今回は居酒屋さんのチラシを作成していきます。
パワポでチラシを作成するときは最初にページ設定からはじめます。
(印刷屋さんに出すことを前提に作るので幅、高さにも注意!)
目次
12/31配信 【第33回】【パワーポイントでデザイン】広告制作します!(居酒屋さん編①)
今回は図形を組み合わせて写真をいれる部分を作るところまで行っております。
レイアウトを考えながら図形を配置します。この動画は図形を入れて写真を配置していくところまで行っております。
レイアウト、ページ設定をする
パワーポイントは「デザイン」→「スライドのサイズ」→「ユーザー設定のスライドのサイズ」で設定を行います。しかし、スライドのサイズ指定でA4サイズを選んでも実はA4にならないのです。
スライドのサイズ指定をカスタムにして自分で設定をします。ちなみにA4横であれば、幅29.7cm高さ21cmになります。そしてさらに印刷屋さんに入稿することを考えると「塗り足し」と呼ばれる余白が上下左右で0.3cmずつ必要になります。
ひし形の図形を作成していきます
正方形を描きます。大きさは適当で構いません。シフトキーを押しながらドラッグすると正方形が描けます。
次にひし形にするために回転させますが、このときもシフトキーを押しながらドラッグすると斜め45°に回転することができます。
そして大きさをスライドの上下と右端に合わせるように編集します。
- スライドの右端にくっつける
- 左上のハンドルをつかんで左上にシフトキーを押しながら伸ばす
- スライドの上部に合わせるようにくっつける
この方法で行うとやりやすいです。(動画7:55あたりを参考)
直角三角形の作成
次に右下に入る直角三角形を作成します。これも最初は大きさを適当につくります。
大きさを編集するときは先ほどのひし形と同様に右下にくっつけて左上に伸ばしてあげるとやりやすいです。
シフトキーを押しながら操作することを忘れないでくださいね。
これをコピーしながらほかの図形も作成します。
そして左上の二等辺三角形を作成します。こちらも大きさは適当に作成して調整していきます。
上と左右を合わせますが、どうしても形が揃わないことがあるので微調整をくり返していい感じになるようにします。(動画11:52あたりを参考)
並行にならない時は「図形の編集」のところにある「頂点の編集機能」を使ってもOKです。
スライドからはみ出したところを削るにははみ出したところに重ねるように四角を描いて
二等辺三角形と四角を選択、「図形の結合」の中にある「図形の切り出し」を使うと、はみ出したところを切り取れます。(動画14:20あたりを参考)
- 右下の直角三角形を作成
- 右下の直角三角形をコピーして右上の直角三角形を作成
- 右下の直角三角形をコピーして左下の直角三角形を作成
- 左上の二等辺三角形を作成する
- はみ出たところを図形の切り出しを使って削除する
隙間を統一するのはなかなか難しいので調整して適度に開けておく感じでOKです。
図形に写真をいれていく
図形に塗りつぶしで写真を入れていきます。図形を選択→「図の塗りつぶし」→「図」→「ファイルから」→目的の写真を選択
ところが写真を入れると元々正方形を回転させたものなので写真も回転してしまいます。これは「詳細設定」→「塗りつぶし」→「図形に合わせて回転する」のチェックを抜くと解決できます。(動画17:12あたり参考)
そして、他の図形にも同じ手順で写真をいれていきます。
写真の位置を変えたい時は、詳細設定から少し位置を変えることができます。(横方向に移動、縦方向に移動、大きさを変えると写真の位置が変わる)
写真の大きさによっては移動すると写真が見切れることがあるので、サイズを変えて調整します。縦と横のバランスを見ながらサイズを変えないと写真がゆがむので注意してください。(動画18:23あたり参考)
最後に左下の直角三角形は黒に塗りつぶします。
1/7配信 【第34回】【パワーポイントでデザイン】広告制作します!(居酒屋さん編②)
前回は図形を書いてレイアウトを整えて写真を入れるところまで行っておりますのでその続きです。今回は左下の部分のデザインを作成していきます。
図形などの表示・非表示について
図形や文字を重ねて配置する際、選択していない図形が動いてしまうことがあります。目的でない図形が動いて気づいたらとんでもないところにあったりするのを防ぐために図形の表示・非表示を使います。
「ホーム」→「選択」→「オブジェクトの選択と表示」を使って図形の表示・非表示をすることが出来ます。目的の図形以外が動いてしまうことがないように非表示にしておくと作業しやすいです。または、文字や図形を重ねる時は新しくスライドを用意して別に作って張り付ける方法もおすすめです。
4つ正方形を書いて回転させる
正方形を1つ書きます。その正方形をCtrlキーを使って右と下にコピーしていきます。すき間を統一させるために小さい正方形を中心に置くとよいです。
その4つ書いた正方形をグループ化させて回転させてひし形状にします。
ひし形状にして配置して文字を書いていきます。
文字を書くときにパワーポイントはテキストボックスを分けて書いたほうが使い勝手がよいのでおススメです!
1/14配信 【第35回】【パワーポイントでデザイン】広告制作します!(居酒屋さん編③)
今回で完結です。居酒屋さんのチラシを作成していきます。前回は左下のロゴや情報が入るところをテキストボックスを使って書いていったのですが、今回は三角形を書いて写真を配置していきます。
写真を配置する目安にするため一回り大きいひし形を書きます。
最初に背景が今は必要でないので非表示にします。そして写真を置くための目安として前回書いたひし形よりも一回り大きいひし形を書きます。(動画8:08秒あたりを参考)
正方形を描いて45度回転させますが、Shiftキーを押しながら回転させると45度回転させることができます。
さらに重なり順が一番上になっているので重なり順を変更します。重なり順は「描画ツール・書式」→「背面へ移動」→「最背面に移動」で変更します。
実際に写真を配置する直角三角形を書きます。
まずこの三角形も大きさは適当に最初書いていきます。三角形はオレンジの印を動かすことによって直角三角形になります。ただし、これだけでは用紙の端に合わないので、「図形の編集」→「頂点の編集」で図形を伸ばしたり縮めたりします。この「頂点の編集」を使えばある程度図形をカスタマイズすることが可能です。
この大きな三角形を目安として小さい三角形を書きそこに写真を配置していきます。先ほど書いた直角三角形に合わせて小さい三角形を書いていくことになります。やはり「頂点の編集」で図形を合わせていきます。あくまで大きい三角形は目安になります。この三角形を3つ描いていきます。
配置した三角形に「塗りつぶし」で写真を配置していきます。
写真は三角形の設定で「図形の塗りつぶし」→「図」から配置していきます。そうすると場所によっては写真がひっくり返ったようになります。それは図の詳細設定から「図形に合わせて回転する」という項目にチェックが入っているためです。(動画19:30あたりを参考)このチェックを外せば写真がひっくり返った形にはならないです。ここが図形に合わせて写真を入れるときのポイントです。
お店の詳細情報のところを作成する
四角形を2つ書いて検索窓を作成していきます。検索窓については図形の中に直接文字を書いてもよいと思います。そのほか電話番号なども配置していきます。
QRコードですがこれは作成するサイトがあるのでそこから簡単に作成することができます。サイト自体はたくさんあるのでどれを使ってもよいと思います。どのサイトを使ってもURLを入力する欄があるのでそこに入力すれば簡単に作成でき、ダウンロードすればすぐ使えるようになります。(動画25:25あたりを参考)
【パワーポイントでデザイン】広告制作します!(居酒屋さん編)まとめ
これで完成になります!いかがでしたでしょうか?
今回のポイントは図形を使って写真をトリミングしていくところです!図形の塗りつぶしを使うと色んな形で写真をトリミングしたような魅せ方ができると思います!また、図形をきれいに並べていく、編集するというところもポイントです。図形の形をカスタマイズする場合「頂点の編集」という機能を使えばいろんな形に変化させることが可能です。ぜひチャレンジしてみてくださいね!