インターネットの普及で、自分の撮影した画像をインスタ(インスタグラム)やX(エックス)、FacebookなどのSNSに投稿(情報配信)する機会が増えてきました。しかし、自分が撮影したままだとそのままアップロードして投稿することに制約がある場合がある場合があります。また、少し加工して自分なりの画像に編集してみたいと思う人も多いようです。
写真加工をするためには「画像編集ツール」が必要になります。いくら機能がよくてもADOBE(アドビ)のPhotoshopのような高額なものや月々費用を払わないといけない有料のサービスは最初から使うのは躊躇してしまいます。
Photopea(フォトピー)もプラグインをつかえば、高度なAI編集機能が使えるので、
高度な編集機能はほしいけれど、無料でつかって見たいという方へおすすめなのが、画像編集ツール「Photopea(フォトピー)」です。
最新情報:Photopea(フォトピー) 2025年8月5日 改訂
目次
photopea(フォトピー)とは
- Photopea(フォトピー)は、ソフトをダウンロードしないで、edge、chrome、firefox、safari などのWindows OS製品だけでなく、apple OS製品やLinux OS製品の様々なWEB(ブラウザ)で直接使用するツールです。
- 高機能なPhotoshopやGIMPと同等の編集作業ができます。
- 広告表示の無料版と広告のでない有料版があるが、無料版でも主要な機能は制限なく
使用できます。 - ただし、オンライン(インターネットにつながっている環境)でないと使えないデメリットがあります。
photopea(フォトピー)の使い方
“Photopea(フォトピー)はインストールしないで、ブラウザを開き、こちらの「”公式サイト”」から使用します。”
- ”日本語での編集について
- photopeaは2025年8月時点ではメニュー日本語がデフォルトになっています。
- もし、そうなっていない場合は、上部のメニューから 「その他」 ー 「言語」から日本語を選択し、再度ブラウザから開きなおしてください。
他ソフトとの違い、互換性
photopea(フォトピー)とその他のメジャーな画像編集ソフト ”Photoshop” や“GIMP” との機能面での主要な違いを比較
- ”Photoshop” や“GIMP”との違い
項目 | Photopea | Photoshop | GIMP |
---|---|---|---|
価格 | 無料(有料あり) | 有料 | 無料 |
インストール | - | 〇 | 〇 |
色 | RGB | CMYK・RGB | RGB |
AI機能 | 〇 | 〇 | プラグイン要 |
動画編集 | 〇 | 〇 | ✕ |
photopea(フォトピー)で扱えるファイル形式
- 対応しているファイル
- JPG・PNG・GIF・BMP・WEBP・SVG・PDF・AI・AVIF・MP4など
- Photoshopのpsd形式も使える。レイヤー構造を維持したまま開き、編集可能。
photopea(フォトピー)でブラウザで使うときの注意
有料版はストレージが使用でき、作成データはPhotopeaのサーバーに保存されますが、(1)1年以上ログインがない (2)サポートセンターに連絡した場合 には情報が削除されるので安心してお使いいただけます。
photopea(フォトピー)の主要な機能
photopea(フォトピー)の9つの主要な機能について、簡単に説明します。
- 目次
- 画像の読み込み方
- レイヤーを作る
- 明るさ、色の調整
- モザイク、ぼかしを適用
- テキスト(文字)を入力
- 画像をトリミング(切り抜き)
- スポット(丸ごと)修正
- 画像をリサイズ
- 作成ファイルを保存
基本機能1 画像の読み込み方
- 上記画像のトップ画面の「コンピューターから開く」 又は、
- 選択左端のツールバー「コンピューターアイコン」から自分のPC内の開きたい画像を選択し、ダブルクリックで開く。
- 読み込みたい画像は、複数続けて開くことが可能です。
基本機能2 レイヤーを作る
- レイヤーを作成する場合はメニューの「レイヤー」ー「新規」ー「レイヤー」を選択します。
- 画像の貼り付けは、右の ”レイヤー” タブを選んで画像を貼り付けるだけで完成です。
- テンプレート画像が豊富に用意されているので、レイヤーのあるデザインをそのまま使用することもできます。。
基本機能3 明るさ、色の調整・変換
- 画面上部にあるメニューバーの「画像」の中にある「色調調整」から「明るさ/コントラスト」を選択。
- 細かい調整をしなくても AI機能により自動で簡単に画像の補正・調整ができる。
- 自動トーン補正
- 自動コントラスト補正
- 自動カラー補正
基本機能4 フィルター:モザイク、ぼかしを適用
画面上部にあるメニューバーの「フィルター」をつかって、画像を調整する。
- ぼかしたい部分をレイヤーにしておき、選択レイヤーから「ぼかし」から各種選択する。
- または、ピクセラレートからモザイクを使用する。
- 画面右部にあるツールの「レイヤー」から「調整レイヤー」をつかって、画像を調整するほうが効率的である。
基本機能5 テキスト(文字)を入力
- 左のツールバー「テキストツール」を選択、文字を挿入したい場所を選択する。
- フォントや文字サイズを変更するときは、画面右部にある赤枠の「文字」ボタンから「文字」ツールを表示して各種加工をします。文章を加工するときは隣の「パラグラフ」ツールを表示して編集を行います。
基本機能6 画像をトリミング
- 左端のツールバーから「切り抜きツール」を選択し、切り抜きたい箇所を囲えばよい。
基本機能7 スポット(丸ごと)修正
- 左端のツールバーから「スポット修復ブラシツール」を選択し、修正したい(消したい)箇所をなぞって範囲修正すればよい。
- PのPhotopeaのマークをなぞって消した後。
基本機能8 画像をリサイズ
- 「画像」ー「画像サイズ」を選択。表示されるダイアログで幅と高さを入力。
- または縦横比を維持したい場合は、鎖のアイコンが黒くなっている状態で、どちらか一方の数値を入力 ー「OK」をクリックすると、画像がリサイズされる。
基本機能9 作成ファイルを保存
- 作成したファイルを保存したいときは、画面上部にあるメニューバーの「ファイル」を選択。任意の名前で保存する。
- (1)Photoshop形式で保存したいときは、「psdで保存」。(2)その他の形式で保存したいときは、「別名で保存」を選択する。
- その他の別名は、png、jpg、pdf、gif、tif など選択肢に表示されてくる任意の形式を選ぶことが可能。
photopeaの文字化け防止について
- Photopeaではアルファベットしかたない”欧文フォント”などの日本語対応していないフォントを使用すると、文字化けするケースがあります。その場合は、日本語に対応しているフォントに変更すれば文字化けは直ります。
- JPG・PNG・GIF・BMP・WEBP・SVG・PDF・AI・AVIF・MP4など
- Photoshopのpsd形式も使える。レイヤー構造を維持したまま開き、編集可能。
photopeaのその他便利機能や制約
photopeaをブラウザで使うため、常に更新されています。効率的に使うためには、以下の点に注意すると最新機能を活用できます。
効率化とキーボードショートカット | 画像編集では、効率化のためキーボードショートカットを使うよい。 コピー:Ctrl + C ペースト:Ctrl + V 切り取り:Ctrl + X 元に戻す:Ctrl + Z すべて選択:Ctrl + A ※基本はWindowsと同じ |
---|---|
プラグインでAI編集 | テキストからイメージをつくるといったAIを使った編集ツールがプラグインで使えます。 “degzoの「”公式サイト”」から機能参照してみてください。” |
ブラウザを常に最新にしておく | 各OSでのブラウザは常にバージョンアップが繰り返されている。Photopeaもブラウザで使用するツールなので影響を受けるため、常にブラウザを最新にしておく。 |
商標権の侵害 | 画像には商標権があるので、許可がない画像の改変はしてはいけない。 |