Excelには複素数に関わる関数がたくさんあります。複素数は実際に存在しない数の虚数を使った『2+3i』みたいなやつでしたね。これを使うといろいろな計算が楽になると言われています。
今回はその複素数の関数の中で、複素数の積を計算する『IMPRODUCT(イマジナリー・プロダクト)』と複素数の商を計算する『IMDIV(イマジナリー・ディバイデッド・クオウシェント)』、複素数の整数乗を計算する『IMPOWER(イマジナリー・パワー)』の3つについて紹介します。
関数の書き方をチェックして使える様にして行きましょう!

複素数の掛け算、割り算、整数乗の計算式をチェック

さて今回の関数は『複素数の計算』をする為の関数になります。
最初にも書いた通り複素数は『2+3i』の様に虚数である『i』が入っている数でしたね。
計算をする時には整数部分同士、虚数部分同士を計算する事になる訳ですね。ただ掛け算や割り算の時には足し算や引き算の時よりも少し複雑になりますね。
公式がありますので確認してみて下さい。

複素数の積(a+bi)(c+di)=(a×c)+(a×di)+(c×bi)+(bi×di)
複素数の商(a+bi)/(c+di)=((ac+bd)+(ad-bc)i)/(c^2+d^2)
複素数の2乗(a+bi)^2=a^2-b^2+2abi

※「^2」は「2乗」の意味です。

上記の様になりますね。一行で書くと分かりにくい感じになってしまいましたが・・・
この計算を関数で出来る訳ですね。覚えておきましょう!

複素数の掛け算『IMPRODUCT』関数の書き方

では順番に書き方をチェックして行きましょう!
まずは複素数の掛け算からやってみます。活用する関数は『IMPRODUCT(イマジナリー・プロダクト)』になりますね。

関数式:『=IMPRODUCT(複素数1、複素数2・・・・)』

という事で、掛け算したい複素数を引数に設定する!これだけです。
便利ですね!!後はExcelが公式に当てはめて計算結果が出て来ます。
複素数は『2+3i』の様に半角でセルに入力してあればOKです。
一応、引数は複素数じゃなくても計算はちゃんとしてくれます。整数の場合はただの掛け算になる訳ですね。
ちなみに虚数は『i』なのでそれ以外の文字を使用した場合は複素数とみなされないのでエラーになります。

複素数の掛け算『IMPRODUCT』関数を実際に使ってみよう!

では、実際に複素数の計算をやってみる事にします。
複素数をセルに入力しておきましょう!

Excelの複素数を計算する関数

掛け算の結果を出す部分に関数を入力します。
『=IMPRODUCT(B1、B2)』となりますね。

イマジナリープロダクト関数を入力しました

関数を確定すれば積が出て来ます。
もちろん結果もちゃんと複素数で出て来ます。

複素数の席の結果が求められました

複素数の割り算『IMDIV』関数の書き方

2つ目は商を計算する関数の書き方をチェックして行きましょう!
活用する関数は『IMDIV(イマジナリー・ディバイデッド・クオウシェント)』になりますね。
結構読み方が長いですよね・・・

関数式:『=IMDIV(複素数1、複素数2・・・・)』

書き方は掛け算の時とほとんど同じになっていますね。
引数に複素数を設定するだけです。使っている関数が違うだけですね。

複素数の割り算『IMDIV』関数を実際に使ってみよう!

では、実際に複素数の割り算もやってみる事にします。
さっきと同じ複素数を使って行きます。

先ほどと同様に割り算の結果を出す部分に関数を入力します。
『=IMDIV(B1、B2)』となりますね。

IMDIV関数を入力しました

関数を確定すれば商が出て来ます。

これが複素数の商になります

複素数の整数乗『IMPOWER』関数の書き方

最後に複素数の整数乗の関数ですね。
活用する関数は『IMPOWER(イマジナリー・パワー』になりますね。

関数式:『=IMPOWER(複素数1、数値)』

複素数と何乗するかの数値を設定します。
2つ目の引数が何乗するかの部分になりますので、2乗したければ『2』、10乗なら『10』になる訳ですね。
ちなみにあくまでも整数乗を計算する為の関数になりますので、『i乗』という虚数の計算は対応していません。

複素数の整数乗『IMPOWER』関数を実際に使ってみよう!

では、実際に複素数の整数乗を出してみましょう。
さっきまで使用していた複素数のBの方の2乗の計算をしてみます。

結果を出す部分に関数を入力します。
『=IMPOWER(B2、2)』となりますね。

イマジナリーパワー関数を入力しました

これが複素数の2乗の結果になる訳ですね!

複素数の2乗の結果が出ました

Excelの複素数関数!積と商と整数乗を求める【IMPRODUCT】【IMDIV】【IMPOWER】関数|【まとめ】

さて今回は複素数の計算をする為の関数の中で『積』と『商』、『整数乗』を計算する事が出来る関数3つを紹介しました。

  • 掛け算が『IMPRODUCT』
  • 割り算が『IMDIV』
  • 掛け算が『IMPOWER』

それぞれの関数を使い分けられる様にしてくださいね。
複素数に関係する関数はまだまだあります。徐々に紹介をしていきますので、参考にしてみて下さい。