Excel基礎講座2 Excelショートカットキー

Excel基礎講座②マウスを使わないでExcelが起動できる?Excelで使えるショートカットを覚えよう!

今日は、マウスを使わずにExcelが操作できる、便利なショートカットキーをご紹介したいと思います。

ショートカットキーとは、パソコンやExcelなどのソフトのある機能を、マウスクリックでボタンを押したりしてではなく、キーボードで動作させよう、というものです。ショートカットキーが使いこなせると、Excelで書類を作ったりデータを入力したりするときのスピードや効率が断然違います!

実は、Excelの操作の多くはマウスを使わず、キーボードショートカットを使ってできちゃうんです。
もともと便利なショートカットキーですが、Excelをもっと便利に、効率的に使うために便利なショートカットキーもたくさんありますので、さっそくご説明していきたいと思います。

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Excelの起動にもショートカットキーが使えます!

実は、Excelを起動するのにもショートカットキーがあって、マウスを使わずにExcelを起動できるようになっているんです。まずは、キーボードの左下にある【ウインドウズボタン】を押します。

そうすると、スタートメニューが起動します。スタートメニューは、PCの電源を切る際や他のアプリケーションを一覧で見ることができるメニューです。スタートメニューの下側には、Cortana(コルタナ)という、パソコンの中のアプリケーションを検索できる白いボックスがありますので、そのまま、「Excel」と入力してみましょう。

全て入力しなくても、最初の「E」を入力した瞬間から、検索結果の一番上に「Excel」と表示されますので、すべて入力する必要はありません。

検索結果は↑キーや↓キーで選択できますので、お目当てのアプリケーションに選択領域が合った状態になったら、【Enter】キーを押すと、Excelが起動します。

説明すると長く感じますが、操作自体は手順も少なく、とっても簡単にできますので、ぜひ試してみてくださいね!もちろん、Excel以外のアプリケーションを起動したい場合も、そのソフトウェアの頭文字を入力するだけで候補が出てきます。

超便利!マウスを使わず、キーボードでもできる画面操作!

次は、Excelやインターネットなど、アプリケーションの画面を複数開いているとき、お目当てのアプリケーションを選択して表示させたい時のショートカットキーをご紹介します。

たくさんの画面を開いておくことができる一方で、あまり画面をたくさん開きすぎると、いざ使うときに開きづらくなってしまうことがあります。

複数開いている画面から開くときには、マウスを使って画面を切り替える方法が一般的です。下のタスクバーから表示したいアプリケーションのアイコンをクリックして画面を開きます。もし、同じExcelのファイルが複数開いているときは、そこからお目当てのものをさらに探して開く必要があり、どれがどれやら・・・で、ちょっとめんどくさくなってしまいますね。

そんなときは、【Alt】+【Tab】のショートカットキーが便利です!【Alt】キーを押しっぱなしの状態にして、【Tab】キーを1回、ポンと押してみると、今開いているアプリケーションの一覧が出てきます。

そのまま【Tab】キーを何度か押していくと、選択できるアプリケーションが切り替わっていきますので、開きたいファイル、たとえばExcelファイルなどに合わせたら、【Alt】キーも【Tab】キーも離します。

すると、画面表示が開こうとしていたExcelファイルに切り替わります。マウスを使わなくても開くウィンドウを選べるなんてすごいですよね!

ただし、ウィンドウを選択する途中では、Tabキーは1回ずつ押すようにしましょう。Tabキーを長く押しすぎると、ルーレットのように画面が高速で切り替わってしまうので、1回ずつ押していくように注意してください!

今回ご紹介した方法は、Excel限定の機能というわけではなく、さまざまなアプリケーションで使える便利なショートカットキーですので、覚えておいて損はありませんよ!

いよいよ本題!Excelで使うと便利なショートカットキー

次に、Excelで使えると便利な、マウスを使わずにできるExcelショートカットをご紹介します!Excelデータ入力の際に使えるショートカットキー、Excelシートの切り替えに使えるショートカットキー、直前の操作を繰り返すショートカットキー、セルを移動するときに便利なショートカットキーなど、これらのExcelショートカットキーを覚えておくと、マウスを使わずにある程度のExcel操作ができるようになりますよ!

入力したいセルを”アクティブ”にできる【F2】キー

まずは、入力したいセルにカーソルを入れることができるショートカットキーです。セルにデータを入力するとき、入力したいセルをアクティブセルにしたら、キーボードの【F2】キーを押すと、セル内にカーソルが点滅し、入力可能な状態になります。

セルに何も入力されていない場合だとあまり便利なポイントがわかりづらいかもしれませんが、セルにデータが入力されている場合、アクティブセルにしてそのまま入力してしまうと、もともとセルに入っていたデータが消えて、上書きになってしまいます。

データを入力したい目的のセルで【F2】キーを使えば、入力されているデータの末尾にカーソルが入るので、元々セルに入力されていたデータが消えることなく、そのまま入力を始めることができて便利ですよ!

Excelシートをマウスなしで切り替え!【Ctrl】+【PageDown・PageUp】キー

Excelシートの切り替えをしたいときにも、マウスではなく、キーボードショートカットが使えます。【Ctrl】キーと【PageDown】キーを押すと右側のシートへ移動ができますし、【Ctrl】キーと【PageUp】キーを押すと左側のシートへ移動ができます。

【PageUp】や【PageDown】キーはパソコンやキーボードの種類によって位置が変わるのと、【Fn】キーなど、他のキーと組み合わせて使わなくてはいけないこともありますので、お使いのパソコンでどの位置にあるか確認が必要ですね。

Excelで直前に行った操作を繰り返して適用できる【F4】キー

さらに、あるセルに行った編集を別のセルにも繰り返して適用させたいときに便利なExcelショートカットキーもあります。

例えば、あるセルに黄色の塗りつぶし効果を設定します。この設定を他のセルにも適用したいとき、毎回同じ設定をするのは面倒なので、一度塗りつぶしの操作をしたあとに、次に適用させたいセルをアクティブセルにして、【F4】キーを押します。

すると、前のセルで適用した黄色の塗りつぶしが同じように適用されます。

ただし、【F4】のショートカットキーの効果は直前の操作が対象になるため、間に別の操作を挟んでしまうと使えなくなってしまいますのでご注意くださいね!

Excelの表の中でアクティブセルを自在に移動!【Ctrl】+矢印キー

最後にもう一つだけ、便利なExcelショートカットキーをご紹介します。

例えば表などで、入力してある範囲の中で一番下や一番右にいきたいと思った時に、Ctrlキーを押しながらキーボードの矢印キーを押すと、入力してある範囲の一番下や一番右、一番左、一番上など、自分が好きな位置にジャンプすることができます。長い表の最後にジャンプしたい時などは便利ですね。

ただし何も入力されていない画面の場合、シートの一番最後までジャンプしてしまいますので注意してください。

マウスを使わないでExcelが起動できる?Excelで使えるショートカットを覚えよう! まとめ

今日はExcelを使う時に便利なショートカットキーをいくつかご紹介しました。仕事が速い人と遅い人の差は、マウスを使う頻度ともいわれています。マウスとキーボードを度々持ちかえながら操作をしていると、ロスタイムがどうしても多くなってしまいます・・・ショートカットキーはExcel以外のソフトでも使えるものが多いので、しっかり覚えて、マウスを使わずにExcelを使いこなせるようになりましょう!