Excelで将来の積立金額がいくらになるか計算するFV 関数・ FVSCHEDULE関数

FV関数(フューチャー・バリュー)FVSCHEDULE関数(フューチャー・バリュー・スケジュール)についてお伝えします。

財務関数は関数名の英語の意味も理解しなければなりません。
FVのF=Futur=未来と言う意味になるので将来発生する金額を計算します。
FV関数は将来の価値を返す関数で満期時の積立金はいくらになるの?を導き出します。
投資の場合も一定利率で何年か後の投資の将来価値も導き出せる関数です。

FV関数の書き方からチェックして行きましょう

まずはFV(フューチャーバリュー)の関数がどんな感じで書くのかチェックして行きます。

数式は=FV(利率, 期間, 定期支払額, 現在価値, 支払期日)になります。

  • 利率:利率
  • 期間:支払期間(回数)
  • 定期支払額:毎回の支払額
  • 現在価値:現在の投資額

で、表します。

たとえば、年利が6%だとして毎月100,000円を支払うとします。年12回で支払う時には下記の様にExcelで表を作ります。
定期支払額は全額支払ってないので‐100,000になります。注意です。
D8に期末に支払う時を考えます。
関数は=FV(利率, 期間, 定期支払額, 現在価値, 支払期日)で支払期日は期首が1の数字が入ります。
従って、=FV(C2,C6,C5,C4,0) と入力します。
「C2」が利率です。「C6」が期間、「C5」が定期支払額です。「C4」が現在価値です。最後は表示されますが期首なので「0」を選択します。
結果:1,676,994 と導き出されます。

次に期首の場合を算出してみましょう。
E9に=FV(C2,C6,C5,C4,1) と入力します。引数は期首の場合と同じですが、最後は期末になるので「1」を選択します。
結果:1,788,214円 期首の方が111,220円多くなります。

FV関数 応用編

頭金を100万用意し支払いました。月末払いで毎月10万を1年間積み立てしました。
年利は6%です。満期受取金はいくらになるでしょうか?

まずは表を作成します。

では、「C8」に=FV(C3/12,C6,C5,C2,0) と入力します。
「C3」は年利ですが12ヶ月で割り算してあげます。「C6」は定期の支払額になります。
「C2」は現在価値は1,000,000円預入しているので現在価値になります。
最後は月末支払いになるので「0」を選択します。
結果は1年間積み立て行うと2,295,234円になります。95,234円の利子が付いて増えますね!

FVSCHEDULE関数(フューチャー・バリュー・スケジュール)について解説いたします。

FVSCHEDULEのFuterなので未来ですね。SCHEDULEなので予定という意味があります。
従って変動型の定期預金で将来、満期で幾らの金額が手元に戻ってくるかを考えます。
FVSCHEDULE関数の式は =FVSCHEDULE(元金,利率配列)となります。
「元金」   定期として預け入れる金額を指定します。
「利率配列」 各年の利率をセル範囲で指定します。

例:元金、利率配列の表を作成します。利率配列は利率が書かれているセルを参照します。

B2のセルに=FVSCHEDULE(B1,B4:B8)と入力します。
「B1」は元金です。「B4:B8」は利率の配列になります。
結果:1,093,251.373円が満期で帰ってきます。93,251円も多くなるので魅力ですね!

この様に毎年変動で利率が変更する積立などの算定に使用するととても便利です。

FV関数とFVSCHEDULE関数のまとめ

FV関数は固定金利の時に利用しますが、FVSCHEDULE関数は倫理が変動するときに利用します。
将来価値とは現在価値が将来の金利を加えた受け取り価格を導き出します。
財務関数のキーワードは、下記の図のようになります。

多くの関数を使いこなす事が可能であれば、仕事も効率よく終える事が出来ると思います。。
今まで関数を利用してこなかった方、これから便利に使いこなそうと考える人も、関数動画とブログを参考にしてくださいね!
是非ソフトキャンパスのサイトを確認して、参考にしてください!