目次
イラレのパターンをマスターする
Illustratorは規則的な模様など、幾何学模様を作成するのが得意です。
例えば市松模様など、繰り返しの模様を綺麗に作成することができます。
鬼滅の刃っぽさを匂わせながら、パターンの作成を確認します。
操作方法は動画で配信しています!記事の下部からご覧ください。
炭次郎の服のパターンを作成
炭次郎の服は緑と黒の市松模様ですね。
正方形の繰り返しなので、元になる正方形を準備しパターンに登録することで簡単に作成できます!
スウォッチパネルへパターンの登録
パターンの元になるオブジェクトを作成し選択しましょう。
正方形を4つぴったりくっつけて配色したものを準備します。
パターンの使用までをまとめると下記のような手順です。
- パターンの元になるオブシェクトを作成し選択
- オブジェクトメニュー→パターン→作成
- スウォッチパネルにパターンが登録される。スウォッチをクリックするとパターンが適用される。
作成したパターンを編集する
パターンの作成後、デザインの変更をする場合は
スウォッチパネルで該当のパターンをダブルクリックすると
パターンオプションが起動し、元のオブジェクトを編集することができます。
パターンを変形する際は、
スウォッチパネルのオプションの「オブジェクトにタイルサイズを合わせる」「オブジェクトと一緒にタイルを移動」のチェックに気をつけましょう。
これが外れていると、模様を変形したときにタイルが連動しない状態になるので、
模様の間に隙間が生まれたり、パターンがくずれることになります。
変形しても市松模様を隙間なく敷き詰めるためには両方にチェックを入れて編集しましょう。
善逸の服のパターンを作成
続けて、善逸の服のパターンです。黄色からオレンジのグラデーションに三角模様がちりばめられています。
パターンのタイルの種類の設定がポイントです。
三角模様をパターンの登録
元になる三角形を一つ配置します。
パターンの色は最終的に白になりますが、ここでは見やすいように色を設定しています。
まずパターンの登録を行いましょう。
三角形を選択し、オブジェクトメニュー→パターン→作成です。
隙間なく積み重なったパターンができます。
タイルの種類を変更しましょう。
パターンオプションのタイルの種類を「レンガ」に変更します。
すると、繰り返しのタイルの形がレンガ状に変わったのがわかります。
さらに、隙間をあけていきたいのでパターンの大きさを変更します。
タイルの中に隙間を含むようにパターンを縮小します。
もしくは、パターンオプションで「横の間隔」、「縦の間隔」を設定しても良いでしょう。
最後に三角形のオブジェクトの塗りは白に設定します。
パターンが完成しました。
黄色からオレンジのグラデーションの背景の上に重ねると、善逸の服のパターンができました!
禰豆子の服のパターンを作成
禰豆子の服のパターンも作成してみましょう。
麻の葉模様と呼ばれる和柄です。難しそうに見えますがこれも単純な線、図形の繰り返しです!チャレンジしてみましょう。
元の形は六角形です。
多角形ツールで正六角形を描画しましょう。
六角形の中心から垂直に線を作成します。
この時、六角形と直線が交わる部分をよく見ると、少しはみ出してしまっているのがわかります。
これは線の設定によるものです。
線パネルで線の位置を確認すると、
多角形はデフォルトで「線を内側に揃える」の設定になっているため、パスの内側に線幅が発生します。
これを、「線を中央に揃える」に変更しましょう。
さらに、作成した直線を回転複製します。
直線を選択し、回転ツールを選択。
回転の基点になる多角形の中心をAlt(option)を押しながらクリック。
角度60度→コピーをクリック。
これで60度回転した状態で複製されます。
六角形の中に三角形ができた状態です。この三角形の中に模様を書き込んでいきます。
直線はアンカーからアンカーへ、スマートガイドを利用して作成すると描きやすいので、
画像のように六角形の角に描画するとよいでしょう。
はみ出た部分はシェイプ形成ツールでAlt(option)を押しながらクリックで消していきます。
模様を書き込んだ三角形を60度ずつ回転複製します。(画像では色を赤に変更しています。)
だんだんできてきました。この状態でいったんパターンの登録をしてみます。
最後、仕上げに六角形の外側に足りない模様を直線で足し、背景にピンクの塗りの四角形を配置するとパターンの完成です!
【Illustrator】鬼滅の刃風 服の柄の作り方 まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の操作方法は、Youtubeで実際に説明していますのでぜひチェックしてください!
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