Excel(エクセル)に書き込んだ文字列を操作する関数の中で、文字に書かれた余分なスペース、不要な空白の文字を関数で削除したい、消したいという場合は『TRIM』関数を使うのが便利です!
例えば、データ入力を依頼した場合、余計なスペースや空白文字を入れて書いてしまったり、全角と半角を間違えて書いてしまったり、という間違いも出てくるパターンも多くあると思います。だからこそ、書き込まれた文字を正しい形に変える関数が在ると便利になって、仕組みを作る事も出来る様になる訳ですね。エクセルの機能には『置換』も在るので、関数でなくても消すことは可能です。
エクセルの表の中のデータを普段から使用している人であれば、『そんなの簡単に出来るよ』と思う事も多いかもしれません。しかし!ちょっとした事で間違ってしまったり、気付かずに文字入力していたりという事も有り得ますよね。入力した文字に対して【TRIM】を使えば確実にスペースを削除する事が可能になります。そこで今回はスペースの削除が出来る【TRIM】の活用方法について説明をします。
TRIM関数の説明の動画はこちら↓↓
目次
Excel(エクセル)の【TRIM】関数の引数と記入方法は?
実は【TRIM】関数の引数はとっても簡単です!
『=TRIM(文字列)』
- 引数に書き込んだ文字のスペースを削除します。
- 消せるのは文字列の前後のスペースのみ
- 文字の間にあるスペースの削除は不可
という活用方法になります。エクセルに記入した文字を指定すれば、スペースを関数が消してくれるので簡単ですね。だから注意が必要です。消せるスペースについては、文字の先頭かあるいは末尾に入力されている部分になります。文字と文字の間に入ってしまった物は削除不可能です。活用する際には気を付けましょう!
関数でExcelの文字の初めや終わりのスペースを削除!『TRIM』の活用法
実際にExcelの表に書いた文字に対して【TRIM】関数を使ったスペースの消し方について説明をします。活用の方法と、いろいろなパターンに分けてやってみますので、空白文字の削除が出来る事、出来ない事を掴んで行きましょう!
【TRIM】でスペースを消去はExcelでどんな時に使うのか?
余計な空白の文字やスペースを無くしたい時に関数で出来る訳ですが、どんな時にそういう事が起きるでしょうか?
普通にExcelにデータを書き込む時にはなかなか余計に空白が文字に入る事は起こりえないです。起こりやすい事象としては、外部のデータをエクセルに取り込んだ時や、文字をコピーして来た時に、文字の先頭の部分にスペースが入ってしまう事が起こりやすいですね。半角のスペースなど気付かない時も多くありますので十分に気を付ける様にしましょう。
ちなみに【TRIM】で消去出来るのは以下のパターンの文字です。
※アンダースコア(_)が空白の文字列を表しています
スペース(空白文字)の位置 | 削除可能 | 例 変更前 | 変更後 |
---|---|---|---|
文字列の先頭 | 可能 | _Excel | Excel |
文字列の間のスペース | 不可 | Excel_関数 | Excel_関数 |
文字列の終わりの空白文字 | 可能 | 関数_ | 関数 |
文字の前後の全角の空白文字 | 可能 | _文字字列_ | 文字列 |
【TRIM】でスペースを実際に消してみよう!!!
表にいろいろなパターンで文字を入力してみました。全角も半角も混在させています。文字にTRIMをやってみるとどうなるか結果に注目してみてみましょう!
1.結果の文字を出す部分に『=TRIM(』と関数を書きこんでおきましょう。
2。次は文字を指示します。文字を書き込んであるセルを選択して下さいね。
3.これで完成です!スペースが消えているのが確認出来ますね。
オートフィルでコピーをして他の文字についてもやってみましょう!
結果を見てみると、全角の文字でも半角の文字でもどちらでもスペースが関数で消されているのが確認出来ますよね。そして、文字の間のスペースの削除は出来ないのが分かりますね。
削除出来る部分、出来ない部分がありますので、活用に気を付けましょう!
Excelの文字のスペースを関数で削除!【TRIM】関数の使い方|【まとめ】
Excel(エクセル)に入力した余計な空白の文字、スペースを消したい時の関数の【TRIM】の活用方法について説明しましたが、使えて行けそうですか?文字列の操作をする事自体がなかなか多くはないの状況なので、いざという時に忘れられてしまうケースもありますね。忘れないようにしましょう
関数のポイントをまとめると
- 『TRIM』は文字の先頭か、あるいは末尾にあるスペースや空白文字を消せる
- 全角、半角は関係なく削除可能
- 文字列の間にある空白文字やスペースは削除出来ない
という所になります。
活用する機会が少ないからこそ、使える様に特徴をしっかりと掴んでおきましょう!