データベースにしてある数値から平均を計算したい時に使用出来る関数にDAVERAGE(ディーアベレージ)関数とデータの個数を求める関数にDCOUNT(ディーカウント)関数が有るのを知っていましたか?Excel(エクセル)で平均を計算出来る関数と言えばAVERAGE(アベレージ)関数・個数を求める時にはCOUNT(カウント)関数というのがありましたね。これら平均や個数を、計算したいデータを表形式で入力しておいて平均を求める事も多いと思います。
例えば
- 個別の売上データから平均を計算してみる
- テストの平均点をデータベースにある数値から計算したい
- 特定の項目のデータの個数を知りたい
などなどありますね。ちなみにデータベースと言うのは、数値やデータの集まりの事を言います。難しく感じるかもしれませんが、普段作成している表もデータベースになります。そのデータから、個数や平均値を求めたいと思った時にはデータベース関数を使った方が便利です。どのように便利なのか知っておきたい所ですよね。
今回は、データベース関数とであるDCOUNT・DAVERAGEの2つが他の関数と使用方法が、どの様に違っているのか、関数の使い方、書き方の例を含めて紹介してみます。データベースを扱う際の参考にしてくださいね。
DAVERAGE関数の説明はこちらから↓
DCOUNT関数の説明はこちら↓
目次
そもそもデータベースとは何なの?
関数の紹介の前に、『データベースって何?』と感じている人もいると思うので簡単に説明します。
データベースは、表の様に、データの集まりの事を言います。複数のデータが項目ごとに整理されて書かれていれば、データベースです。項目ごとにという事なので、例えば下の表の様に、テストの科目ごとに入力されている物は、データベースになります。エクセルの機能に『テーブル』という機能がありますが、テーブルにしていなくても大丈夫です。
ちなみに、1つのデータの事を『レコード』、項目部分を『フィールド』と言いますので、合わせて覚えておきましょう!
DAVERAGE(ディーアベレージ)関数の入力の形
『=DAVERAGE(データベース、フィールド、条件)』
- データベースの指定した数値の平均が出せます。
- フィールドには項目名を指定します。
- 条件には平均を計算したい数値のセルを選びます
データベースの中にある平均値を計算出来ます。フィールド部分を変化させる事で他のフィールドも同じ様に平均を出せます。数値が入っていない空欄のセルや、文字が入っている部分は分母には入れずに計算します。
DCOUNT(ディーカウント)関数の入力の形
『=DCOUNT(データベース、フィールド、条件)』
- データベースの中で指定したフィールドのデータの数が計算出来ます
- フィールドには項目名を書き込みます
- 条件にはデータが入っている範囲を指示します
データベースの中の指定したフィールドのデータの個数が数えられます。空欄のセルは無視されますが、『0』や文字など何かしら書き込んであれば対象にとする事が出来ます。
DAVERAGE関数で平均の数値を求めてみよう
テストの点数を表形式で数値を書き込みました。これをデータベースとして関数を使って計算してみましょう!今回の表では、科目がフィールドになりますね。
データベースの平均を関数を使った時の書き方
1.セルを選んで関数を『=DAVERAGE(』まで書き込みます。
2.引数を選んでいきましょう。『データベース』では表を選択し、『フィールド』では科目名を入れます。条件では数値が入っている所を指示しましょう。
3.関数を確定すると平均が出て来ますね。
AVERAGEを使用した平均値の結果と比べると、結果が同じになりますので試してみて下さいね。
DCOUNT関数フィールドのデータの個数を出してみよう
先ほどのテストの表を使って、テストの結果を入れている人数を求めてみましょう。
データベースの数値の個数を出してみよう
1.『=DCOUNT(』までセルに関数を書き込みます。
2.引数を選びます。選びかたは先ほどと同じ様に『データベース』では表を選択し、『フィールド』では科目名を入れます。条件では数値を選んでいきます。
3.関数を確定して数値の確認して下さいね。
データベースの関数!簡単に平均とデータの個数を求めるやり方|まとめ
データベース関数の使用方法として、DAVERAGEでの平均とDCOUNTでのデータの個数について、どういう時に使うのか紹介しました。合わせて、データベースが何かも分かりましたか?
関数についてまとめると、
- 表の様にデータの集まりをデータベースと言います
- DAVERAGEは平均をデータベースから求めます
- DCOUNTは、フィールドにあるデータの個数を数えます。
データベース関数は、データのまとまりに対して使用出来る関数です。今回は平均とデータの個数を出す関数について紹介しましたが、もちろん他にも種類はあります。ちなみもAVERAGEでも平均が出せるのであれば、そちらを使用しても十分です。今回の関数はVBAでマクロを作成したいという時に活用出来たりする物です。使い分けだけ覚えておくと良いですね。他の関数も徐々に紹介していきますので参考にしてくださいね。