エクセルを使っていると、今までは普通に操作できていたのに、原因不明でファイルが開かない…ということがあります。仕事で必要なのにこうなってしまうと、全く作業が進まなくなってしまいます。 また、一時的なものであればまだよいのですが、きちんと対応しないとこの先も使えない状況が続いてしまいます。「何とかしてすぐに直したい」と思っても、いざ急に開けなくなると、たとえパソコンをよく知っている人であったとしても、困ってしまうこともあるはずです。今回は、様々な原因の中でも特に頻度の高いものをいくつか取り上げ、それぞれの解消法も含めてご紹介していきたいと思います。
ファイルが開けなくなる際に一番に考えられる原因とそのときの対応は？
まずは、なぜ開けなくなってしまうのか、考えられるパターンを見てきたいと思います。最初に確認ですが、こういった場合は「これではないか」という可能性が高いものから順番に試していくというのが鉄則なんです。今回の場合、まず疑われるのが、そもそもOfficeソフトが上手く動いておらず、修復を必要としている場合です。それによってアプリケーションソフトも当然影響を受けるという訳です。これは上手くいっていないプログラムがあるので、一度不具合があるかもしれないソフトをパソコンの中で直してしまおう、という考え方だとイメージいただくのが近いと思います。では、開けなくなったの要因がこのパターンなのかどうか、実際に操作して確かめていきましょう。手順ですが、初めにスタートボタンを押してスタートメニューを開きます。次に、コントロールパネルを起動してください。そうしますと、一覧の中「プログラムと機能」という項目がありますので、こちらをクリックします。その中を見ていくと、「Microsoft Office」があるので、カーソルを合わせて右クリックをしてみましょう。ここまで来ればあともう少しです。「変更、「修復」の順でクリックしてみましょう。これで、上手くいけば正常な状態になって動作するようになっています。再起動をしないと直ったかどうかが確認できないので、一度再起動をして確認をしてみる必要があります。これで元通りの動作ができていたとすれば、見事問題は解決です。
他にもどんなパターンが原因で開けなくなるの？
先ほどのやり方を試したけれどダメだった…という場合は次の方法を試してみましょう。仮に上手く開けないのが他の人が作ったファイルだったとすれば、この方法で開けるようになることがあります。まずはファイルエクスプローラーにいきます。次に、エクセルファイル上であればどれでもよいので右クリックをします。そうしますと、プロパティがありますので、こちらの「ブロック解除」というチェックボックスをONにして、「適用」をクリックします。これで必要な操作は終わりです。例えば、メールのやり取りで上手く動かないファイルがあるという時によくあるパターンです。いかがでしょう、解決できましたでしょうか？
もしこのやり方でも上手くいかないときに考えられるのが、保護ビューという機能です。これはどういうことかといいますと、本来この機能はファイルに悪いウイルスがくっついていないか、安全はでない可能性がないかを予めチェックしてくれるという便利なものです。しかし、これが働きすぎてしまうと、信頼できる相手から送られてきており。害がないファイルもはじいてしまうことがあるんです。使いこなせると非常に頼もしい味方ですが、今回のようなときはちょっと困ってしまいますよね。それでは、このときの対応方法はどのようにしたらよいのでしょうか。まずはアプリケーションを起動して、ファイルタブをクリックします。次にその中の下にあるオプションを選択し、「セキュリティセンター」を見てみましょう。そうしますと、「セキュリティセンターの設定」というところが確認できるはずです。ここをクリック、出てきた3種類のチェックを外してしまえば操作は完了です。これで正常に見られるようになっていませんか？
まとめ
ここまで、Excelを使っていて開けなくなったときに考えられるパターンとその対応について、いくつか確認をしてきました。もちろん、これだけで解決できないこともありますが、こういったトラブルが起きたときには可能性が高いものから順番にやってみる、というのが賢い方法です。特に最初にご紹介したパターンは、アプリケーションに何らかの不具合が出てきたときによくある原因のひとつなので、まずはこれを試してみて、もしも効果がなかったら次へ…という感じで進めてみてください。急に使えなくなると困ってしまいますが、10分程度で元に戻せる場合もあります。アプリケーションソフトを使っていると不具合はつきものですが、焦らずに、一つずつ確認して解決してみてくださいね。
