Facebookを活用し広告宣伝をしても、効果的にツールを使用できなければ、より多くの人にみてもらい、費用対効果を得ることはできません。そのため、Facebookページを活用していく上では、「自社の投稿がどのくらいの人に見てもらえているのか」「どのような経緯で自社の広告閲覧にたどり着いたのか」「何時の投稿に反応があるのか」など、閲覧までの道筋を確認しながら戦略を練ることが必要となります。そのための手段として、”リーチ数”の確認を行っていくことが重要となるのです。初心者でもわかりやすく、Facebookのリーチ数とは?確認方法や増やし方を徹底解説しました。
目次
なぜFacebookなの?
近年、SNSが急速に普及し、私たちの日常に欠かせないものとなっています。それに伴い、自社サービスや商品の販売促進戦略を考える上でも、”SNS広告”は欠かせない存在となっています。いくつかあるSNSの中でも、Facebookは全世界で29億人のユーザー登録者数を獲得しており、世界的にユーザーが多いです。また、実名登録であることからもいたずらやトラブルが起こりづらく、個人のコミュニケーションツールとしてだけでなく、企業も活用のメリットは大きいといえます。
Facebookの「リーチ数」とは?
リーチ数とは、Facebookページにコンテンツを投稿したときに、そのコンテンツを閲覧した人数のことです。リーチ数が増えるということは、投稿を閲覧した人が増え、運用率が上がることを示します。
リーチの種類
リーチの種類には①有料リーチ、②オーガニックリーチ、③クチコミリーチの3種類があります。
有料リーチ
有料リーチは、あなたの有料Facebookページが、ページに広告としてリンクしている広告を見た人の数です。広告をクリックしたかどうかではなく、表示された広告を見たユーザーの人数をいいます。
オーガニックリーチ
オーガニックリーチは、あなたの無料投稿が画面に表示された人の数です。オーガニックリーチは、クチコミとクチコミ以外の2つに分けることができます。
クチコミリーチ
友達のアクションによって、コンテンツを見たユーザー数です。友達があなたのFacebookページでフォローや「いいね!」、投稿へのリアクション、シェアなどを行ったために、あなたのページの広告や画像などのコンテンツが、画面に表示された人の数となります。「〇さんがあなたのリンクをシェアしました」といったような投稿が見られた人数のことです。
リーチの確認方法
ページインサイトを確認するには
Facebookには、「インサイト」という分析機能がついています。これは、Facebookページの管理者が閲覧できる機能です。ページへの「いいね!」やリーチの推移、ページでのアクション、フォロワー数の推移など、直近7日間のデータを確認することができます。
リーチ数は、有料リーチとオーガニックリーチに区別され表示されています。スパムの報告や投稿を非表示にする、「いいね!」の取り消しなどがされた回数も表示されます。このようなアクションが多くなるとリーチ数の減少に繋がります。
Fecebookのアルゴリズム(エッジランク)がリーチを伸ばす鍵
Fecebookのタイムラインにどの投稿が表示されるかは、Fecebookのアルゴリズム(エッジランク)が決定しています。そのため、アルゴリズムを理解して、Fecebookがユーザーにとって有益であるコンテンツであると認識するコンテンツを提供することで、リーチ数の増加に繋げることができるのです。
エッジランク
エッジランクは以下の3つの要素を掛け合わせて投稿を評価しているといわれています。
親密度(Affinity)
Facebookページとユーザーのつながりの深さです。Facebookページの投稿に対するユーザーの行動(Facebookページへのアクセス数、「いいね!」やコメント、タグ付け、シェアをはじめとする投稿へのリアクション)によって判定されます。
重み(Weight)
Facebookページの投稿に対する支持や反響についての、度合の指標となります。ユーザーのリアクションが、シェア > コメント > 「いいね!」の順にエッジランクに有利に評価されるといわれています。また、投稿の種類についても、動画 > 画像 > テキスト投稿の順に、評価に影響するといわれています。通常であれば繋がりの低いユーザーには表示されない投稿も、Facebookのアルゴリズムに重みを評価され、表示されることがあります。
経過時間(Time)
Facebookページの投稿の新しさの指標です。Facebookページへの投稿から、次の投稿までの時間や、投稿後のリアクションが得られるまでの時間によって判定されます。ユーザーがFacebookページにアクセスするまでの時間は、短い方が新鮮度は高いとされますが、古い投稿でもユーザーからのリアクションが多い投稿が有利に評価されるケースもあります。(話題になっている=新鮮であると判定されることもあります。)いずれにせよ、新しい投稿や古い投稿でも、ユーザーからのリアクションが多い投稿が評価されます。
リーチを伸ばすためのポイント
投稿する時は画像や動画を活用する
動画や画像があったほうが、閲覧者も「いいね!」やシェアなどのリアクションを起こしやすいため、リーチ数の増加に繋げることができます。
投稿数や投稿時間を研究する
先ほどインサイトの箇所でお伝えした通り、反応の多い時間や回数、属性をリサーチし、ターゲットを定めていくと良いでしょう。
コメントに対して@をつけて返信する
Facebookページの投稿に対して、コメントをいただいたら、「@+ユーザー名」をつけて、コメントをくれたユーザーに対して返信をしましょう。親密なコミュニケーションと評価され、エッジランクが上がるといわれています。
他の企業やインフルエンサーとのタイアップ
他の企業やインフルエンサーとタイアップを組むことで、お互いのフォロワーにも見てもらえるため、リーチ数の増加が見込まれます。
まとめ
Facebookでのリーチ数の見かたや種類、確認方法についてお伝えしてきました。
世界的にユーザーの多いFacebookページを活用し、自社製品の広告宣伝を効果的に行うためには、Facebookのアルゴリズム(エッジランク)を理解し、活用することが有効です。
また、実名登録が必須のFacebookの特徴である、実際のコミュニティに類似したネットワークを活かしていくためには、ユーザーからの親密感を得て、リアクションをもらえるようなコンテンツを意識して発信していくことが重要です。エッジランクを上げる3つの要素、「親密度」「重み」「経過時間」、これらを意識して、成果のでる運営を行っていきましょう。