージ配信
- クーポンやショップカード機能
チャット機能はユーザーから問い合わせをすることも可能です。
問い合わせフォームのような個人情報の入力はないので、顧客側も気軽に問い合わせができます。アポイント・予約数を増やすツールとしても効果的です。
他にも自動応答メッセージなど、顧客満足度向上につながる機能も充実しています。
またLINEでメッセージを配信すると、プッシュ通知によってユーザーはメッセージが届いたことがすぐに分かります。メールマガジンよりも高い開封率が見込めるため、リピーター獲得につながります。
会社の固定電話でLINE公式アカウントを作成できる?
実はスマートフォンがなくてもメールアドレスを持っていれば会社の固定電話の番号でLINE公式アカウントを開設することができます。
固定電話はSMSを受信できないため、SMS認証は利用できません。ですが、固定電話の番号を入力し音声通話による認証を選択することで、アカウントを作成できます。
スマートフォンを持っていない、電話番号認証メッセージが受信できないとお困りの方でも大丈夫!今すぐにスタートできます。
※注意:新しくLINE公式アカウントを取得するには、LINEに登録していない会社の電話番号が必要です。
【簡単3ステップ】LINE公式アカウント開設方法
https://www.lycbiz.com/jp/
それではさっそく作成してみましょう!簡単に出来る3ステップです。
まずLINEヤフー for Businessの公式ページから右上に表示される「アカウント開設」もしくは「LINE公式アカウントをはじめる」のどちらかをクリックします。
【LINEヤフー for Businessの公式ページ】はこちら 【LINEヤフー for Businessの公式ページ】
ステップ1:LINEビジネスID登録
https://www.manager.line.biz/
このような画面から「メールアドレスで登録」をクリック
「LINEアカウントで登録」する方法もありますが、会社の固定電話の場合はメールアドレスを登録しましょう。以下は、メールアドレスで登録する方法の解説です。
- 登録用メールアドレス入力
- メールアドレスに届いた本文内のリンクをクリック
- 名前・パスワードを入力、登録をクリック
- サービスに移動、プライバシーポリシーの同意
以上でLINEビジネスIDの登録は完了です。
ステップ2:必要事項の入力
https://www.manager.line.biz/
この画面からは固定電話で開設する際の重要ポイントです。
- 「SMSを受信できない場合はこちら」を選択
- 会社の固定電話を入力
- 「電話で認証番号を受け取る」をクリック
- 認証番号をフォームに入力で登録完了!
※注意:3の行程でクリックした後すぐに登録した固定電話に電話がかかってきます。音声ガイダンスで聞いた6桁の数字の認証番号を、フォームに入力します。認証番号は忘れないようにメモなど取っておきましょう。
ステップ3:管理画面へのログイン
https://www.manager.line.biz/
ログイン画面に移行後、パスワードとアドレスを入力すればアカウント開設は終了です。
LINE公式アカウント開設が完了するとこの画像と同じ管理画面「LINE Official Account Manager」で様々な運用を始めます。まずは設定から会社のプロフィール登録・編集など基本情報の入力を行いましょう。
LINE公式アカウント運用における注意点
開設後にLINE公式アカウントを運用する際の注意点について、以下の5つのポイントを説明します。
1つの電話番号=1つのアカウント
LINEでは1つの電話番号で複数アカウントは作れません。会社内で複数アカウントを使いたい場合は、別のメールアドレスや電話番号を使う工夫が必要になります。
チャット機能のメッセージ配信頻度
頻度が高すぎるメッセージはユーザーがブロックする原因になります。週1〜2回程度のペースで定期的に配信することが大切です。
メッセージの内容
宣伝だけや長いメッセージは読まれなくなります。クーポン・限定情報・楽しい豆知識など、得のある内容を意識しましょう。
認証済アカウント審査
今後「認証済アカウント」にバージョンアップを希望する場合は会社情報の審査が必要です。登録内容と会社実態が一致しないと審査に通らないこともあります。
ガイドライン違反でアカウント停止
個人情報の投稿や不適切な勧誘などは禁止です。LINEヤフーの運用ポリシー「LINE公式アカウントガイドライン」を確認しましょう。
まとめ
通話の認証を利用して、会社などの固定電話の番号でLINE公式アカウントの開設と運用ができます。公式アカウントを利用すれば個人のアカウントの紐付けの必要もなく、安心して使える便利なツールです。普段気軽に使えるコミュニケーションツールだからこそ、取り扱いには気を付けながら有効に活用しましょう。