文字列の置換

Excelの関数で文字の置換!【SUBSTITUTE】関数

Excel(エクセル)の関数を使用した文字の置換の方法をご存じですか?『SUBSTITUTE』(サブスティチュート)関数という物が活用されます。文字の置き換えが出来れば、

  • 入力した文字も間違いの修正
  • 文字が変更になった時の修正

など、簡単に出来る様になりますよね。実はこういった文字の置き換えについては、Excel(エクセル)に限らず、Word(ワード)にも機能があるんですよねぇ。『置換』という機能になりますが、こっちはやった事があるという人も少なからず、いるんではないかと思っております。
そして、Excelに文字を置き換える関数がある事を知らない人も多いんですよ。関数じゃなくても出来るからですね。そこで、今回は若干影が薄い『SUBSTITUTE』について紹介します。使い方を覚えていきましょう!
『SUBSTITUTE』関数の説明はこちら↓

 

 

関数『SUBSTITUTE』の活用による文字の置換方法

では、関数を活用して置き換えが出来る様にして行きます!
いつも通り、引数がどうなるのか、活用する時の注意点について説明します。やり方を掴んで行きましょう!!

【SUBSTITUTE】関数の引数・記入方法とは?

『=SUBSTITUTE(文字列、検索文字列、置換文字列)』

  • 指示した文字列から特定の文字を置換します。
  • 文字列は『“』(ダブルクォーテーション)で囲みます
  • 置き換えた結果の文字が出来上がります

関数での置き換えの場合は、『どの文字の中の』、『どの文字』を『何の文字に変える』かを指定する訳ですね。この順番さえ覚えておけばバッチリですので、忘れないで下さいね。

関数でExcelの文字を変える!『SUBSTITUTE』の活用

では、文字の置き換えをしてみましょう。今回は【Excel】の文字列をいろいろ混ぜながら書き込んでおります。その中で『エクセル』とカタカナに変更して表示をさせてみましょう!

 

文字を変換します

 

1.変更後の文字を表示させる所に関数を書き込みます。
『=RSUBSTITUTE(』となるようにしましょう!

 

関数を入力しました

 

2.順番に引数の指示をして行きます。はじめが『どこを変えるのか』のセル、2つ目に『変えたい文字』を書き込みます。3つ目に『変えた後の文字』を書き込みます。

 

引数の指定をします

 

3.これで完成です。決定してちゃんと変わっているか確認しましょう!!

 

変換できました

 

他の所に書き込んだ文字列も変更されているのが確認出来たらOKです。

【番外編】Excelの関数ではない『置換』の使い方

関数での変え方は説明しましたので、合わせて『置換』を使った時の変え方も紹介します。
『リボン』→『ホーム タブ』→ 『編集 パレット』→ 『置換』
といった感じでボタンを探しましょう!
置換をセレクトすると、別ウィンドウが出てきます。

置換機能のウィンドウ

あとは、関数の時と同じように、変えたい文字と、変えた後の文字を指示してください。

変わりましたね
関数の時と違うのは、書き込んである文字が直接的に変更されるという事です。以前に書いた文字のデータも念の為に残しておきたいと言ったパターンの時には『SUBSTITUTE』をおススメします。

Excelの関数での文字の置き換えに使用される特殊記号を覚えよう!

関数を活用した文字の変え方についての内容は掴めましたでしょうか?『置換』機能の経験がある人であれば、流れは簡単に理解出来たかもしれませんね。
さて、ここで覚えてほしいのが『ワイルドカード』です。『〇〇から始まる』とか『□□で終わる』物を変えさせたいという指定の時に使われるものですね。例は以下の通りです。

ワイルドカード意味指定方法対象の文字例対象外の文字例
任意の1文字Excel???Excel365 などExcel2016 など
任意の文字Excel*Excel365、Excel2019などOffice365Excelなど

『*』(アスタリスク)は任意の文字となります。文字数は関係なく指示出来るので、表の例で行くと「Excelという文字から始まる」と言った感じになります。対象外の例を書きましたが、この場合『Excel』という部分は変更対象にはなるんです。扱い方がややこしく感じるかもしれません。何度か使って行きましょう。
ちなみに『SUBSTITUTE』関数は、文字列の中から引数に指定した文字の部分を変更するので、『どこを変更するのか』に指定した文字の前後にどんな文字が入っていても関係なく変換する事が可能です。なので『*』などワイルドカードを使用する必要が無い為、『SUBSTITUTE』関数ではワイルドカードマスクは1つの文字として扱われるので使えません。

Excelの関数で文字の置換!【SUBSTITUTE】関数|【まとめ】

Excel(エクセル)での文字の変更について『SUBSTITUTE』関数を活用した場合の方法ついて紹介しましたが、流れは掴めましたでしょうか?『置換』は機能を活用しても関数を活用してもどちらでも同じように可能です。元のデータを直接変えないといけないのか、対象とする範囲はどのくらい違うのかによって使い分けが必要になってきますね。

  • 『SUBSTITUTE』は元のデータも残したまま文字を変更可能
  • 変換出来る範囲は、引数に指定出来る範囲のみ
  • 『置換機能』は直接データを書き換える
  • 変換出来る範囲は、Excelのデータ全体も指示が可能

といった感じになっています。
どちらを活用しても、変える文字などの指定の仕方や考え方は同じになります。実行後の結果をどのようにしたいのかによって使い分けを考えないといけないですね。
『SUBSTITUTE』関数を使った文字列の変更については、『ワイルドカード』をしっかりと使用出来るかどうかも大事です。ここが分かると変更の幅が広がるんですね。
ポイントの違いを掴んで、うまい事使い分けが出来るようにしておきましょう!