新しい商品をSNS広告やマーケティングで販売促進するとき、お客様であるユーザーに分かりやすく紹介できるのがランディングページ。企業はもちろん、個人経営・個人事業主で商品やコンテンツサービスを販売するときに利用している人は多いです。
「ランディングページ」を検索していくと【ペライチ】【Canva】【Wix】など、無料や低価格で作成できるサイトがあり、テンプレートを使って画像や文章を入力するという手軽さで自社のランディングページが作れるものの、ポイントをしっかり抑えた内容でなければ成約にはつながりません。
プロの制作会社でランディングページの改善を依頼するには費用がかかるので、まずは自分でテンプレート制作した内容を見直してみよう!SEO対策やホームページ制作の知識がない、初心者さんでもできるランディングページ見直しの改善ポイントをお伝えします。
これからランディングページを自分で作ろうと考えている人にも参考になりますよ!
目次
何故ランディングページがあるのに成約がのびない?
ランディングページが運用されて、あとは申し込みを待つばかり!なのに何もリアクションがない・・なぜ?と思った方はいませんか?
そもそもランディングページとは?
ランディングページとは、WEB上で広告やSNS、検索結果などでユーザーが気になった商品やサービスの情報詳細や購入のために訪れる最初のウェブページです。(LPと略される)
ホームページとは違い、ユーザーは下にスクロールするだけで必要な情報が一枚にまとまっているので、商品・サービスの確認と申し込みまでが一連の流れでできるのが特徴。
ランディングページの必要性
ランディングページがあることで、商品・サービスに興味をもったユーザーの注文やお問い合わせなどすぐにアクションを起こせる環境になります。ランディングページを運用することはコンバージョン率を上げることが目的になります。しかしユーザーにとって魅力的な内容でなければ、クリックされません。
コンバージョン率とは?・・ウェブサイトに来訪した全ユーザー数で、特定のアクションを 起こしたユーザー数の割合
初心者ランディングページ制作の落とし穴
初心者がランディングページ制作でやってしまいがちな落とし穴(失敗)は次の点です。
- ターゲットが広すぎて誰にも届かない
- ファーストビューで何を伝えたいか分からない
- スマホ対応されず見にくいデザイン
- 自社目線で伝えたいことばかり
- とりあえず作ってみた!で目的が曖昧
ランディングページに来訪してくれたユーザーが欲しい情報が分からなかったり、ユーザーが持つ悩みが解決しない内容では、ランディングページから離脱してしまいます。
制作時は、「このキャッチフレーズが興味を持ってもらえる・申し込みクリックにつながる」だろうと実施してみても、実際のユーザーのニーズに合っていなかったり、ユーザーに伝わっていない内容かもしれません。
ランディングページが運用されたら、コンバージョン率を分析して、何が問題なのかを考える必要があります。プロの制作会社でもこれは実施していること。ランディングページからユーザーが離脱してしまう部分を見つけることが重要です。
そこで初心者さんでもできる、まずは抑えておくべき改善ポイントを紹介していきます。
見直すべき改善ポイント3つ
改善ポイントその1 ファーストビュー
ファーストビューとは、ランディングページが表示された最初の画面のこと。
ランディングページを訪問したユーザーは3秒以内に「自分に関係があるか」を判断すると言われています。さらにファーストビューからサイト離脱するのは一般的に70%というデータもあります。
ランディングページ制作の落とし穴でもあった「ファーストビューで何を伝えたいか分からない」という部分の改善が必要です。
ファーストビューで抑えるべき点は次の3つです。
最初の画像で印象づける

↑ファーストビューの画像に適しているのは?
イメージ画像、特にファーストビューでの画像はランディングページの内容を印象付ける一番重要な要素。
- 商品がある場合は、その商品が一番よくわかる写真を使う
- 商品がないサービス業の場合は、サービスを利用したイメージが伝わる写真にする
あるいは動画を利用すると、それだけでユーザーが目を止める時間が長くなり、文書だけより情報量を濃くできるので、効果大です。
キャッチコピーで届ける
キャッチコピーに必要なのは、難しい言葉やカッコいい言葉ではなく、シンプルでわかりやすい文章で伝えるのが重要です。
「ターゲットの問題をどう解決するか」
「どんなベネフィットがあるか」
ユーザーが「私のことだ!」と強く響くような表現が求められます。
申し込みを導くボタン
申し込みボタン(CTA)は、ユーザーがアクションを起こすための部分。
大きさや色・形がボタンだと認識されるよう目立つ必要があります。
さらにボタンの文言にもひと工夫。ランディングページの冒頭では、
ファーストビューですぐアクションを起こしたいユーザーのために「購入はこちら」、
ページ末尾では購入に迷っているユーザーだといえるので「お気軽にお問い合わせください」というようにユーザーの心情に沿った文言にすると良いです。
改善ポイントその2 メリットよりベネフィット
メリットとベネフィットの違いは混同されやすいですが
メリット =「利点」「得」 →売り手の目線
ベネフィット=「利益」「恩恵」→買い手の目線
メリットは、商品やサービスの売りや特徴を伝えるのに対し、ベネフィットは、それを使うことで何が得られるかを伝えることです。ユーザーが自分事として捉えられ、未来像が明確になると、より商品・サービスの購入意欲につながります。
改善ポイントその3 信頼してもらう
初めて見るサイトやライティングページでは、良い商品なのか・本当に効果が得られるのか、ユーザーは気になるもの。他者からの評価やデータ表記は商品・サービスの裏づけや後押しになります。
- 実績や商品効果の結果を数値で紹介する
- お客様の声・口コミを載せる
- 会社情報や問い合わせ先を明記する
- セキュリティーやプライバシー保護を必ず表記する
WEB検索で口コミは必ずチェックするというユーザーは多いもの。同じユーザー目線でのリアルな情報は、商品・サービスの良さをダイレクトに伝えられる内容になります。商品を利用した人のその後の変化は、これから試そうとしているユーザーに有益な情報提供になっていきます。
改善ポイントのまとめ

→ユーザー目線のランディングページで成約を増やしていける改善を重ねよう
ここまで紹介した見直し改善ポイントは、専門知識がない初心者さんでもすぐに取り入れられる改善法です。
見直し改善ポイントで重要なのは「見出し(ファーストビュー)の工夫」「行動ボタンの最適化」「信頼性の演出」です。
改善ポイントを実践しても成約率が伸び悩むなら改善の余地がある証拠。コンバージョン率などのデータ分析をしたり、ユーザーのニーズをリサーチしたり、トライ&エラーを繰り返していくことでより良いランディングページになっていきます。
それでもやっぱり上手くいかない、時間をかけずに効率よく集客したい人は、プロの制作会社さんや専門家に依頼することをおススメします。

