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Excelの業務で数字の管理を行うときに便利な、ISOWEEKNUM関数(アイエスオー・ウィークナム)・WEEKNUM関数(ウィーク・ナンバー)のご紹介をいたします。
Excelでよく業務で使う売上管理に使用するというケースが良くあると思います。
月単位での売上の管理は結構難しいですよね、それが週単位となるともっと面倒になってしまいますよね( ;∀;)
しかし、週を調べるISOWEEKNUM関数と、WEEKNUM関数を知っていれば面倒なことはありません。
ISOWEEKNUM関数
ISO-8601方式とは?
ある年の最初の暦の週は、年の最初の木曜日を含む週であり、年の最後の暦の週は次の年の最初の暦の週の一つ前の週になります。
そうすると、1月1日を含む週の週番号が年の1週になるのか、はたまた前年の最終週になるのかは、下記の表のようになります。
ISOWEEKNUM関数の書式は、=ISOWEEKNUM(日付)になります。
引数には指定された日付のその年におけるISO週番号を返します。指定された日付に基づいて、1~54のISO週番号を返す事になります。
下の表をご覧ください!
例1:今日のISO週数を計算たい時には。
現在の日付に基づいてISO週番号を取得する必要がある場合は、次の式を適用してください。
今日は2021年4月27日なので、ISOWEEKNUMは次の表の様にのように17を返してくれます。
例2:Excelの用途のひとつに売上管理に使用するということがあります。
月単位での売上の管理は結構難しいですよね、それが週単位となるともっと面倒になってしまいます。
そこで、週を調べるISOWEEKNUM関数を利用します。下記の表を作成します。
その後WEEKNUM関数を開設の後に週の金額を算出してみましょう。
そこで、今度はWEEKNUM関数です。
WEEKNUM関数は選択した日付が、その年の1月1日を第1週目として何週目にあたるかを返してくれます。
書式は、=WEEKNUM(シリアル値,[週の基準])で入ります。
週の基準 1:週の始まりを日曜日と考えます。
2:週の始まりを月曜日と考えます。
週の始まりを日曜日にするか、月曜日にするかで返る値が異なってくるんです。
B列は週の基準が「1=日曜日」、C列は「2=月曜日」の例です。
3行目、8行目のように「日曜日の場合異なった値が返されますよね。
先程のExcelを出しておきます。「C5」の関数を日曜日良い始まりのWEEKNUM関数に変更します。
=WEEKNUM(A5,1)と入力します。
ISOWEEKNUM関数もWEEKNUM関数も、どちらも第何周目にあたるかを返す関数のため、
これだけがわかっても計算ができるわけでは無いですね。
売上を集計するには合計する関数SUM関数を利用する必要があります。
2つの条件で合計を出すのでSUMIF関数を使って行きます。
「F4」に=SUMIF(C5:C35,WEEKNUM(A5,1),B5:B35)と入力します。
C列のWEEKNUM関数を使った週の値の中からWEEKNUM関数を使ってA列の日付を返します。
その後金額を週別に算出すると週ごとの合計がでました。
この様な売上管理をISOWEEKNUM関数とWEEKNUM関数を使って計算が出来ます。
ISOWEEKNUM関数とWEEKNUM関数のまとめ
ISOWEEKNUM関数は日付と時刻の指定された日付のその年においてのISO週番号を返してくれます。
最初の木曜日を含む週でISO週番号を返してくれるんでしたね!
WEEKNUM関数は日時、シリアル値をその年の何週目に当たるかを日曜日始まり、月曜日始まりかで示す値に変換します。
ISO週番号を利用するか、日曜始まりや月曜始まりを利用するのであればWEEKNUM関数を上手に使って
出来る人をアピールしてみましょう!!
是非、業務で使ってみてください!一目置かれる人材になると思いますよ。
これからもソフトキャンパスのブログを更新していきますのでチェックしてくださいね!