こんにちは!YouTubeソフトキャンパス・チャンネルです。いつもご視聴いただきありがとうございます!今回はリニューアルした日商簿記3級講座についてブログでまとめていきたいと思います。3月14日の配信からリニューアルに伴い講師も変更になりました!新しくYouTubeソフトキャンパス・チャンネルで簿記講座を担当するのは、青森校の鈴木麻衣子です。お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが実は土曜日の医療事務講座を配信している「まいこは~ん」先生と同姓同名!ソフトキャンパスには鈴木麻衣子が2人いるんです!今後は簿記担当の鈴木もよろしくお願い致します。
3月14日配信、のんびり学びたい!すずきの日商簿記3級講座!の第1回目の動画はこちらからご覧いただけます。
目次
簿記とは?どんなことに役立つの?日商簿記を学ぶ際に知っておきたいメリット!
第1回の配信では、簿記とは?言葉では聞いたことがあっても、具体的にどのようなものなのか、学ぶことでどのようなメリットがあるのかをご紹介していきます。簿記という言葉は知っていても、内容は詳しく知らないという皆さんも、すでに簿記に興味をお持ちで勉強中の皆さんも、これから簿記を始めようかな?という皆さんも、多くの方の参考になれば嬉しいです。
簿記の勉強を始めたきっかけと多くの人が持つ簿記のイメージ
なにか新しいことを始める時って何かしらのきっかけがありますよね。テレビで見て知り衝撃を受けて自分も始めてみたところ世界レベルのすごい人にまでなった!なんて方もいらっしゃいますよね。これまでにお伺いしたことのある、簿記を始めるきっかけをいくつかご紹介しますね。
- 求人票に簿記の知識がある方と記載されていたから
- 就職・転職活動で役立てるため
- 事務を担当していたが、今度経理も任されることになったから
- 簿記検定を取得すれば大学で単位として認められるから
- 自営業なので自分で活動記録をきちんと把握できるようにしたいから
同じきっかけで簿記の学習を始められた方も多いのではないでしょうか?様々ではありますがこういったきっかけで簿記の学習を始められる方は非常に多いです。きっかけは何であれ、新しいことを始めるのって、ちょっと勇気が必要ですよね。挫折率が高いと言われている簿記ですが、ソフトキャンパスは完全1対1のマンツーマン授業で初めての方もサポートしておりますので、いつでもお気軽にお問い合わせくださいね♪
ちなみにですが、多くの人がお持ちの簿記に対するイメージはこのようになっています。
- 経理の人だけが必要なスキル
- 計算が多くて面倒くさそう
- 難しそう、大変そう、ややこしそう
きっかけやイメージは様々ありますが、具体的に簿記は何をするのかまでご存知の方は意外と少ないです。ですが、簿記検定の資格がないと経理事務に就けないというわけでもないんです。ただ、企業のお金の流れを正しく把握するためには簿記の知識は必要です。会計ソフトがあるから大丈夫という方もいますが、金額の間違いはソフトで教えてくれても、科目の選択ミスまでは教えてくれません。そのため経理事務を目指す方には必須のスキルとなっています。
ちなみに簿記検定で行う計算は小学校で習うレベルの計算がほとんどなうえに電卓が使うことが許可されています。ですので、どちらかと言うと計算力というよりは問題文を正しく読み解く読解力が求められます。
そして、簿記で何をするのかというと、「企業の活動内容の記録」です。そもそも企業とは、目的を持って活動をする組織のことをいいます。企業で経理事務としてお仕事をしたい方はぜひ簿記検定の取得を目指してくださいね!
簿記ではこのようなことを行います!「簿記」という言葉の意味とは・・・
企業では、販売するための物(商品)を問屋さんや市場から購入します。購入した金額に利益が発生するように価格を設定してお客さんへ販売します。販売するための物を購入する、お客さんへ商品を販売する、こういった企業が行う活動のことを「取引」といいます。
企業は利益を出すために商品を購入したり販売したりを繰り返しています。他にも、従業員が使用するための備品の購入であったり、従業員へ給料を支払ったりとお金の出入りは日々たくさん発生しています。取引をたくさん行った場合、いつ誰とどんな取引をして取引金額はいくらなのか、頭では覚えきれませんよね。メモをしておかないと忘れてしまいます。でも一体、どこにどのようにしてメモをしておけばいいのでしょうか。
取引は帳簿というノートに書きます。簿記とは帳簿に取引を記録することを言います。帳簿に記録をすること、帳簿記録を略して「簿記」というわけなんですね。
簿記を習得するといいことが!メリットを3つご紹介♪
まずは1つ目のメリットになります。例えば、売るためのお花を1000円で買って来て、1500円で売ると500円の利益が出ます。この時、会社にどのくらいの利益が出て、それに対してどのくらいの費用がかかっているのか、帳簿に記録しておけばお金の流れが一目でわかりますよね。
そしてこの記録を継続することで、先週は売れたけど今週は売れなかったなど、週ごとや月ごとに売り上げを比較して見ていくことができます。売り上げを比較することによって、商品の買い過ぎを防止したり、人気の商品を多く仕入れたりと戦略を練ることも出来ますよね。さらに、お花の在庫も記録しておけば、いつの時点でどのお花がいくら分残っているかと在庫状況も把握できるので、お花を無駄にするリスクを減らすことも出来ます。記録を付けることで比較や分析をして企業の活動に役立てることが出来ますね!
続いて2つ目のメリットになります。簿記には一定のルールがあります。例えば販売用のお花を買った時、「花代1000円」と記録する人もいれば、販売用だからと「販売用花代1000円」と記録する人もいるかもしれません。みんな自由に書いていたら、あとで金額を合計する時に非常にまとめにくいですね。そして何を購入したのかはっきりとしない物まで出てくることが予想されます。
このような販売用の物を買った時は「仕入」と記録するのが簿記のルールです。同じ取引の時は、同じ言葉を使ってあげれば、情報が共有出来て正確に把握することが出来るようになりますね!
そして最後、3つ目のメリットになります。簿記のイメージとしてよく挙げられるのが経理です。ですが、経理の人だけが必要なわけではありません。会社の帳簿は最終的に決算書というまとめた資料に反映されます。その情報は経理だけでなく会社の内部・外部、それぞれの人たちに役立っています。
具体的な人たちをあげると、内部では経営者・株主、外部では融資を担当する銀行・投資家・税務署などです。ちなみに、こういった企業の情報と利害関係がある人たちは利害関係者と呼ばれます。誰もが危険な取引はしたくないですし、お互いを信頼して取引を行うためにも利害関係者への報告って大切ですよね!
そして経営者は自分の会社の財政が把握できなければなりません。自分の会社が何をいくら持っているか、借金などの債務がいくらあるか、売上原価などが計算できれば、売上に対して利益が見合っているかも把握できます。
以上、簿記のメリットを3つご紹介させて頂きました。まとめると次のようになります。
- 帳簿に書けばお金の流れが一目瞭然!
- ルールがある=集計しやすい!
- 企業を取り巻く利害関係者の人にも帳簿の情報は役に立つ!
簿記を学習するとお金の流れがつかめるようになるので、経理事務員にはやはり必須のスキルと言えますね!資格がなくても務められる職業ではありますが、正しい知識を持っていないと務まらない職業ですね。
鈴木の第1回の配信、いかがでしたでしょうか?簿記を学ぶ前に知っておきたい内容でしたね!簿記は非常に奥が深いため、問題を解けるようになるだけで満足せずにより多くの知識が必要です。コツコツのんびり学んで行ききましょう!
では次回のお知らせです。YouTubeソフトキャンパス・チャンネルの簿記3級の配信は、隔週での配信のため3/28になります。テーマは、「簿記の目的と5要素!」簿記を学習するにあたり絶対に必要不可欠なのがこの5要素です。5要素をしっかりと習得しなければ簿記検定の取得は出来ないと言っても過言ではないです。次回も鈴木が解説していきますので、ぜひご覧くださいね♪