ワードで文書作成するときにフォント(文字)を大きくすると行間がすごく空いてしまうことを解決します!

ワードで文書作成するときにフォント(文字)を大きくすると行間がすごく空いてしまうことを解決します!

こんにちはソフトキャンパス青森校の佐川です。これまでソフトキャンパスschool chanelでPower Point(パワーポイント)のチラシ作成や資料作成の方法、パワーポイントの活用術などをずっと配信をしてきましたが、今回からWord(ワード)の配信をしていきます!

ワードって実はなかなか難しいですよね。ワードって基本操作は何となくであればできるのですが、きちんと文書を作成しようとすると文字が揃わなかったり、画像が動かなかったり、表作成が思い通りにできなかったりなど意外とワードを活用するのは難しいものです。

そんな方向けにワードを使っていて「困った・できない」ということを解決するための動画を配信していきます。1つ1つの動画は短いので見やすいと思います。

この動画で「ワードで困ったこと」が解決できた、「できなかったことができるようになった」という人を増やしたいというテーマで配信をしていきたいと思っております。この動画配信をご覧になって少しでもワードが活用できるようになっていただければ幸いです。

フォント(文字)のサイズを大きくすると行と行の間の隙間(行間)が大きくなる問題について解決していきます。

第1回目の今回はワードで質問をいただくことも多い行間について取り上げております。これは本当によくご質問をいただくのですが、ワードはフォント(文字)のサイズが初期設定で10.5ptになっております。

そのときは行の間隔がフォントに対してちょうどよい広さで見栄えがよいのですが、フォントの大きさを大きくすると、具体的には11pt以上にすると行と行の間隔が空きすぎてやけに文字が上下に離れて見えるようになり、見栄えが悪くなるのですよね。

行の間隔が広がり過ぎると1ページからはみ出てしまったりしますので、行間をきちんと設定して見た目のよい文章をワードで作成していきましょう!

このワードのフォント(文字)を大きくすると行の間隔が広がりすぎてしまうという問題について解説の動画になります。Youtubeのほうもぜひご覧ください。

Word(ワード)における行間とは

ワードで文章を入力して次の行にいったときに広がる行と行の間隔のことです。「行送り」とも表現されます。ワードの場合は行(文字)に対して上下に広がるようになります。(設定によっては上だけになることもあります。)

この行間なのですが、フォント(文字)サイズを初期設定の10.5ptから11ptに多少大きくしただけでやけに離れて見えるようになり文章のバランスが悪くなるのです。

Word(ワード)で文字の大きさによって行間が変わる理由

文字の大きさによって行間が変わるのはズバリ、ワードの初期設定の行間設定が1.0になっているからです。行間隔の設定は「ホーム」タブ→「段落」グループ→「行間」にあります。ここを見てみると初期設定では1.0というところにチェックがついております。1.0というのは1行という意味です。この設定を変えることによって行間を自由に設定することができるようになるのです。

Word(ワード)で行間を変える方法

先ほどお話したように行間の初期設定では1.0=1行に設定されています。そしてこの行間の設定のプルダウンメニューを見ると1.0よりも少ない数値はありません。これではどうやって行間を狭めるのかと思われるかもしれません。それは詳細設定を開くことによって設定ができるようになります。

行間の詳細設定を使う

ワードだけでなくオフィスソフト全般に言えることですが、リボンと呼ばれる画面上部のボタンはよく使う機能や設定が表示されており、それ以外の機能や設定については詳細設定を押さないとでてきません。詳細設定は「段落」グループの右下の矢印マーク(かなり小さいので注意)、もしくは「ホーム」タブ→「段落グループ」→「行間」→「行間のオプション」を押すことによって出てきます。

行間を狭くするために固定値で設定

先ほどもお話したように初期設定では行間が1.0(1行)になっております。まずここの設定を「固定値」に変更します。「固定値」にすると行間がptで指定できるようになり、自由に自分で決められるようになります。

この行間の「固定値」の値はフォントサイズの2倍あたりを目安に設定していただくとよいと思います。例えばフォントサイズが14ptであれば行間は24ptあたりを設定します。そうすると文字に対して上下に適切な行間が空くようになると思います。フォントサイズの2倍を参考にこの広がりを見ながら設定するとよいと思います。

ただし行間の設定を文字サイズよりも小さくしてしまうと文字が重なったように見えてしまい隠れてしまうので注意が必要です。例えばフォントサイズが12ptであれば行間を12pt以下にしてしまうと文字が重なるように見えます。必ず行間はフォント(文字)サイズ以上の設定にするようにしてくださいね。

ワードの行間隔のその他の設定

ワードには「ホーム」→「段落」グループ→「行間」→「行間のオプション」のダイアログボックスで行間の設定が「固定値」以外にも様々用意されています。

1行初期設定です。行と行の間が1文字分上下に空きます。
1.5行1行の1.5倍広がります。
2行1行の2倍広がります。
固定値 自由にユーザーが行間の設定を決めることができます。
参考としてはフォントサイズの2倍前後がよいと思います。
最小値 指定した値を下回らないようになります。フォントサイズが大きければ自動で行間も広がっていきますが、最小値で指定したサイズがフォントサイズよりも小さい場合はこの最小値の値が保持され、行間はこれより狭くなることはありません。
倍数1行の倍数です。倍数が2であれば2行分と同じ意味を持ちます。

フォント(文字)のサイズを大きくすると行と行の間の隙間(行間)が大きくなる問題のまとめ

今回行間の設定について触れさせていただきました。ワードを使っていて地味に困ることなので覚えておくと文章がきれいに作成できるかもしれません。行間のバランスって文書を作成するときも結構重要だったりしますよね。この行間の設定によっては1ページで収まるものが2ページになってしまったりとページをまたぐことにもなりかねません。

ポイントとしてまとめると

  • 行間は「ホーム」タブ→「段落グループ」→「行間」→「行間のオプション」で設定
  • 初期設定は1.0(1行)になっているので「固定値」に変更
  • 固定値はフォントサイズの2倍を目安に設定するとよい

以上になります。どうぞご参考ください。

このように毎週木曜日はワードの配信をしていきます。これからもワードで「困った」「できない」ということを解決していく動画を毎週配信していきますので、ぜひご覧ください。

動画内で取り上げてほしい内容とかありましたらYouTubeのコメント欄にてリクエストしていただきたいと思います。

ちなみに次回は「ワードで文字を揃えられない!文字揃えの方法」について配信いたします!インデント・均等割り付けを使った内容になっております。よろしくお願いいたします。