Excelで標準正規分布を標準化した値を求める時に使う【STANDARDIZE】(スタンダーダーズ)関数の使い方

今回のExcel関数のご紹介は、【STANDARDIZE】(スタンダーダーズ)関数になります。この【STANDARDIZE】(スタンダーダーズ)関数は、Excel(エクセル)のデータ分析に使用できる関数の一つになります。標準正規分布を標準化した値を求める際に使用するのが、この【STANDARDIZE】(スタンダーダーズ)関数になります。正規化はデータ分布に必要な操作になったりします。正規分布の値を、平均0、標準偏差を1にした時に、どのくらいの値になるのかなどを求めることができるわけです。正規化することで、他の正規分布のデータと比べてみてどうなのか分析ができます。
こうした、正規分布に対する関数は他にも多くありますので、この動画を参考に興味のある方はぜひ覚えてみてください!

【STANDARDIZE】(スタンダーダーズ)関数の入力方法について

まずは、【STANDARDIZE】(スタンダーダーズ)関数の入力方法から確認をしていきます。

=STANDARDIZE(値,平均値,標準偏差)

【値】
標準化したい数値を指定します
【平均】
全体の算術平均(相加平均)を指定ます
【標準偏差】
標準偏差を指定します

このように【STANDARDIZE】(スタンダーダーズ)関数を入力することで、様々なデータを統計学的に見やすく、標準正規分布します。例えば、このように値を標準化すると、身長と体重など、単位の異なるデータであったとしても分布の比較がしやすくなるわけです。
普段からこうした計算を必要としている方にとっては、とても便利な関数になりますね。また、この関数で文字列は計算の対象になりませんので注意してください。また、指定した標準偏差が0または0以下の場合はエラー値#NUM!が返されます。

こうしたExcel(エクセル)での分析を行う関数は他に多く、この【STANDARDIZE】(スタンダーダーズ)関数は比較的簡単で、使っている方は大学生時代に使用した記憶があるかも。。という方もいらっしゃるかもしれません。何を求めたいかによって使い道が合わってきますし、どの関数を使用すれば効率よく求めることができるのかが変わってくると思います。どういう調査をしたいか考えた上で、有効な手法を選んでみてくださいね。その中の一つの関数として、今回の【STANDARDIZE】(スタンダーダーズ)関数を覚えておいて頂ければと思います。また、分析をすると言ってもこの関数だけですべてが完結するわけでもなかったりしますので、これまでにご紹介してきた関数を参考に、ご自分が求めたいと思っている結果が導き出せるように学習をしていきましょう!