Excel(エクセル)のセルに入力してあるデータにセル参照があるか調べる関数として『ISFORMULA』と『ISREF』関数があります。関数の読み方は『ISFORMULA』(イズ・フォーミュラ)と『ISREF』(イズ・リファレンス)と読みますね。
Excelでは計算式や関数を入力する事は多々あると思います。その時に他のセルの参照をして計算をしている事もあったりする訳ですね。そういった所をうっかり削除してしまうとどうなるでしょうか?選んだ先のセルが消えてしまったりするともちろんエラーになる訳です。そんな事にならない様にする為の仕組みを考えていった方がいい訳です。今回はセルを選んだか分かる関数の『ISFORMULA』と『ISREF』の2つについて紹介します。
目次
『ISFORMULA』と『ISREF』で何が判別出来る?異なる点をチェック!
セルの参照の判別を出来るという事ではありますが、この二つの関数についての違いは何でしょうか?
使い分けが出来る様に違いについて下記の表で整理しましょう!
関数 | チェック項目 | |
---|---|---|
ISFORMULA | 引数に指示したセルが他を選らんでいるかどうか | |
ISREF | 引数がセル参照かどうか |
まとめるとこんな感じですね。言い回しがややこしいかもしれません。
『ISFORMULA』は引数に指示されたセルの内容で判別をします。『=○○』という事であれば参照されているという判断になります。なので『=1+2』みたいに計算式を書いている所もセルの参照という判断をします。
『ISREF』は、この関数自体の引数が他を選んでいるかどうかで判別します。引数で他のセルを選んでいる関数を書いたとしても他を選んでいるとはなりません。
なかなかイメージしにくい感じですね。次の使用例で内容を抑えておきましょう!
『ISFORMULA』の活用で判別をやってみる!
実際に関数を書いてどんな結果が出て来るのか確認をしてみましょう!
関数式:『=ISFORMULA(判別する所)』
と言った感じで書きます。
引数がセル参照と判断すれば『TRUE』、選んでいるじゃなければ『FALSE』という判定になります。
上記で書いた通りセルを参照しているかどうかは『=』を使った式になっているかどうかという所がポイントですね。
セルを参照しているか判別を『ISFORMULA』でやってみよう!
Excelに数値をいくつか書いてみました。
セルを選択しているかどうか分かりやすくする為に数式を表示する様にしています。
これでどの様な判定になるか確認をしてみます。
判定する所で『=ISFORMULA(A2)』を書き込みます。
関数を確定させたら、コピーをして表の内容を全て確認しましょう。
計算式として『=○○〇』の様になっている部分に関しては『TRUE』という事でセル参照をしていると言った判定になっているのが分かりますね。
『ISREF』の活用による判別をやってみる!
2つ目の関数の書き方を確認して行きましょう。こっちは引数がセルを選択にしているかどうかですね。
関数式:『=ISREF(判別する所)』
という感じになりますよね。
今回は引数を指定する時にセルを選んでいるになっているかどうかという事になります。
内容的にどのような時に『TRUE』や『FALSE』になるのか確認をしてみましょう!
セルを参照の引数かの判別を『ISREF』でやってみよう!
今回は引数の内容がどうなっているのかで判別が変わるので直接作成してみましょう。
判定する所で『=ISREF(A2)』を書き込みます。
セルを選んでいるので『TRUE』となっていますね。
では次に引数に関数を入れてやってみます。
『=ISREF(SUM(A2))』という感じで書き込みます。
結果は『FALSE』ですね。
SUMでセルの参照をしていますが、ISREF自体の引数として他のセルを選んでいる事では無いという判別になる訳ですね。
Excelのセルにセル参照があるか【ISFORMULA】・【ISREF】関数で調べる|【まとめ】
セルを選択しているかどうかが分かる関数として2つの『ISFORMULA』と『ISREF』についてどんな違いがあるのかを含めて紹介しました。
セルの参照と言っても考え方の違いによって結果も変わってくるんですねぇ。これらの関数はシステム的にセルを選択していたらどうするとか動きを変える時などに使われたりします。この辺りは他のISの関数と同じ用途になります。まだまだ判別するやつは残っておりますので合わせて覚えて行きましょう!