Excelで修正内部収益率を計算する【MIRR】関数を使ってみよう!

定期的な投資に対して収益がどれくらい出ているかを利回りで示したもの「内部利益率」を求める関数にIRR(Internal Rate of Return:アイアールアール)関数があります。MIRR(モディファイド・インターナル・レート・オブ・リターン)関数は、「修正内部収益率」(※支出と収入が異なる利率で発生した場合の内部収益率を計算する)関数です。

修正内部収益率を計算する【MIRR】関数

Excel(エクセル)で定期支払額から内部利益率を求める関数がMIRR(モディファイド・インターナル・レート・オブ・リターン)関数です。やや難しいですが、収入の金額やローンなどの、定期的な支払いがある中での利益がどのくらいなのかという利益率を求められる関数です。計算では支払いの金額をマイナスで入力し、収入の金額をプラスで入力をしておきます。定期的に動くお金について計算する、いわゆる財務関数の種類はたくさんあるので、そのうちの一つとして覚えておきたい関数ですね!

・範囲:キャッシュフロー(お金の流れ)の値が入力されいてるセル範囲を指定します。
※複利計算を行っているため、入金と出金のキャッシュフローの発生順に並べておく必要があります。

・安全利率(finance_rate):
キャッシュフローで使用される金額に支払う金利(支払額「負のキャッシュフロー」に対する利率)を指定します。
※出金に適応される利率を指定します。

・危険利率(reinvest_rate):
再投資する際にキャッシュフローで受け取る金利(収益額「正のキャッシュフロー」)に対する利率)を指定します
※入金に適応される利率を指定します。

実際に【MIRR】関数を使って計算してみよう

=MIRR(範囲,安全利率,危険利率)

例えば定期的な支払いがある中で、その各年度の金額が記載されているセルを「範囲」として指定します。
そして、計算の中で必要な安全利率と危険利率をそれぞれ入力します。

入力されているセルを指定するだけで簡単に内部利益率を求めることができます!
(もちろん計算に使う数値の入った表は準備しておく必要があります。)
MIRR関数

具体的には、画像のように長期的に投資していくときなどに、金額と利率によって内部利益率がどのくらい推移するのかなどの計算に役立てることができます。単純に投資するよりも、実際にリターンがどのくらい見込めるかなど、できるのであれば把握しておきたいですよね!MIRR(モディファイド・インターナル・レート・オブ・リターン)関数を使えると、具体的にどれくらいの儲けがあるのかなどの把握にも役立てられます。素晴らしいですね…!

Excelで修正内部収益率を計算する【MIRR】関数を使ってみよう! まとめ

Excelで修正内部収益率を計算する【MIRR】関数をご紹介しました!「定期的な支払額」「定期的な収入額」に対して…などと説明されることが多い関数ですが、実際には投資などの計算に役立てられています。現実的にわかりやすいイメージが持てると覚えやすいかも?これから投資を考えているという方は、難しくて計算が面倒な収益指標をExcel関数(IRRやMIRRなど)を使って、簡単に求めることが可能ですので是非、MIRR関数を習得しましょうね!嫌煙されやすい財務関数ですが、覚えておくと日常的に役立つものばかりです!