webサイトを運営している人や、ブログサイトの運用を始めた方で、SEO対策にお困りの方は多いと思います。
「SEO対策には何が必要で、何が不要なのかイマイチ分からない。」などと苦悩されている方をよく目にします。
更には、SEO対策におけるキーワードや用語に関しても、馴染みのあるものから、キーワードから内容を想像できないものがたくさんあります。
ここでは、SEO対策に取り組んでいる方であれば一度は目にしたことがある「meta keywords(メタキーワード)」のSEO対策における効果などを説明していきます。
目次
meta keywords(メタキーワード)とは?
meta keywords(メタキーワード)とは、検索エンジンに情報を伝えるメタタグの1つで、コンテンツのキーワードを示すタグです。
グーグルの検索エンジンに対して、「このサイトのキーワードは、◎◎◎ですよ。」と検索エンジンのロボットに教えてあげる役割を持ったHTMLのタグです。
meta keywords(メタキーワード)の書き方
meta Keywords(メタキーワード)は、HTMLのheadタグ内に書きます。
例えば、「SEO メタキーワード」というキーワードを設定したい場合は、下記のように記述していきます。
<head> <meta name="keywords" content="SEO,キーワード"> </head>
この様に記述することによって、ページのキーワード設定をすることが出来ます。
上記のように複数のキーワードを設定したいときは、カンマ(,)で区切って表記します。
グーグルのロボットに「何が本当のキーワードなのか分からない。」といったイメージを持たれないためにも、設定するキーワードの数は少なめ(3~5個程度)に設定した方が良いでしょう。
meta keywords(メタキーワード)はSEO対策に必要なし
meta keywords(メタキーワード)の設定は、SEO対策として検索上位を目指すためには必要、効果のないメタタグです。
2009年にGoogleの公式からも、SEOのmeta keywords(メタキーワード)に効果を示さない旨を発表しています。
Googleはwebランキングにキーワードメタタグを使用しません | Google検索セントラル
更にGoogle公式は続けて、meta keywords(メタキーワード)を使わずに検索エンジンを進化させ続けてきた実績があるので、今後もSEOにmeta keywords(メタキーワード)を使うことはないだろうと論じています。
meta keywords(メタキーワード)がSEO対策に不必要な理由
SEO対策においてmeta keywords(メタキーワード)が不必要となった理由は、Google検索エンジンの進化や、スパム対策などが理由となっています。
主な理由として、
- 過去にmeta Keywords(メタキーワード)の悪用が横行していたから
- Google検索エンジンがアップデートしたから
などの理由が挙げられますので、それぞれ解説していきます。
過去にmeta keywords(メタキーワード)の悪用が横行していたから
かつて、webサイトや記事の制作において、meta keywords(メタキーワード)を悪用する事態が横行していたことが原因の一つと言われています。
以前のSEO対策は、キーワードを羅列する傾向にあり、むやみやたらにキーワードを盛り込んで、検索上位を狙う手法(ブラックハットSEO)が横行していました。
この様な背景により、meta keywords(メタキーワード)がスパム化してしまったので、Google検索のアルゴリズムはmeta keywords(メタキーワード)に頼らないように進化していきした。
Google検索エンジンがアップデートしたから
2つ目は、Google検索エンジンのアルゴリズムがより洗練されてきたため、meta keywords(メタキーワード)に頼らずとも、良質な検索を表示できるようになったためです。
キーワードに大きく依存していたかつてのGoogle検索のアルゴリズムは、よりユーザーエクスペリエンス、良質なコンテンツが重視されたことで、meta keywords(メタキーワード)を使用することがなくなりました。
更に、検索エンジンの進化により、特段meta keywords(メタキーワード)を設定しなくても、ロボットが自動的にキーワードを抽出する機能が備わったことも理由の一つです。
meta keywords(メタキーワード)設定の効果は?設定が必要な理由
SEO対策において不要だとしても、meta keywords(メタキーワード)を設定すれば得られる効果が主に2つあります。
meta keywords(メタキーワード)を設定することで得られる効果は、
- 大量の記事の管理対策
- 設定したmeta keywords(メタキーワード)を軸に記事作成ができる
という2点の効果が主に挙げられますので、それぞれ詳しく説明していきます。
なお、meta keywords(メタキーワード)を設定することで、SEO対策において悪影響はない旨、Google公式は発表していますので、設定の際は、安心して設定することが出来ます。
大量の記事の管理対策において効果を発揮
meta keywords(メタキーワード)を設定しておくことで、大量の記事、ページの管理をしやすくするのに効果があります。
「この記事には、このキーワードを使っている。」など、作成者の狙いがはっきり分かるようにしておくことで、後の記事管理がしやすくなるということです。
特に、複数人で管理しているサイトを運営している場合などでは、meta keywords(メタキーワード)を設定することのメリットは強く発揮されます。
設定したmeta keywords(メタキーワード)を軸に記事作成できる効果
meta keywords(メタキーワード)を設定することで、記事作成の軸を作成者が認識できるので、より良質なコンテンツ作りに繋がるといった効果が得られます。
Googleはユーザーファーストの良質なコンテンツを求める傾向にある中で、より情報量を稼ごうとすると、目的に沿わない記事が出来上がってしまうことが考えられます。
そのため、meta keywords(メタキーワード)を設定し記事作成の軸を作ることで、よりユーザーに寄り添った良質なコンテンツを作ることに繋がるのです。
良質なコンテンツを作ることで、検索上位表示に繋り、間接的にSEO効果が得られるような構造にもなりますので、適正な設定が必要だと言えます。
meta keywords(メタキーワード)以外のSEO対策で効果のあるメタタグ
様々な種類のメタタグがある中で、meta Keywords(メタキーワード)以外でSEO対策において効果を発揮してくれるメタタグはいくつか存在します。
代表的なもの例を挙げますと、
- title(タイトル)タグ
- meta description(メタディスクリプション)タグ
などが挙げられますので、それぞれ詳しく説明していきます。
SEO対策に効果があるメタタグ:title(タイトル)タグ
title(タイトル)タグは検索結果に表示されるタイトルを設定するメタタグで、適切に設定することで、SEO対策に繋がります。
title(タイトル)タグについてはGoogleの公式からも、title(タイトル)タグを適切に設定するように呼びかけています。
headタグ内にmetaデータを使用する|Google検索セントラル
検索結果に表示されるタイトルは、検索順位の判断基準でもあるので、
- 上位表示させたいキーワードを入れるこ
- 記事を要約して簡潔に書くこと(32文字前後が目安)
- クリックしたくなるような文章にすること
を意識してtitle(タイトル)タグを設定することで、SEO対策に効果を発揮してくれます。
SEO対策に効果のあるメタタグ:meta description(メタディスクリプション)タグ
meta description(メタディスクリプション)タグは、検索結果のタイトルの下に表示されるページ概要のようなもので、SEO対策に効果のあるメタタグです。
直接SEO対策として検索順位に影響を与えるメタタグではないですが、
- ユーザーにマッチした内容で、クリックしたくなるような概要であること
- 適切な文字数を守ること(PC:120文字前後、スマホ:50文字前後が目安)
- そのページ固有のオリジナル文章であること
によって、ページのクリック率が上がったり、Googleのクローラーに上手くページ情報が伝わったりしますので、結果的にSEO対策として効果を発揮します。
まとめ:meta keywords(メタキーワード)にSEO効果はないが適切な設定が必要
meta keywords(メタキーワード)タグには、SEO対策としての効果は全くなく、今後も効果を発揮することはないことが分かりました。
この記事の内容をまとめると、
- meta keywords(メタキーワード)とは、検索エンジンにページのキーワードを伝えるためのメタタグ
- meta keywords(メタキーワード)にSEO対策の効果はない
- meta keywords(メタキーワード)がSEO対策においてこの先、効果が表れる可能性は低い
- SEO対策以外において、meta keywords(メタキーワード)を設定することの利点はある
- SEO対策に効果のあるメタタグは、title(タイトル)タグや、meta description(メタディスクリプション)タグなどがある
という内容になっています。
数多くのSEO対策があり、効果があるもの、効果がないもの様々ありますが、良質なコンテンツを作り上げることが重要なことは変わりありません。
SEO対策には効果がないmeta keywords(メタキーワード)ですが、コンテンツの管理などで活躍してくれますので、適切な使用を心がけましょう。