Instagramではユーザーに見られやすい様々な広告フォーマットが展開されています。
「Instagramに自分で広告を出してみたいけれど、どんな種類があるの?」
「Instagram広告の費用はどれくらい必要?」
そんな方に向けて、この記事では以下の内容を説明しています。
- Instagram広告の特徴、出稿される場所
- Instagram広告の種類は主に6種類 それぞれの特徴を詳しく説明
- Instagram広告にかかる費用
目次
Instagram広告の特徴
Instagram広告は、Facebookを運営しているMeta社のサービスで、ユーザー情報のもと、広告を打ちたいコンテンツに興味・関心が似ているユーザーに、ターゲティング精度の高い広告を出すことができる強みがあります。
Instagramのユーザー数は10億人以上といわれ、そのうち日本のユーザー数は約3300万人で、最も利用率が高い年代は20代、その次が10代、30代となっています。数あるSNS広告の中でも、特に若年層にアプローチしやすい場所と言えるでしょう。
広告が出稿される場所
Instagram広告はインスタ上のどこに表示されるのでしょうか?
出稿場所は、以下の4つの配信面です。
<場所> | <場所の特徴> |
---|---|
フィード | タイムライン フォローしている投稿が並ぶ |
ストーリーズ | 一時的な投稿が24時間限定で配信 |
リール | ショート動画 |
発見タブ | 新しい情報の提案 |
これらの場所に、他のユーザーの投稿にまぎれて広告が表示される仕組みです。
Instagram広告の種類は主に6種類
広告の形式は主に6種類あります。どんな特徴があるのかそれぞれ詳しく見ていきましょう。
- 写真広告
- 動画広告
- ストーリーズ広告
- カルーセル広告
- 発見タブ広告
- コレクション広告
写真広告
写真広告は、写真1枚とテキストによって構成される、一番シンプルな広告形式です。
写真広告のメリットは、瞬間的にユーザーにアピールすることができることです。
動画と比べて制作費用も少なく済むのも良いですね。
写真広告は、フィード、ストーリーズ、発見タブで掲載することができます。
動画広告
動画広告では、動きや音による情報も加えられる為、写真に比べてより商品やサービスのイメージを伝えやすくなります。
例えば、商品の使用方法であったり、動きや音で魅力を伝えたいコンテンツでは、動画にすることで、よりユーザーにイメージを深く印象づけることができそうですね。
動画広告は、フィード、ストーリーズ、リール上で、最大60秒の長さで掲載できます。
ストーリーズ広告
ストーリーズ広告は、スマホ上で写真や動画が縦長のフルスクリーンで配信される為、ユーザーの目を引きやすい広告表示です。また、ユーザーの日常的な情報が流れることが多い特性上、自然にユーザーの目に入ってきやすくなる点もポイントです。
そして、「今すぐ購入」「詳しくはこちら」など、CTA(リンクでページ遷移できるボタン)を設定することで、興味を持ったユーザーをそのまま購入ページや企業ページにジャンプさせることも可能です。
ストーリーズ広告は、ユーザーがフォローしているアカウントの投稿にまぎれて表示されます。通常投稿は24時間で消えますが、広告の場合、消えることはありません。
カルーセル広告
カルーセル広告は、1つの広告を、複数の動画、写真、文章で伝えることができるフォーマットです。ユーザーは、スワイプ操作をして順番に広告を表示していきます。
ひとつの画像や動画の配信よりも、多くの情報を段階的にユーザーに届けることができて、それぞれにCTAを設定できます。
広告コンテンツを順番に並べることができる特性上、ストーリー性があったり、複数のコンテンツを組み合わせた、クリエイティブな広告を打つのに効果がありそうですね。
カルーセル広告は、1広告につき10の画像・動画を組み合わせでき、フィード、ストーリーズ、リール、発見タブで配信されます。
発見タブ広告
新しいコンテンツを探しているユーザーが、インスタ上で虫眼鏡のアイコンをタップすると表示される「発見タブ」に出る広告です。
新しいトレンドを求めている、積極的なユーザーが見る場所なので、例えば新しく発売する商品や新たなコンテンツを発信する際に活用したり、新規開拓を求めるユーザーとの繋がりが期待できそうですね。
コレクション広告
コレクション広告は、カタログのような広告フォーマットです。ユーザーが、並んでいる複数の商品から気に入ったものを選んで、そこから購入するまでを促すことができます。
このフォーマットは、自社の商品をたくさん紹介したい、ネット通販などの企業での需要が高い形式となっています。コレクション広告では、画像と動画、どちらも出稿が可能です。
Instagram広告にかかる費用
では、Instagramにこれらの広告を出すのに、どれくらい費用がかかるのでしょうか?
Instagram広告では、掲載場所に料金が設定されているわけではなく、課金方式が決まっていて、広告の目的に応じて自動的に適切な方式に判別されます。
予算金額を設定できる為、低予算から始められて、広告費が予算を超えることはありません。
4つの課金方式
Instagram広告の課金方法には4つの方式があります。
- CPC 広告1クリックごとに費用が発生(クリック課金)
- CPI アプリがインストールされるごとに費用が発生
- CPM 1000回表示毎に費用が発生(インプレッション課金)
- CPV 1回の動画再生で費用が発生
例えば、商品をもっとたくさんの人に知ってほしいという目的であれば、CPC、CPMが課金方式となります。Instagramになぜ広告を出すのか、どんな成果を上げたいかが明確であれば、それに見合った課金方式が設定できます。
広告の相場と運用
Instagram広告の最低出稿金額は100円からと、低予算で始められる魅力がありますが、その時の相場によって広告にかかる金額が変動します。相場は、Instagram広告出稿金額のオークションによって変動する仕組みです。
CPC(クリック課金)の場合、1クリックで相場は40円~100円です。
多くのInstagramユーザーに認知したいのであれば、数百円で効果的な広告を出すことはむずかしく、最低でも1日1000円以上から運用したほうが良いでしょう。
CPM(インプレッション課金)の場合、1000回表示あたりの相場は約500~1000円です。
そして、Instagramに広告を出した後も、せっかく予算をかけたのに、目標達成ができなかったらもったいないですよね。どれくらいの成果があったのか検証し、常に予算、広告のクオリティやフォーマットを改善をしながら運用していくことが重要です。
記事のまとめ
はじめにお伝えしたとおり、Instagramは20代を中心とした、若年層を中心に利用されているSNSプラットフォームです。
今回紹介した6種類の広告形式だけにとどまらず、今後、トレンドの変化に伴って、次々に新しい広告形式が生まれ、そしてトレンド需要がないものはすぐ無くなってしまうことが予想されます。
今一番効果的な広告形式を選択し、目標達成に繋げていけるよう、常にその時のトレンドを分析しながら広告運用をしていきましょう。