Excel(エクセル)には財務関数がたくさん用意されています。
その中で、今回はNPV(Net Present Value:ネットプレゼントバリュー)関数とXNPV(Extra Net Present Value:エクストラネットプレゼントバリュー)関数を紹介します。
どちらも、投資の正味現在価値を求める関数という部分は同じなのですが、定期の投資なのか、不定期の投資なのかという点が違います。
正味現在価値とはどういうものなのか、どのような場面で使う関数なのかを確認しましょう。

正味現在価値を求めるNPV関数

NPV関数は、定期払いの投資の正味現在価値を求める関数です。

NPV(割引率, 値1, 値2, …, 値254)

割引率割引率を指定します。
キャッシュフローを指定します。引数は254個まで指定できます。

例えば下記のような場合であればどうなるでしょうか。

10万円の初期投資、年間割引額10%、5年目までの収益で正味現在価値を求める

初期投資金額、年間割引額、5年目までの収益を記載し、下記のような表を作成します。
初期投資金額、年間割引額、5年目までの収益を記載し、下記のような表を作成します。

NPV関数を入力し、割引率のあとに5年目までのキャッシュフローを参照していきます。
NPV関数を入力し、割引率のあとに5年目までのキャッシュフローを参照していきます。

するとこのように、正味現在価値を求めることができました。
するとこのように、正味現在価値を求めることができました。

正味現在価値とは

正味現在価値とは、投資において、どれだけの利益を得られるかを表す指標です。
投資によって利益が得られるか、投資についての意思決定に使われます。

正味現在価値が0の場合は、そのプロジェクトに投資をして利益は発生しないということです。
0より大きければそれは利益が発生することになり、大きければ大きいほど良いとされるものです。

ちなみに、NPV=正味現在価値ということですが、PV=現在価値ということで、
財務関数には現在価値を求めるPV関数というものもあります。
NPVを理解するために、まずはPVについて見てみましょう。

PV(現在価値) = 将来受け取る金額 / (1 + 利率・割引率)^n年後

PVで求められる現在価値は、元利均等の銀行の金利を用いてローン積立、投資を行う際の現在価値です。
これに、割引率という指標を加えたのがNPVです。投資の現在価値を求める際には一般的には割引率を用います。

NPV(正味現在価値) = PV(現在価値) - 投資額

不定期な投資の正味現在価値を求めるXNPV関数

XNPV関数は、不定期な投資の正味現在価値を求める関数です。

=XNPV(割引率,値,日付)

割引率割引率を指定します。
キャッシュフローを指定します。引数は254個まで指定できます。
日付現金流動に対応する一連の支払日を指定します。

こちらも例を取って確認してみましょう。

10万円の初期投資、割引額10%、不定期な投資の正味現在価値を求める

不定期な支払いの投資のため、日付を含んでデータを作成します。
不定期な支払いの投資のため、日付を含んでデータを作成します。

割引率、キャッシュフロー、日付を指定します。
割引率、キャッシュフロー、日付を指定します。

すると正味現在価値が計算できました。
すると正味現在価値が計算できました。

ここがポイント!

定期払いの投資の正味現在価値を求めるにはNPV関数、
不定期払いの投資の正味現在価値の場合にはXNPV関数を使用する!
正味現在価値とは、投資に利益が発生するかの指標。

似ている関数ですが、使用方法を間違えると違う結果になってしまうので気をつけましょう!

正味現在価値を求めるNPV関数とXNPV関数【まとめ】

Excelにある財務関数の種類である、『NPV』と『XNPV』の書き方と使い方について紹介しました。
正味現在価値を求めることができる関数ですが、
使用する際は定期払いの投資なのか不定期払いの投資なのかで使い分けに注意しましょう。