最新!2025年 WEB広告  バナーサイズ まとめ一覧

最新!2025年 WEB広告  バナーサイズ まとめ一覧

Web広告において「バナーサイズを正しく知り準備する」ことは、配信可否・視認性・クリック率(CTR)に大きく影響します。特に2025年時点では、PC/スマホを問わず広告配信面が多様化しており、広告フォーマット(静止画・動画・レスポンシブ)も複雑化しています。

例えば、「レスポンシブディスプレイ広告」として、広告主が複数のアスペクト比(横長・スクエア・縦長)を入稿し、システム側が最適な表示面に振り分ける形式が主流となっています。

本記事では、2025年最新版として「7つの主要なバナーサイズ」をピックアップし、ディスプレイ広告(GDN/YDA)およびSNS広告(Instagram/Facebook/X/TikTok/LINE)という二つの大きな軸で整理します。併せて、準備時に抑えておくべきポイントや注意点も紹介します。

バナー広告・ディスプレイ広告とは

「ディスプレイ広告」とは、Webサイトやアプリ上の広告枠に表示される画像・動画付き広告を指します。テキストのみの検索連動型広告とは異なり、視覚的なクリエイティブを用いて訴求する点が特徴です。

その中でも「バナー広告」という言葉は、固定サイズまたは入稿サイズを指定した画像広告を指すことが多く、近年ではこれに加えて「レスポンシブディスプレイ広告(Responsive Display Ads)」という形式も普及しています。

レスポンシブでは、広告主が複数のアスペクト比の素材を入稿し、配信先や表示枠に応じて自動的にサイズや配置を調整します。特に、 Google ディスプレイネットワーク(GDN) / Yahoo! ディスプレイ広告(YDA)は、国内で非常に多く利用されており、「このサイズだけは押さえておきたい」というバナーサイズも運用実績から提示されてきています。

つまり、広告素材を作る段階で「どのサイズを作るか」をあらかじめ決めておくことで、入稿ミス・表示不具合・配信機会損失を減らすことができます。

ディスプレイ広告で押さえるべき7つのサイズ

ディスプレイ広告で押さえるべき7つのサイズ

解説・ポイント

  • 入稿時容量・形式(JPG/PNG/GIF)・テキスト比率(画像内の文字量)など、サイズ以外の仕様も要注意です。例えば、Googleでは「画像内文字が20%を超えるとリーチが制限される可能性あり」といった注意点があります。
  • ”どれだけ多くのサイズを作るか”という点で、運用効率を考慮すると「まず上記7サイズを準備する」ことで、PC・スマホ・レスポンシブすべての主要広告枠をほぼ網羅できます。
  • 細かく全サイズを作成するのは手間がかかるため、まず「キーとなる7サイズ」を抑え、必要に応じて他サイズを追加するのが実務的です。

入稿時の注意点

  • ファイル容量が大きすぎるとアップロード時に自動圧縮され、画質低下や表示不可となるケースがあり。例:YDAでは10 MB以下が推奨。
  • ファイル形式(静止画:JPG・PNG・GIF、アニメーション:必要仕様)を守る。
  • サイズ・アスペクト比を守らないと、配信されても表示崩れ・切れが発生するため、必ず媒体別の最新ガイドラインを確認。
  • レスポンシブ広告では、複数比率を用意することで配信先の幅が広がる。
  • スマホ閲覧が増えている現在、「モバイル最適化(縦型・スマホ用バナー)」を無視できません。
  • Google広告バナー (GDN)サイズ一覧
    Google広告バナー (GDN)サイズ一覧
    参考:
    参考:
    バナー(画像)-運用型-Yahoo!

    レスポンシブディスプレイ広告バナーサイズ一覧
    レスポンシブディスプレイ広告バナーサイズ一覧
    参考:レスポンシブ ディスプレイ広告のベスト プラクティス ガイド-Google
    参考:レスポンシブ(画像)-運用型-Yahoo!
    参考:ディスプレイ広告やSNS広告のバナーサイズ-LINEヤフー!for Business!

    SNS広告におけるバナーサイズ

    SNS広告におけるバナーサイズ
    ディスプレイ広告と並び、SNS広告も広告クリエイティブの準備においてバナーサイズ(あるいは画像/動画アスペクト比)が重要です。ここでは、主要なSNS広告(Facebook/Instagram、X(旧Twitter)、TikTok、LINE)で押さえておきたいサイズを整理します。

    SNS広告における代表的なバナーサイズ

    SNS広告も年々進化しており、特に縦型・正方形フォーマットが主流です。各プラットフォームでの最適サイズをまとめます。
    SNS広告における代表的なバナーサイズ

    解説・ポイント

  • SNS広告では「スクロール中」「短時間で興味を引く」ため、視認性(特にスマホ縦型画面)を重視することが増えています。縦長フォーマットが台頭。
  • 各プラットフォームで”推奨比率”が異なるため、同一クリエイティブを様々なサイズに展開する「マルチサイズ対応」が効果的です。
  • 動画広告やアニメーション広告の比率・長さ・容量にも配慮が必要です。SNSでは自動再生・音なしでも伝わる構成が望ましい。
  • SNS広告は「その場でスクロールされる可能性が高い」ため、バナー内の文字は大きく読みやすく、伝えたいメッセージを1〜2秒で伝えられる構成が求められます。

    Facebook広告バナーサイズ一覧
    Facebook広告バナーサイズ一覧
    参考:配置ごとの画像ピクセルサイズの最小要件-Facebook

    Instagram広告バナーサイズ一覧
    Instagram広告バナーサイズ一覧
    参考:配置ごとの画像ピクセルサイズの最小要件-Instagram

    X広告(旧Twitter広告)バナーサイズ一覧
    X広告(旧Twitter広告)バナーサイズ一覧
    参考:広告クリエイティブの仕様-X

    TikTok広告バナーサイズ一覧
    TikTok広告バナーサイズ一覧
    参考:カルーセル広告の仕様
    -TikTok

    LINE広告バナーサイズ一覧
    LINE広告バナーサイズ一覧
    参考:LINE広告の最新画像サイズ一覧
    -LINE

    展望とまとめ

    2025年時点で広告配信の環境はさらに加速・多様化しています。以下、今後の傾向と、それを踏まえたまとめを述べます。

    今後の傾向

  • 縦型動画・モバイル最適化:SNS/アプリ閲覧が主流となった現在、縦型・短尺・音なしでも印象を残せるフォーマットが重視されています。
  • レスポンシブ・AI最適化:広告プラットフォーム側で複数素材を最適化して配信する方式が主流となっています。例えば、前述したGDN/YDAのレスポンシブ広告仕様はその典型です。
  • 動画クリエイティブの拡大:静止画だけでなく、短尺動画バナー・アニメーションバナーがさらに重要になっています。これに伴い、バナー(静止画)+動画素材の組み合わせがスタンダード化していくでしょう。
  • まとめ

  • Web広告のバナーサイズを適切に準備することで、配信機会を最大化し、視認性・クリック率を向上させることができます。
  • 本記事では、ディスプレイ広告(GDN/YDA)用として「7つの主要サイズ」、SNS広告用として代表的なサイズを整理しました。
  • サイズだけでなく、形式・容量・比率・文字量・モバイル対応・媒体ガイドラインなど、「入稿仕様」に関するチェックも忘れてはいけません。
  • クリエイティブの訴求力(メッセージ・ターゲット・CTA)やテスト運用も併せて行うことで、広告投資の効果をより高めることができます。
  • 2025年以降も、「複数サイズ対応」「モバイル縦型」「動画活用」といったトレンドを抑えた素材準備が鍵となります。
  • 最後に。広告素材を作る際は上記掲載の表を参考に、媒体ごとの最新入稿仕様を都度チェックすることをおすすめします。
    ぜひ、2025年のWeb/SNS広告運用において、バナーサイズ設計からクリエイティブ施策まで、しっかり準備して成果につなげてください。