【2025】おさえておきたい日本のWebデザイン業界のトレンド

【2025】おさえておきたい日本のWebデザイン業界のトレンド

2025年のWebデザイン業界は、まさに「テクノロジーと感性の融合」が加速するフェーズに突入しています。AIによる自動生成技術が当たり前になったからこそ、これまで以上にWebサイトには「ブランド独自の物語」を体現する、手触り感のあるクリエイティブが求められるようになりました。
単に情報を整理するだけのUI(ユーザーインターフェース)から、訪れた瞬間にその世界観へ没入させるUX(ユーザー体験)へ。デバイスの進化により表現の幅が広がる中で、日本国内でも無視できない重要なキーワードがいくつか浮上しています。今回は、世界の潮流を汲み取りつつ、日本のマーケットにフィットする最新トレンド10選を詳しく紐解いていきましょう。

  1. Immersive Design
  2. Minimal Design
  3. 90s~Y2K Design
  4. Grain + Gradient
  5. sasutainable design
  6. Typography Design
  7. New Naturalism Design
  8. 3D Design
  9. Glassmorphism
  10. Neo Brutalism Design

これらが2025年の主なWebデザインのトレンドです。それではひとつずつ見ていきましょう。

1. immersive Design

1. immersive Design

ユーザー体験型Webサイト。画面をスクロールするごとに表現が変化するインタラクティブデザイン。ユーザーがスクロールなどのアクションをすると画面全体が反映されるので没入感を与えれるとともに、ブランドの世界観も空間として表現しやすいメリットがある。最近ではImmersive Designを取り入れている企業やブランドが世界的に増えてきている。ITテクノロジーやテクノロジー企業、さらにはホテルやファッションなど幅広いブランドのウェブサイトにも採用されている。

2. Minimal Design

2. Minimal Design

近年人気のミニマルデザイン。シンプルだけどどこか温かみがあるデザインは日本のみならず世界的にも愛されている。伝えたい情報や意図を明確に伝えやすいという特徴もあり、コスメや生活雑貨などのオーガニックブランド、ファッション系のサイトにマッチしている。

3. Y2K Design

3. Y2K Design

90年代からY2Kといわれる2000年代にかけてのスタイルのエッセンスをうまく活用し現代のスタイルと融合するデザインはここ数年、流行している。ポップなロゴやカラー、ホログラフィックや色反転した画像編集を加えると当時のエネルギーを彷彿とさせるビジュアルとなる。サブカルチャーや音楽のグループなどアーティストにぴったりのデザイン。長年流行中のミニマルデザインに対する反動としてもっと遊び心があるデザインとして生まれたとされている。

4. Grain + Gradient

4. Grain + Gradien

通常の滑らかなグラデーションに微細なノイズや粒状感を加えることで、デジタル特有の無機質さを和らげ、感情や空気感を伴った印象を与える表現手法。
バックグラウンドが独特な唯一無二の雰囲気を演出することができる。ブランドやコンテンツの「思想」や「雰囲気」を伝える役割を担うため、Webデザイン、映像制作、音楽、アート、ファッションなど、感性や世界観を重視する分野との相性が非常によい。

5. Sustainable design

5. Sustainable design

近年、世界的なサステナビリティの意識からEarthyな要素をWebデザインに取り入れる企業やブランドが増えてきた。環境問題への意識が高いというアピールにもつながる。しかし単なる環境に配慮しているというアピールだけではなく、長く使われ続けること・社会や人、自然との関係性を大切にする姿勢を視覚的・体験的に伝えるデザインテーマでもある。

6. Typography Design

6. Typography Design

フォント自体を主役としグラフィックデザインの要素が入ったデザイン。無駄な装飾を排し、文字そのものの美しさや構造を活かすことで、洗練された印象を与える。またブランドの人格の表現にも適しており、太さや書体を変えることでユーザーはどんなブランドかを判断しやすい。

7. New Naturalism Design

7. New Naturalism Design

ミニマルとサスティナブルの要素を融合させたようなデザイン。自然の要素を現代的・抽象的に再解釈したデザインテーマ。木や葉、土といったモチーフを直接的に表現するのではなく、色の揺らぎ、質感、リズム、不完全さといった「自然が持つ構造や振る舞い」を取り入れることで、洗練されたナチュラルさを表現できる。
移住先や地方の温かさ、自然体で丁寧でセンスがいいという印象を与えれることで「無理のない美しさ」「持続可能な心地よさ」を伝えられる。

8. 3D Design

8. 3D Design

3Dマテリアルでロゴやフォントを表現する手法。3Dデザインは感情表現の幅が広く、先進性やテクノロジーな印象を与えつつも、遊び心も表現できる。そのため、IT企業、スタートアップ、ゲームといった業種に向いている。

9. Glassmorphism

9. Glassmorphism

半透明の表面とすりガラスのような効果を用いるグラスモーフィズム。
このデザインはappleが2025年に導入した新ソフトウェアデザイン「Liquid Glass」のようなガラスのレイヤリングすることで空間の奥行きを表現でき、シンプルで洗礼された効果が得られる。SaaSやスタイリッシュなプロダクトブランド、ITのWebサイトに採用されやすい。

10. Neo Brutalism Design

10. Neo Brutalism Design

もとの語源は建築様式の用語で打ちっぱなしコンクリートなどの素材、構造、機能主義という意味があり、飾り気がなく荒々しい力強さといった印象を与える。その派生語でネオブルータリズムという言葉が生まれた。
単純なカラーや大胆なデザインの気取らなさが記憶に残りやすく、他社との差別化にも役立つ。また複雑なアニメーションもなくシンプルなHTML構造なのでありのままの印象をユーザーに与えられる。

まとめ

近年では多様性という言葉も定着してきましたが、2025年はデザイン業界でも多種多様なデザインがトレンドになっていますね。今後もUI / UX、アクセシビリティを追求しつつ、各社、各ブランドの世界観の表現や差別化を図っているWebデザインが予想されます。2025年のトレンドは、「90s〜Y2K」のようなレトロフューチャーな感性と、地球環境や心身の健康に配慮した「サステナブル・ニューナチュラル」という、一見相反する要素が共存しているのが非常に興味深い点です。
世の中が装飾的なデザインでなく、自然体だけどおしゃれであったり、目の引くデザインを求めているのでしょう。