Excelグラフの基本の作成方法と変更方法。見やすくするためには?

Excelグラフの基本の作成方法と変更方法。見やすくするためには?

学生から会社員までグラフって使うけど、Excel(エクセル)で作るって知ってた?

  • 『数値の大きさを比較する棒グラフ』
  • 『割合は円グラフ』
  • 『数値変動を見るなら折れ線グラフ』

って感じで、用途に応じて、おどろくほど種類豊富な、見やすい基本のグラフがExcel(エクセル)にあります。どういった場面で、何を使用したら良いか判断・決定するのはグラフを使用するわたし達です。近年は、一般的な先に記載したグラフ以外に、セル内にミニグラフ(と、わたしは呼んでいます)ができるスパークライン、条件付き書式に横棒グラフに類似したデータバー、グラデーションの色がカラフルで視覚で数値の大小を表現するカラースケールと、ひとことExcelグラフと言っても選択肢が格段に増えました。作成方法だけなら手軽に使用できるものばっかりですが、書式やデータ系列の加工・変更方法なども見ると、なんだかんだでこれまでのExcel グラフが、使い勝手が良いです。

Excelグラフの基本の作成方法と変更方法。見やすくするためには? |グラフ作成~変更①

見本でExcel(エクセル)で『検定試験受験者数』を作成しました。タイトルや見出しに色の塗りつぶし、セルの中央揃えに変更をすると見やすいです。エクセル4行目に表の見出しを入れ、B列には検定試験の開催回数を昇順で上から149回、150回を入力します。

検定試験の3級と2級の受験者数を表す棒グラフは、セルB4からセルD7までドラッグして範囲選択、2D集合棒グラフのボタンをシングルクリックです。簡単に集合縦棒が出来上がります。8行目を空けて、セルA9あたりに、棒グラフの左上角が来るよう、グラフを移動させ、ぱっとわかる位置にします。一般的に1行以上空けて、表の下側がいいです。

Excelグラフの基本の作成方法と変更方法。見やすくするためには?1

グラフ上の、どこでもいいので、選択していると、Excel上部のタイトルバーに近い位置に、『グラフツール』の『デザイン』タブおよび『書式』タブが出現します。デザインは色やレイアウトの変更ができ、グラフ要素の図形や文字に効果とか付けたいときは『書式』です。

表題に『検定試験受験者数』とあるのに、グラフタイトルはそのまま『グラフタイトル』と文字列が入っている。タイトルも合わせるとわかりやすくなるので、グラフ要素のタイトルをクリックして直接『検定試験受験者数』文字入力します。

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グラフ要素の凡例は、データの名前と色が組み合わさっているものです。『下』にあり見やすい位置なのでそのままとします。場合によりますが、『右』より『下』『上』の方がぱっと見で状況が把握できて良いです。

Excelグラフの基本の作成方法と変更方法。見やすくするためには? |グラフ作成~変更②

むかって左側、縦にある縦軸の120,000や100,000の数値は自動で入ります。こういうところが、Excelって作成方法とか感覚でできるし、かしこいな~って思います。『軸の書式設定』で120,000の最大値と0の最小値の変更ができます。下側にある149回・150回・151回と、入ってあるのが横軸です。文字が入っているボックスを選び、フォントのpt数を上げ下げして、149回等の文字を見やすい大きさにできます。

青い色の3級のデータ系列とオレンジ色の2級のデータ系列も右クリックで色等『データ系列の書式設定』で編集可能。

グラフは『グラフエリア』というスペースの上に、いろんな要素がのっている(福笑いみたいに顔の輪郭の土台に目鼻口の要素が配置されている)イメージです。グラデーション等カラフルな明るい感じにもできます。プロジェクターで映し出すなら、トーンを落として眩しくない黒系の色、印刷なら白色がおすすめです!データ系列がのっているプロットエリアも同様です。

データの範囲3級・2級から3級だけに修正できます。表の青色の枠右下の四角形マークを左側にドラッグして3級だけにします。表題部分も連動して動きます。

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ボタン『行列の切り替え』で、表の縦【149回等】と縦【3級】を入れ替えできます。

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Excelグラフの基本の作成方法と変更方法。見やすくするためには? |グラフ作成~変更③

先ほどまで、凡例・目盛り、いろんな変更方法をやってみました。今後は同じ『検定試験受験者数』で円グラフを作成します。セルB4からセルC7範囲をドラッグします。『挿入』タブ→『円またはドーナツグラフの挿入』→『円』ボタンをシングルクリックします。PCによってボタンのイラストの見え方が違う可能性があります。解像度の違いですが、気にせずボタンを探してシングルクリックして下さい。

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出来たあがった円グラフのサイズを小さくします。グラフエリア右下の○印を左斜め上にドラッグし角がセルD17のあたりに持ってきてマウスを離します。

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見た目がさみしいし、わかりにくいので、データラベルを入れます。

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右側『+』マークをシングルクリック→出たリスト『データラベル』となり『▶』シングルクリック→出たリストから『内側』をシングルクリック。

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もっと応用ぽいことがデータラベルでしたい場合、データラベルを右クリし『データラベルの書式設定』でラベル内の表示を変更します。値のチェックを外し、分類名にチェックを付けます。%割合で表示したい場合はあらかじめ『検定試験受験者数』表に割合列を作成しましょう。

『検定試験受験者数』で折れ線グラフもやってみました。セルB4からセルD7範囲選択して『折れ線グラフ』ボタンをシングルクリック。

折れ線にもうちょっと山と谷を作りたい場合、『縦軸』の『軸のオプション』から最小値を”0”から”40000”など、目盛の値を変化を見てやってみて!

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数値の表示単位も、ここで、軸の書式設定で、できます。

Excelグラフの基本の作成方法と変更方法。見やすくするためには? | まとめ

近年は、Excelセル内にミニグラフ(と、わたしは呼んでいます)ができるスパークライン(勝敗っていうのが個人的におもしろい)、条件付き書式に横棒グラフに類似したデータバー(単色orグラデーションの選択可)、カラフルで視覚で数値の大小を表現するカラースケールが出てきました。いままでのグラフも、散布図や、株価の変動に適したウォーターホール、『組み合わせ』ボタンにある複合グラフも、どれも感覚的に作成できるようになったとおもいます。学生から会社員までExcelグラフって使います。ということは、PowerPoint Word でも使えるってこと!