Excel(エクセル)で日付から曜日を求める時に使える関数が『WEEKDAY(ウィークデイ)』関数ですね。
日付から曜日を表示させるのは、表示形式の設定を変えてあげれば出来ますね。ただ単純にExcelで曜日を表示させるのであれば、表示形式で十分ですが、例えば給与計算の様に曜日ごとに休日手当などで計算が変わってくるという場合はどうでしょうか?IFと組み合わせて条件を指定すればそういう動きをする仕組みは作れますが、表示形式をIFの組み合わせは設定が若干大変です。そんな時に活躍するのが『WEEKDAY』関数になる訳ですね。
今回はExcelで曜日ごとの操作が出来る様に『WEEKDAY』関数の書き方と活用方法について確認をして行きましょう!
目次
Excelで時刻のデータを扱う『TIME』の書き方と活用方法を知ろう!
まずは『WEEKDAY』について引数の内容と書き方をチェックしていく事にしましょう。今回の関数では必要な引数が2つになる訳ですが、ポイントになるのは2つ目の引数なんですね。これによって使い方が変わって来るのでコツをしっかりと掴んで行きましょう!
『WEEKDAY』の引数と書き方についてチェック!
では早速、関数の引数の内容と書き方を覚えて行きましょう!
関数の書き方に関しては、以下の通りになります。
関数式:『=WEEKDAY(日付のシリアル値、種類)』
最初の引数には【日付のシリアル値】を指定します。シリアル値と書きましたが、日付形式で入力している、あるいは日付形式で表示されているデータであれば大丈夫です。
ポイントは2つ目の種類になります。『WEEKDAY』は、結果を数値で表示します。日曜日なら1、月曜日なら2といった感じですね。この時にどの様日をどの数値にするのか決めるのが【種類】の部分になる訳ですね。ここを覚えておかないと結果から話が変わって来ますので気を付けてください。まとめると以下の通りです。
種類の数値 | 結果の数値 |
---|---|
1 | 1(日曜日)~7(土曜日) |
2 | 1(月曜日)~7(日曜日) |
3 | 0(月曜日)~6(日曜日) |
11 | 1(月曜日)~7(日曜日) |
12 | 1(火曜日)~7(月曜日) |
13 | 1(水曜日)~7(火曜日) |
14 | 1(木曜日)~7(水曜日) |
15 | 1(金曜日)~7(木曜日) |
16 | 1(土曜日)~7(金曜日) |
17 | 1(日曜日)~7(土曜日) |
表を見てみると【1】と【17】、【2】と【11】は同じ内容になっています。この場合はどちらを使用しても変わりません。好きな方を設定してみて下さいね。
『WEEKDAY』で曜日を表示させてみよう!
この関数を使った曜日表示をしてみましょう。日付と種類に使用する数値を入力しています。日付については分かりやすい様に曜日を表示させています。種類によって曜日が変わるのに注意して確認してみましょう!
セルに『=WEEKDAY(A3、B2)』と書き込みます。1つ目の引数に日付、2つ目に種類を設定している訳ですね。
結果を確認してみましょう。それぞれの曜日がどの様な数値になっているかがポイントです。
他の種類の所も同じ様な考え方で関数を書いて埋めてみて下さいね。
ちなみに画像内の計算式は、オートフィルで関数をコピーする事を考えて、計算式を『=WEEKDAY($A3、B$2)』という内容で作成しています。
Excelの関数で日付から曜日を求める【WEEKDAY】の使い方|【まとめ】
Excelに入力している日付から曜日を考えて操作をする為の関数として『WEEKDAY』関数の活用方法について紹介しました。
ポイントは2つ目の引数の種類の値の設定方法ですね。表にまとめた通り度の数値を指示したかによって結果が変わって来ます。ちなみにここの引数は省略も可能になっています。2つ目の引数を省略した場合は『1』を設定した時と同じ結果になります。
内容をしっかりと理解して使いこなして行ってくださいね。