写真加工において最強のソフトであるAdobe Photoshop(フォトショップ)(アドビフォトショップ)はご存じですか?元々は初心者用ではなくプロ用の写真加工のソフトとして開発されました。そのため初心者にとっては高度なテクニックが必要になることが多く、初心者にはやや使い方が難しいと言われています。この記事ではAdobe Photoshop(フォトショップ)を初心者でもわかりやすくしたチュートリアルでまとめた記事です!
目次
Photoshop(フォトショップ)の機能は?契約は?インストール方法は?
photoshop(フォトショップ)の機能は?で何ができるのか?
Photoshop(フォトショップ)では明るさ・コントラストなどの写真補正や合成などの写真加工、WEB用のバナーデザイン作成、特殊な素材感を生かしたロゴの作成など表現できる幅がすごく広いのです。テクニックがあればあるほど様々な表現が可能となります。
2019年最新CCに大幅にアップデートした内容も含めてチュートリアル解説していきます。
初心者の方向けにショートカットを使うテクニックも記載しております。参考にしてください。
Photoshop(フォトショップ)を契約して使ってみよう
PhtoshopはAdobeSystem社と契約をして使います。
Adobe(https://www.adobe.com/jp/index2.html#)
Adobe Creative Cloud AppsをダウンロードしてAdobe Photoshop(フォトショップ)をパソコンにインストールします。ダウンロードするためにはAdobeアカウントが必要です。始めて使うという初心者の方はアカウントを取得するところから始めましょう。AdobeはこのPhotoshopの他にもAdobe IllustratorやAdobe Indesignなどデザインに関係するソフトを開発している会社です。
Photoshop(フォトショップ)初心者向け基本機能チュートリアル・テクニック
初心者の方はまずここから覚えましょう。
(1)写真を開く
Photoshop(フォトショップ)で写真を開くためには「ファイル」から「開く」を選びます。
画像が入っているフォルダを指定して開くをクリックします。
《Photoshop初心者向け基本チュートリアル》
ショートカットキーでは「control」+「O」でファイルを開きます。
(2)レイヤー機能の使い方テクニック
レイヤーとは透明なフィルム画像が何枚も重なっており、目的・用途によってその透明なフィルムに分けられているような形です。
Photoshop(フォトショップ)の画像は複数のレイヤーからできていることが多く、おかげで編集がしやすくなっております。
《Photoshop初心者向け基本チュートリアル》
レイヤーパネルで操作します。どこにあるかわからない場合は「F7」キーを押すと出てきます。
複数のレイヤーがあればここに上から見える順番で重なって表示されます。
目的のレイヤーをクリックするとそのレイヤーが編集対象になります。
写真を加工したいときに目的のレイヤーが選択されているのかを確認する必要があります。他のレイヤーが選択されていると目的の操作ができないという状態になります。
- 新規作成・・・新しくレイヤーを作ります。
- 削除・・・レイヤーの削除
- 表示・・・レイヤーの表示・非表示
- ロック・・・レイヤーを操作できないようにする
(3)画面ズーム機能、画面移動機能の使い方
細かい作業をする場合は写真を大きくして操作したいですよね。そういった場合は虫めがねツールでクリックをしてズームします。Altキーを押しながらクリックすると画面が縮小して全体が見えるようになります。初心者の方はここはしっかりと覚えたほうがよいです。
また、やり方が他にもあります。
- 「Ctrl」+「+」拡大 「Ctrl」+「-」縮小
- 「Alt」+トラックボール 回す方向によって拡大・縮小
- 「Ctrl」+「スペース」 クリックかドラックをすると拡大 「Ctrl」+「スペース」 +「Alt」で縮小
などがあります。試してくださいね。
初心者の方には①の方法がおススメです。
(4)操作を戻す・進める
操作を間違ってしまった場合に元に戻すのは「編集」→「1段階戻す」です。
元に戻しすぎた場合は「編集」→「1段階進む」です。
《Photoshop初心者向け基本チュートリアル》
使う機会が多いのでショートカットを覚えましょう。
- 「Ctrl」+「Alt」+「Z」1段階戻す
- 「Ctrl」+「Shift」+「Z」1段階進む
また、戻す回数が多い場合はヒストリーパネルを使うのも1つのテクニックです。
1つ1つの操作が記録にとられているので、戻りたい操作のところでクリックすれば一瞬でそのときの状態に戻れます。
《Photoshop初心者向け基本チュートリアル》
ヒストリーパネルが見当たらないときは「ウインドウ」→「ヒストリーパネル」で出しましょう。
(5)描画色・背景色の付け方テクニック
Photoshop(フォトショップ)には描画色と背景色という機能があります。ほぼ使うのは描画色で背景色はたまにしか使いません。ツールパネルの下側にあります。上になっているほうを描画色、下になっているほうを背景色と言います。
カラーを変える場合はこの描画色をクリックするとCMYK・RGB・Labなどのカラーモードで変更することができます。カラーパネルまたはスウォッチパネルでもカラーを決めることができます。「ウインドウ」→「カラー」または「スウォッチ」です。
Photoshop(フォトショップ)初心者向けデザイン機能 チュートリアル
ここに挙げている機能は初心者の方には最初にぜひ覚えていただきたい機能です。
(1)ブラシツール機能
画像上に様々な線を描くことができる機能のツールです。自由にドラッグをして描きます。簡単な設定は画面の上にあるオプションで設定できます。
細かい設定は「ブラシ設定」パネルで行います。
《Photoshop初心者向け基本チュートリアル》
「F5」でパネルを出すこともできます。
- 直径…ブラシの大きさを決めます。
- 硬さ…0%~100%まで設定ができ、0%だとぼやけて見えます。
- 真円率…100%だと真円で0%に近づいていくにつれ細長い楕円形になります。
- 角度…角度をつけると斜めになります。
- 感覚…ブラシは円の集合体で線に見えます。感覚を100%以上にするとドットになり点線になります。
パネルでは様々な種類のブラシが選べます。筆のようなものやペンのようなものなど風合いが異なるものや特殊効果のあるものを選択できます。
(2)消しゴムツール機能
線を描くのがブラシツールなら線を含めた画像を消していくのが消しゴムツールです。設定の方法はブラシツールと同じです。簡易設定であればオプションバーで行い、詳細設定をする場合はブラシ設定パネルで行います。もちろん、ブラシパネルにある特殊なブラシ効果も使えます。
消しゴムツールを使用する場合は消したいと思っているレイヤーが選択されているか確かめてください。目的のアートワークが含まれているレイヤーがきちんと選択されていないと消えなかったり、消したくなかったアートワークまで消されてしまいます。
(3)文字ツール機能
文字は文字ツールで書きます。画面上を文字ツールでクリックするとカーソルがでてきて文字を入力することができるようになります。文字ツールでドラッグするとテキストエリアという範囲ができてその範囲の中に文章を入力することができるようになります。
簡単な設定は画面上部にあるオプションで行えます。詳細設定は文字パネルです。
フォントファミリー…書体設定
フォントサイズ…文字の大きさ
行間…改行した場合の行の間隔です。
まずはこのくらい文字ツールの機能を知っておけばよいでしょう。
(4)フィルター機能
様々な写真加工をする効果がつまっています。写真を絵のように見せたり、光を与えることで日光を演出したり、モザイクやぼかし、シャープといった機能を使うこともできます。画面上部のメニューバーからフィルターを選びます。かなりフィルターの数が多いので1つ1つ確かめてみてください。
Photoshop(フォトショップ)初心者向け 簡単チュートリアルまとめ
Photoshop(フォトショップ)は機能がとても多いです。その分様々な写真加工・編集ができるようになっております。逆に言えばその分全て覚えることは大変です。少しでもこのチュートリアルで覚えていただければと思います。まずは自分ができるところからしっかり覚えていきましょう。