Excelで入力した日付に曜日を付けたい時に行う表示形式の設定方法

Excelを使っている時に『日付の後に曜日を一緒に表示したい』そんな場面は多々あるかと思います。
例えば、こんなご経験ございませんか?
2019/6/28と入力、その後ろに(金)を入れて、あとはオートフィルハンドルをドラッグで、よし!OK!できあがり!!となるはずが、え!?曜日が全部(金)!?
エブリデー金曜!?毎日が花の金曜日(死後)!?最高じゃん!!と喜んでる場合ではありませんね。日付は順序良く並んだのに、その横にくっついているのはいつも(金)。
オートフィル機能では曜日は使えないのか、もう仕方ない、手入力でコツコツ曜日を書く?…と諦めていたあなたへ!あります!あります!日付に曜日をプラスしたい時に行う表示方式の設定方法が!

Excelで入力した日付に曜日を付けたい時に行う表示形式の設定方法 ユーザー定義

ユーザー定義、ご存知でしょうか?
ここでは少し、ユーザー定義の表示形式についてご説明いたしますので、必要のない方、時間のない方はどうぞ読み飛ばして次の章に進んで下さいね。
ユーザー定義とは、ユーザーがセルの表示形式を自由に定義できる…つまり、使い手のあなたがセルの表示スタイルを自由に決められちゃう、そんな機能です。
用意されている表示形式の中に希望に合った形式がない、と諦めてきた方には目からウロコ!なんて素敵な機能かしら!と心躍ること間違いなしです。
この機能の利点は、元の入力データの数値を変えることなく、見た目だけを変えられるということです。本来は数値データなので、計算やオートフィルなどにも使うことができます。(ちょっと意味が分からない、という方は読み飛ばしてくださいね。)
では、このユーザー定義はどこに潜んでいるのかでしょうか。
簡単です。すぐに見つけられます。もしくは今までどこかで目にしている記憶がある方もいらっしゃるかもしれません。とっても身近なところにおります。
セルを右クリックして、【セルの書式設定】を選択、【表示形式】の(分類(C): )を見てください。下の方にほら!【ユーザー定義】ありますね!
さあ、いよいよ次の章ではこのユーザー定義を使って曜日の表示を設定していきます。

Excelで入力した日付に曜日を付けて表示する方法~基本編①~

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いよいよ、満を持して!日付に曜日を付けて表示する設定方法をご説明いたしますね。
ここでこの素敵な方法を習得すれば、作業効率が格段に上がること間違いありません!日付とともに曜日を表示し、オートフィル機能を使って一気に入力することが可能になります。

それでは早速、操作手順をお伝えしていきます。

  1. ①セルに任意の日付 2019/6/28と入力します。
  2. ②①のセルを右クリックし、下の方にある【セルの書式設定】をクリック、ダイアログボックスが表示されます。
  3. ③【表示形式】の(分類(C): )の中から【ユーザー定義】をクリックします。
  4. ④【種類】の下の一覧から「yyyy”年m”月d”日”」の右に続けて(aaa)と入力します。
  5. ⑤【サンプル】欄にプレビューが表示されたのを確認して【OK】をクリックします。
  6. ⑥成功!2019年6月28日(月)と表示されましたね。


出来ましたね!続けてオートフィル機能を使って試してみましょう!

  1. ⑦⑥のセルをクリック
  2. ⑧セルの右下にカーソルを合わせ、+を表示させドラッグします。


おめでとうございます!日付とともに曜日が順序良く並んでいますね!

ここではセルを右クリック(手順②)で書式設定を表示する方法をお伝えしましたが、以下の方法もありますのでご紹介いたします。

  1. ①セルに任意の日づけ 2019/6/28と入力します。
  2. ②①のセルを選択したまま【ホーム】タブの【数値】右下の下向き矢印をクリック、【セルの書式設定】ダイアログボックスが表示されます。
  3. ③以下同じ

どちらの方法でも簡単に設定ができますね。
これで手入力をすることなく曜日の表示をすることができますね!

Excelで入力した日付に曜日を付けて表示する方法~基本編②~

基本編①を難なくクリアしたあなたは、もう素早く日付と曜日をスピーディに表示できますね!
ここでは、基本編②として、色んな曜日の表示パターンをご紹介していきます。
前の章では、「yyyy”年”m”月”d”日” (aaa)」と入力し、2019年6月28日(月)と表示しましたね。その他の形式もご紹介します。

  1. ①aaa → 日、月、火、水、木、金、土
  2. ②aaaa → 日曜日、月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日
  3. ③ddd → Sun,Mon,Tue,Wed,Thu,Fri,Sat
  4. ④dddd → Sunday,Monday,Tuesday,Wednesday,Thursday,Friday,Saturday

これが曜日に対応する書式です。前章で既に実践しているのでお分かりでしょうが、もしも括弧をつけて(金)と表示したければ(aaa)、(Fri)と表示としたければ(ddd)と入力するだけです。aaaやdddは必ず半角で入力してくださいね。括弧を全角で入れたい方は、全角の括弧始まりと括弧終わりをダブルクォーテーションで囲んでください。"("aaa")"です。(金)となります。ダブルクォーテーションは半角ですのでお間違いなく!
そのあとは日付の形式と好みに合わせて組み合わせるだけ!とってもカンタンですね!

Excelで入力した日付に曜日を付けて表示する方法 まとめ

さあ、いかがでしたでしょうか?
ここまで読んでいただければ、もう完璧!資料の読み手や使い手のニーズに合わせて、色んな表示パターンも使いこなせてしまえることでしょう。
また、この方法を習得したことの最大のメリットは、まさしく“時短”ですね!ユーザー定義に書式の表示形式を設定してしまうことでオートフィル機能を使え、一気に入力できますね。今まで手打ちで入力していた時間がもったいなく思えるほど一瞬です。
日々時間に追われ忙しく過ごすみなさま、大変お疲れさまです。
やることは常に山積み、何でも効率よく片付けてしまいたいものですね。
ここまで読んでくださった方、少しでもお仕事がスムーズに進みますように。