Illustrator2020が発売されたから進化とトラブルをまとめてみた
Illustrator2020が発売され、Creativecloudからダウンロード出来るようになりました。Illustratorを使ってる皆さんアップグレードはしましたか?今日はIllustratorってどんなソフト?からよくある困りごと、新しいバージョンになって何が変わったかなど簡単に紹介していきます。
目次
そもそもIllustrator(イラストレーター)ってどんなソフト?
Illustratorってどんなものか知っていますか?巷ではイラレと訳されて使われることも多いです。イラレ、フォトショ(Photoshopの略称)ですね!知らない人のために簡単に説明をするとAdobe(アドビ)という会社が開発しているチラシやパンフレット、ポスターなどをデザインするドロー系(ベクターデータ)ソフトです。
ベクタデータの利点は作図したデータを拡大しようが、縮小しようが劣化することがありません。その為、データが完成した後も編集が簡単です。
Illustratorっていくらするの?値段は?
昔はライセンスを購入するのに1本10万円近くかかりましたが今は月契約になり購入しやすくなりました。
Illustratorは2,480円/月、PhotoshopやInDesignなどすべてのソフトが入っているコンプリートプランは5,680円/月します。アカデミックプランだとIllustrator単体だと980円/月、コンプリートプランで1,980円/となっています。年間の一括払いだと少し値引きがかかります。
IllustratorはMacでもWindowsでも使用可能
IllustratorはMacでもWindowsでも使用することができます。Illustratorのライセンスを1つ購入すると両方でも使用することが可能になります。会社では実際私も仕事場ではWindows、自宅ではMacを使用しています。データのやり取りも同じアカウントでログインするとcloud上に保存されたデータを使用することができるのでデータの持ち運びをする必要もありません。
また手でイラストも描いたりするのですが実際に手描きをはしません。ipadProのタブレットで絵を書いてcloud上に保存しパソコンのIllustratorやPhotoshopで仕上げます。昔はペンタブを使って書いたり手描きで書いたものをスキャニングしたりしなければならなかったことを考えると超便利になりましたね!
来年にはベジェ曲線もipadで扱えるようになるようで現在Illustratorのipad版の開発に力を入れているようです。個人的にはIllustratorがipadで使えるようになるのは超うれしいです!
Illustratorのバージョンの困りごと
Illustratorに限らずですがAdobeソフトのリニューアルは早く1年に1回のペースでバージョンが変わります。機能は大きく変わることもあれば地味に変わることもあります。
今回のバージョンアップで一番変わったことといえば!名前(タイトル)からCCが取れたことですね!IllustratorCC2019だったのにIllustratore2020になってる!CCが抜けました。おもわずなんでやねんです。
Adobeあるあるとしてはバージョンがアップするたびにメニューの機能の場所が変わったりボタンの名称が変わっていするので長年使っている人はちょっとプチパニックを起こす人がいます。あれ?あれはどこいった?という感じですね。
Illustrator2020になって何か変わったの?
Illustrator2020は大きな変化がないと言ってもいいでしょう。でも!編集→環境設定→ファイル管理・クリップボードから「バックグラウンドで保存」にチェックを入れてください。
これにチェックを入れることにより保存している最中でも作業が可能になりました。
Illustratorは保存に時間がかかるのでちょっと便利だなと思います。
オブジェクトメニューに整列が追加されたことは意外と便利かもしれません。パレットを出すと作業画面が取られるのでちょっとだけ使いたいときは便利?ただオブジェクトメニューの順番が変わりました。
結構昔からIllustratorを使ってる私はとにかくメニューの場所が変わるのは勘弁してほしい!です。今回は場所が大きく変わったわけではなく順番なのでまあ許せる範囲かなというところです。
あとは
・自動スペルチェック
・ルーラ
・パスの単純化機能の向上
・グラデーションのサポート
という感じです。
Illustratorのバージョンアップ違いのデータの注意点
バージョン違いで不具合がおこるということも多少あるのですが古いバージョンで作ったデータを新しいバージョンで開く分にはほとんど問題ありません。(文字のずれなどは多少あれど)逆で新しいバージョンで作ったものを古いバージョンでは開けません。新しいIllustrator側でバージョンを下げる事が必要です。
またバージョンを下げてもらったデータで開いたとしても機能が保持できない場合があります。その際は何かに置き換えられてしまうので注意が必要です。例えば見た目は同じでも一つのブロックのテキストがばらばらになってしまった。なんてこともありました。
最近は昔ほどのエラーはないのですし、今だとCreativeCloudでのソフト購入になったのでバージョン違いでエラーが出るというのも将来的になくなる話ではないかと思われます。