効果測定って何のこと?
メルマガをただ配信しているだけでは読んでもらいたいユーザーまで届きません。
効果測定やKPIを屈指してクリックしてもらえるメルマガ作りをしましょう。
その方法や効果、役立つツールをご紹介します。
目次
メルマガの効果測定はしないとダメ!?
メルマガを配信しているだけでユーザーの反応が分からないまま送ってないですか?
最も重要なのは効果測定をし評価することです。
効果測定とは
効果測定とは、ユーザーがコンテンツに対してどう反応したかを数値化し、どのくらいの効果があったかを確認することです。
メルマガの本来の目的は、「顧客管理との関係性向上」や「認知度向上」を高めていくことです。
配信したメルマガがどのくらい読まれているのか、商品ページの遷移での購入など、本来の目的である何らかのアクションにつなげられているのかを測るのが効果測定です。
メルマガの反応が期待できないといって諦める前に、まずはしっかりと効果測定を行ってみましょう。
効果測定の重要性
効果測定を導入すると、どのような効果が出ているのか数字で知ることができます。
効果測定で数値が低い原因を追求し、見出し文、レイアウトを変えるだけでも効果が十分に期待できます。
また、最適な配信時間帯や配信頻度、コンテンツの内容などの改善が行えます。
ユーザーに合わせた最適化が可能になるため、成果の向上につながるのです。
メルマガのKPIって
KPIとは、解析ツールを用いて、その効果を測定するための各種の指標を総称してKPI(Key Performance Indicator)といいます。
メルマガに関連する指標をいくつかご紹介します。
- 開封率
- クリック率 CTR
- コンバーション率 CVR
- エラーメール率
- 直帰率
開封率
ユーザーがメルマガを開封した割合になります。
開封率の平均値は20%前後ですが、取り扱うテーマによって異なります。
開封率は件名や差出人名でも変わってきたり、送信曜日や時間帯でも大きく影響されます。
開封率が分かるとユーザーの嗜好傾向や生活のリズムが分かるので、配信の参考にできます。
クリック数 CTR
メルマガの本文にあるリンクをクリックしたユーザーの割合になります。
クリック率の平均値は1〜2%のため、開封率の1/10程度と考えておくといいでしょう。
また、クリックスルー率はだいたい開封率の大体1/10程度と言われています。
コンバージョン率 CVR
Webページの登録や購入、問合せなど、メルマガ経由でコンバージョン(商品購入や資料請求などの、そのWebサイトが目標とする行動)に到達した割合になります。
コンバーション率の平均値は0.1〜0.2%のため、クリック率の1/10程度と考えておくといいでしょう。
コンバージョン率が低い場合、リンク先のサイトでユーザーの心をつかめてない、商品の魅力がないことや、問合せフォームの位置が分かりにくいなど、Webデザインの問題が考えられるので再度見直しをしてみるといいでしょう。
エラーメール率
配信したメルマガが何らかの理由でユーザーに届かなかった割合になります。
メールアドレスが変更されたか、メールボックスの容量オーバーが原因です。
エラーメール率の平均値は1.5〜2.0%程度と言われています。
エラーメール先が分かれば送る必要のないアドレスを削除したり、よりよい顧客管理が可能になります。
直帰率
メルマガ内のリンクをクリックしたものの、遷移先で何もせずに離脱した見込みユーザーの割合になります。
ユーザーが期待した内容と実際の内容が食い違っていた場合に上昇する傾向があります。
直帰率が高い場合は、メルマガだけでなくリンク先のページを改善する必要があります。
役立つツール
メルマガの効果測定で役立つツールをご紹介します。
- Googleアナリティクス
- メール配信ツール
- MAツール
Googleアナリティクス
Googleが提供するWebサイトのアクセス解析が無料でできるツールです。
Googleアナリティクスではメルマガの開封率やクリック数、クリック先での直帰率などを確認できます。
効果測定を実際にするためには、メルマガに特殊なURL(パラメーター付きURL)を挿入することで、アクセス計測を行うことができます。
Googleアナリティクスによる効果測定を行えるのはHTMLメールのみになるので、テキストメールでの効果測定には使えません。
メール配信ツール
メール配信ツールは、メールの作成や管理された配信リストへの一斉配信などに特化したツールです。
メルマガの効果測定も行うことができます。
メルマガの一連の業務を1つのツールで完結したい場合におすすめのツールになります。
また費用も比較的安いため、メールマーケティングが初めてだという方も使用しやすいでしょう。
配信上限数が設けられているツールもあるので注意が必要です。
MAツール
MAツール(マーケティングオートメーションツール)は、今まで人の手で作業してきたマーケティングプロセスを自動化し、マーケティング業務の効率化を補助するツールです。
機能の一部としてメール配信が利用できます。
MAツールの最大のメリットは管理された顧客情報から属性や興味の度合いでターゲットを分類し、ユーザーの望む内容のメルマガを必要としているユーザーに配信できるということです。
メール配信システムよりコストがかかりますので、他のマーケティング活動と併用するケースがほとんどです。
メルマガで効果が出やすいポイント
メルマガの効果測定の評価について、成果が思うように出ない場合の改善ポイントをご紹介します。
- 件名
- リンクや画像の配置
- 配信時間、頻度
件名
件名の文字数は30文字以内を目安に作成しましょう。
ユーザーは受信したメールに表示される件名と送信者を見たあと開封をするかどうかを判断します。
重要でないと判断されると、その場で読まれなかったメルマガを後日読まれる可能性はかなり低くなります。
件名が長すぎて可読性にかけてしまったり、短すぎて内容が伝わらない場合もあります。
同じ内容で何種類かの件名を作成して、開封率に差が出ている場合は有用な内容の傾向が読み取れますので試してみてください。
リンクや画像の配置
リンクは1,2個程度の限定的な個数がよいでしょう。
ユーザーが思わずクリックしたくなるような分かりやすいリンクの配置が重要になります。
また、画像を適度に織り交ぜることで、テキストのみのメルマガよりも可能性が高まります。
配信時間、頻度
配信頻度は週に1,2度がおすすめです。
配信日は火曜日が最も開封率が高いといわれてます。
休日はメールを確認しない人が多かったり、月曜は仕事のメールを優先にしていたり、一息ついた火曜がねらい目です。
どの時間帯が効果があるかわからない段階においては、複数の時間帯で配信をしてみて、最も効果の高かった時間を採用するのがよいでしょう。
メルマガの効果測定のまとめ
効果測定によるデータの収集は改善策の前提となるものです。
適切な効果測定を行わなければ改善は見込めません。
また、メルマガの効果を引き出すためには開封率やクリック率など、さまざまな指標の効果測定と配信を繰り返す必要があります。
効果測定を含めたメルマガ運用全体の改善・効率化を図りたい場合は、便利なツールを活用するのも1つの方法になります。
正確な効果測定をもとにメルマガをブラッシュアップし、ユーザー満足度の高いメルマガの配信を目指していきましょう。