【2022年決定版】VRの面白いビジネス 活用事例10選を紹介

VR(Virtual Reality : 仮想現実)はゲームなどのエンタメ分野を中心に盛り上がりを見せていましたが、コロナ禍が追い風となり国内外で様々なビジネスで活用されるようになりました。今後もVRは技術の進化とともに、まだまだ幅広い業界に応用されていく可能性を秘めています。本記事では『2022年決定版 VRの面白いビジネス活用事例10選』を紹介しますので、今後会社や個人のビジネスでVRの活用に興味があるという方はもちろんのこと、そうでない方も何かのヒントとして参考にして頂けると幸いです。

VR活用事例【訓練】

防災訓練や安全訓練、作業訓練や軍事訓練など普及がかなり進んでいるのが訓練での活用です。訓練で活用するメリットとしては、訓練をするために必要な人員や場所などのコストを大幅に削減できることや、動画視聴ではなくVRで体験することによって、リアルに感じることが出来るため記憶として頭に残りやすくなることで、いざ危険な場面に遭遇した際に役立つということも分かっています。
具体的な導入事例としては地震や土砂災害による避難訓練が多かったですが、最近では介護訓練で導入している訓練校があり、介護の経験がない人でもVRで体験することによって実際の現場でスムーズに動けることに繋がっているそうです。

VR活用事例【ショッピング】

小売業界でも実店舗が必要ないので、企業側としては家賃や在庫などのコストが大幅に抑えられるメリットがあるため、VRを導入する企業が増えています。またユーザー側としても実際に店舗に足を運ぶ必要がないことや、ECサイトなどで閲覧するよりも店舗を好きなように移動したり出来るといったメリットがあるので双方にwin-winであると言えるでしょう。具体的な導入事例としてはアパレル店やコスメショップ、インテリア雑貨店などが主でしたが、最近ではお酒の製造会社が酒づくりの各工程を楽しめるツアーを開催するといった面白い活用方法も出てきています。

VR活用事例【社内研修】

社内の研修をVRで行う企業も増えています。オンラインでの研修が可能なので遠方動詞でも研修が可能なことや、研修の内容の質を均一に出来ることや、従来のやり方で再現出来なかったOJTをリアルに体験出来るといったメリットがあるとのこと。主に新人研修で使用している企業が多かったですが、特に面白かったのは米ケンタッキーフライドチキンでは従業員向けのVR研修として『チキンをうまく揚げれるようになるまで脱出来ない…』といった、ホラーな雰囲気が漂う館でのVR研修があるようで、私も思わず入社したくなってしまいました。

VR活用事例【スポーツ観戦】


自宅でテレビで観戦するよりも、その場で観戦しているような臨場感が感じられたり、現実では人の邪魔になってしまうので不可能だった『好きな場所で観戦する』といったことも出来てしまうVRでのスポーツ観戦も需要が上がってきているようです。具体的な例を上げるとサッカーや野球から乗馬まで幅広く採用されており、最近スポーツ業界ではVRでのスポーツ観戦だけでなくスポーツトレーニングを導入している企業もあり、データも視覚化出来る点としても良いとのこと。スポーツ選手の強化に活用するのも面白い取り組みですね。

VR活用事例【観光】

観光分野でのVRの活用はコロナ禍で需要が上がったことで拡大しています。VR体験をすることで観光地やホテルの魅力をよりアピールすることが出来たり、ユーザー側としても実際に現地へ行った際に理想との乖離が発生しづらくなり、トラブル回避にもなるといった嬉しいメリットがあります。旅行会社やホテル、航空会社などがVR観光やVR体験を採用していますが中でも『現実では人が入れないような場所にBRなら入れてもらえる』サービスもあり面白そうだと感じました。

VR活用事例【教育現場】

教室にいる状態で社会科見学や校外学習をしたり、職業の疑似体験ができるので取り入れはじめた学校も徐々に増えてきているようです。色んなことの疑似体験が出来るようになることや、座学で学ぶよりも学習の効果が高まることはもちろんのこと、VRでの教育なら何回でも学習が出来るのが良いですよね。特にやってみたいと感じたのは図鑑にスマートフォンをかざして自然や生き物、植物等の構造がVRで見ることが出来るとサービスがあるようで私も利用したくなりました。

VR活用事例【ゲームアトラクション】


やはりVRと言えばゲームでしょう。ただVRゲームを自分で購入するとなると、まだまだ簡単に買える値段ではないので考えてしまいますよね…そんなニーズに応えるように、VR体験施設も増えてきているため、以前よりもVRゲームが身近なものになってきました。アクションゲームやホラー、パズルまでとにかく色々な種類のゲームアトラクションがあるため選び放題です。最近ではVRゲーム×メタバース(Meta Verse:インターネット上の仮想空間)も充実してきており、一人でのプレイではなく集団で楽しめるものもあります。

VR活用事例【医療現場】

医療の分野では主に医師の教育で使用する手術シュミレーターや長期入院が必要な子供向けに開発されたゲーム、老人の体験が出来るシュミレーションVRなどなど、VR×医療というと意外に感じると思いますが医療業界でも様々なVRが活用されています。中でも注目なのが、脊髄損傷などによって自力で歩行が出来ない患者のために開発された、VR歩行訓練です。なんと、訓練を受けた患者さん全員が歩けるようになっていく姿に驚きました。これは世界中に広まって欲しいですね。

VR活用事例【建築】

建築の分野との相性も良く、施工前のイメージの確認としてVRを使用したり、施工に入る建設現場では侵入社員の教育や事故防止の為の訓練に使用されていたりと、コスト削減や建設現場の従業員の安全を守るためにデザインから実際に建物が立つまでの間に多様なVR技術が使われています。中でも興味があったのがVR技術で重機を遠隔操作出来るというシステムがあり、カメラ映像をリアルタイムで表示をさせることで、実際自分が操作しているような体験が出来るものです。安全で効率の良い作業が出来るように今後の普及が期待されているようですよ。

VR活用事例【不動産】

建築に続いて不動産業界ともVRとの相性が良いようです。メリットとしてはお客様が直接現地に行かなくても内見することが出来るため早期契約や成約率のアップが期待できる所、実際に足を運ぶ前に体験することで『こんなはずじゃなかった…』を防げることなどなど。VRでの内見を導入することでのメリットがかなり多いため、企業としては導入するところが増えて来ているとのこと。不動産業界では、内見以外での活用は見つかりませんでしたが、他の使い方が出てくるのが楽しみですね。

最後に


いかがでしたでしょうか。
ゲームやエンターテイメント向けの分野だけでなく、VR技術は既に色んな業界での活用がされています。
VR技術は単純に楽しむだけでなく、コスト削減や時短にも繋がることが多いので、VRビジネスの発展は間違いがないことでしょう。アイディア次第で、全ての業界に広がっていくことに期待しています。