googleのコアアップデートとは?影響の大きさや対策を徹底解説

googleのコアアップデートとは?影響の大きさや対策を徹底解説

9月に行われたGoogleコアアップデート完了から2カ月が経過しました。
実施中はもちろん実施後の今までサイト掲載順位に影響が出ている所を見るとなかなか大規模な改善だったようです。

この記事では「コアアップデートってなに?」そんな方にもわかりやすい様に簡単な説明から始め、行われた際の影響の大きさや現在どうなっているのかを提示しつつ、対策を交え解説していきます。

Googleコアアップデートとは

Googleコアアップデートとは
コアアップデートとは「コアアルゴリズムアップデート」の略称で、Googleが自分の検索アルゴリズムを見直し検索結果を大幅に改善するためのアップデートの事です。

年に2~4回程度行われ、事前告知の後に数十日かけて実施されます。(ただし内容によって実施期間は幅があり、前回行われた2024年3月のコアアップデートは1ヶ月以上かかりました。)

今回のメインは2024年(日本時間)8月16日から9月4日に行われたコアアップデートです。
まずは何が変わったのかを見ていきましょう。

アップデートで変わった所

アップデートで変わった所

ユーザーからのフィードバックを考慮

以前行ったアップデートで強く影響を受けたサイト関係者とのディスカッションや2024年3月のアップデートの時に開いたフォームからのフィードバックを考慮し、ドメイン評価や小規模・独立系のサイトを再評価する形になりました。

これにより、大手ドメインの知名度だけに寄らず、大小様々な高品質なサイトとユーザーを結び付けることを目指しています。

今回のコアアップデートの影響

今回のコアアップデートの影響

ドメイン評価の見直し

SEO対策に強いサイトが多く触れているのが大手ドメインでもただサブディレクトリに置いたコンテンツや社団法人のドメインをただ借りているだけのサイト、ドメインの評価を利用して短期的に順位を上げていたサイトが軒並み順位を下げているという事です。

これにより、ドメインの知名度を利用して中身は生成AIに内容を作らせて推敲も添削もしない文章やコピペで作られた検索意図とは全く関係ないWebサイトを検索結果から除外し、より検索ワードからユーザーの望む情報へ辿りやすくするための試みです。

この改善は前回のアップデートの時に開いたフォームからのフィードバックが参考に行われています。

小規模サイトや独立サイトを適切な評価へ

2023年9月に行われたヘルプコンテンツアップデート、(ヘルプコンテンツアップデートとは?気になる方はこちらが詳しいので参考にしてください。 ヘルプフルコンテンツシステムとは?アップデートや評価基準を解説
そして2024年3月のコアアップデートと続けて影響を受け、順位とトラフィックが減少した価値のある小規模サイトや独立サイトを改めて適切に評価しようとする試みです。

この改善はサイト関係者達とのディスカッションを参考に行われています。

実際に起きた事象たち

実際に起きた事象たち

長期にわたる検索順位・トラフィックの変動

コアアップデート実施前から実施一週間の順位・トラフィックの変動は検索アルゴリズムを改良する仕様上あって当然です。が、今回に至っては珍しく長期にわたって変動し続けているようです。

コアアップデートに触れているSEO対策サイトの多くが自社の解析ツールで様々なカテゴリの順位変動値を載せていますが、代表してこちらのブログhttps://seolab.jp/blog/google-algorithm-update-2024-aug-sep-impact/からグラフ画像を引用します。
(キーワードや検索順位の分析・解析ツールを提供している方のブログです。無料提供ツールから今現在のGoogle順位変動状況も把握できるので一見をおすすめします。)
長期にわたる検索順位・トラフィックの変動
アップデート実施中はもちろん実施後も大きな変動を続けています。今でも細かい調整を加え続けているのではないか、という考察がなされています。

分析データ以外で何か情報は?と探していた所、こんな記事を発見しました。大手業者はあまり実感わかず、小規模サイトは上昇下降ともに影響が多かったとの声がありました。
(2024年8月の「Googleコアアップデート」はどうだった? 今後サイト運営者が心がけていきたいこと【ネッ担まとめ】)
小規模なサイトでもコンテンツの質や関連性、ユーザーにとっての価値が順位上昇に大きく関与している結果と見られます。

じゃあどうする?改善と対策

じゃあどうする?改善と対策

まずは現状の確認を

実際に改善を手がける前に、アップデートから約二カ月立っているためまずは対策を試みているサイトの2024年9月11以降のトラフィックや掲載順位を確認・分析してみましょう。

分析に使うツールはGoogleが提供しているSearch Consoleがおすすめです。使い方はこちらのリンクから
 https://developers.google.com/search/updates/core-updates

確認・分析の結果、実施後から現在までで大幅または少し上昇、変動なし、少し下降していた場合は特に改善は必要ありません。Google公式でも順位がわずかに下がった場合は思い切った施策を講ずる必要はない、と言っています。
「むしろパフォーマンスが良好なコンテンツに変更を加えないことを推奨」という言葉からサイトが高く評価されている証ですので、改修するのではなく今のコンテンツをよりよく改良していきましょう。

実施後からトラフィックが大幅な減少が見られた場合はどこが減少に繋がっているのか調べるため、更なる分析を行い原因を特定しましょう。

コンテンツ改善時の注意

原因が特定出来たらそのサイト内のコンテンツの改善を目指しましょう。

トラフィック減少の原因となっている部分にメスを入れ、内容やアクセシビリティを中心にユーザーが使いやすく、「これを探していたんだ!」と思えるページに作り直しましょう。

コンテンツの内容に合致する上位検索結果のワードを盛り込むなどのSEO対策も見直し・改善をおすすめします。
ただし検索順位やトラフィックが減少した原因だからとコンテンツを削除する場合は冷静に行ってください。Googleも注意を呼びかけています。

最後に

最後に
コアアップデートの概要から始め、今回起きた影響から対策までを解説してきました。

どんな変更があろうともGoogle検索セントラルや公式ブログでの更新情報、「E-E-A-T(「E-E-A-T(「Experience(経験)」「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」)」「UX(ユーザーエクスペリエンス)」を高め、「ユーザーが求める情報を提供する」の原則を守っていれば大丈夫です。

対策方法に迷ったら今一度Google検索セントラルを見直すことを強くおすすめします。分析ツールも提供されていますし、何より対策が必要な影響元が「どうすればよいか?」の最新情報を直に教えてくれる場所です。

それでもコアアップデートが始まる際の順位の変動は避けられません。アップデートが実施されたらいち早く対応できるように公式Xやニュースから実施予定日の確認は怠らずに注意を向けておきましょう。