Excel(エクセル)の日付の関数には、『年』『月』『日』の数値をそれぞれ使える様にする物が在ります。日付として『2/22』の様に入力すれば、『2020/2/22』とExcelが自動で日付の状態に変換してくれます。日付が入ったセル同士を計算すれば、何日間の差があるかの計算も出来ます。ただ、『年』だけとか『月』だけの数値を扱う時にはこのままでは難しい訳ですね。そこでそれぞれの数値を扱える関数が役立ちます。それが『YEAR』『MONTH』『DAY』関数になる訳ですね。それぞれ『YEAR』は年、『MONTH』は月、『DAY』は日の部分を抜き出せます。こうする事で日数解散が出来る様になることが出てくるわけですね。今回はこれら3つについて、引数の指定の仕方や使用方法について紹介します。
YEAR】【MONTH】【DAY】関数の説明はこちら↓↓
目次
Excelで日付から年の数値を抜き出せる!【YEAR】関数の活用!
では、日付の値から『年』に当たる数値が出せるExcelの【YEAR】の記入法、活用方法について説明をして行きます。他の関数などと同様に引数などはシンプルです。どういう形になるのか、ここでも特徴を掴んでいきましょう!
【YEAR】関数の引数や記入方法とは?
『=YEAR(日付〕』
- 引数に指定した日付の数値から『年』を抜き出します
- 【TODAY】関数を引数に指定出来ます
- 【DATE】関数と組み合わせて、新しい日付を作成出来ます
日付の計算をする時などに活用します。『年』の数値を抜き出して、計算に使用したりします。今から『〇年後』を表示させるといった時に活用出来ます。
Excelの関数で日付から年に当たる値を出させる!【YEAR】の活用
では、年に当たる数値をExcelに表示をさせてみます。この関数も引数に当たる内容は1つだけになりますので使い方も簡単になっています。
1 年を書き込みたい所に、『=YEAR(』と書き込みます。
2 引数として、日付が書かれているセルを指定しましょう!
3 エンターキーを押したら完成です。『年』に当たる数値が表示されていますね。
Excelで日付から『月』の数値を抜き出せる!【MONTH】関数の活用!
2つ目に日付の値から『月』に当たる数値を出すExcelの【MONTH】の記入法、活用方法について説明をして行きます。これも他の日付の関数などと同様に形はシンプルです。特徴を掴んでいきましょう!
【MONTH】関数の引数や記入方法とは?
『=MONTH(日付〕』
- 引数に指定した日付の数値から『月』を抜き出します
- 【TODAY】関数を引数に指定出来ます
- 【DATE】関数と組み合わせて、新しい日付を作成出来ます
基本的には『YEAR』とやれる事は同じになります。出てきた数値が『年』なのか『月』なのかの違いくらいですね。使い方も似ているのでコツを掴んで行きましょう
Excelの関数で日付から月に当たる値を抜き出す!【MONTH】の活用
では、月にあたる数値をExcelに表示をさせてみます。この関数も引数に当たる内容は1つだけになりますので使い方も簡単になっています。
1 年を書き込みたい所に、『=MONTH(』と書き込みます。
2 引数として、日付が書かれているセルを指定しましょう!
3 エンターキーを押したら完成です。『月』に当たる数値が表示されていますね。
Excelで日付から日の数値を抜き出せる!【DAY】関数の活用!
最後に日付の値から『日』に当たる数値が表示出来るExcelの【DAY】の記入法、活用方法について確認をしていきましょう。この関数もこれまでと同じ様になります。特徴を掴んでいきましょう!
【DAY】関数の引数や記入方法とは?
『=DAY(日付〕』
- 引数に指定した日付の数値から『日』を抜き出します
- 【TODAY】を引数に指定出来ます
- 【DATE】と組み合わせて、新しい日付を作成出来ます
これまで同様、日付の計算をする時などに活用します。『日』の数値を、計算に使用したりします。指定した期間が何日あるのかの計算などで活用されたりします。
Excelの関数で日付から日に当たる値を抜き出す!【DAY】の活用
『日』に当たる数値のExcelの表示をさせてみます。この関数も引数に当たる内容は1つだけになりますので使い方も簡単になっています。
1 日を書き込みたい所に、『=DAY(』と書き込みます。
2 引数として、日付が書かれているセルを指定しましょう!
3 エンターキーを押したら完成です。『日』に当たる数値が表示されていますね。
Excelで指定した日付から、『〇年□月△日後』の日付を関数で作成してみよう!
応用編として日付を指定して、そこから『〇年□月△日後』の日付がいつになるのかをExcelの『YEAR』『MONTH』『DAY』と日付を作成する『DATE』関数を使って作成をしてみます。
1 指定する日付と『〇年□月△日後』にあたる数値をそれぞれに入力します。
2 日付を作成する関数を書きます。『=DATE(』まで書いておきましょう
3 引数を指示して行きます。
1つ目の引数に『YEAR(A5)+B5』、2つ目で『MONTH(A5)+C5 』3つ目で『DAY(A5)+D5』と指定します。
4 関数が『=DATE(YEAR(A5)+B5,MONTH(A5)+C5,DAY(A5)+D5)』になっているのを確認出来ましたか?確定すれば日付が表されますね。
日付の関数群は、単体で使用するよりも、今回の例の様に組み合わせで活用される事の方が多いです。組み合わせる事でどのような動きをしているのか理解をして使いこなして行きましょう!
Excel関数で日付から年・月・日を抜き出そう【YEAR】【MONTH】【DAY】関数|【まとめ】
Excel(エクセル)の日付関数の中に在る、【YEAR】【MONTH】【DAY】関数について使用法、活用法について紹介しました。それぞれについて復習すると、
- 『YEAR』は日付から『年』の数値を抜き出す
- 『MONTH』の日付から『月』の数値を抜き出す
- 『DAY』は日付から『日』の数値を抜き出す
といった感じですね。
最後の例で書いた通り、日付の関数単体で使うというよりは、組み合わせでの活用が多くなります。慣れるまでは難しいかもしれませんが、考え方を掴めばいろいろな日付計算が出来る様になります。動きを捉えて使い分けられるようにして行きましょう!