Excel(エクセル)の関数を活用してみましょう!複数の条件と一致するすべてのセルで平均値を求める!『AVERAGEIFS』(アベレージ・イフ・エス)関数

いつもご視聴ありがとうございます!今回ご紹介するExcel(エクセル)の関数は、『AVERAGEIFS』(アベレージ・イフ・エス)関数という関数になります。こちらの関数は『統計関数』のひとつで、平均値を求める関数になるのですが、平均値を求める際に複数の条件を設定することが出来ます。

平均値を求める関数には、『AVERAGE』(アベレージ)関数や『AVERAGEIF』(アベレージ・イフ)関数などの関数がありますが、これらの関数だと条件を設定することが出来ない、もしくは条件を設定することが出来たとしても設定することが出来る条件は1つまでになります。

今回ご紹介します『AVERAGEIFS』(アベレージ・イフ・エス)関数であれば複数の条件を設定しての平均値を求めることが出来ますので、絞りたい条件がいくつかあってもしっかりと平均値を求めることが可能です!難易度も低めの関数ですので、ぜひ皆さん活用してみてください♪

複数の条件と一致するすべてのセルで平均値を求めてみましょう!『AVERAGEIFS』(アベレージ・イフ・エス)関数

『AVERAGEIFS』(アベレージ・イフ・エス)関数の使い方をチェックしていきましょう!

それでは『AVERAGEIFS』(アベレージ・イフ・エス)関数の使い方をチェックしていきます!入力する時のポイントは、引数は最初に対象範囲を入力することです。対象範囲というのは、平均したい値の範囲のことを指します。対象範囲を入力してから、条件範囲と条件を続けて入力していきます。
関数式はこのようになります。条件範囲と条件については必要に応じて追加して入力することが出来ます。

関数式:『=AVERAGEIFS(平均対象範囲,条件範囲1,条件1,条件範囲2,条件2・・・)』

今回はこちらの表のデータに複数の条件を設定したうえで平均を求めてみます。設定する条件は『女性』で『参加回数が3回以上』の2つです。では早速やってみます!

セルF5に平均値を求めます。セルF5に『=AVERAGEIFS(D4:D13,B4:B13,”女”,C4:C13,”>=3″)』と入力します。
セル範囲D4からD13を対象範囲として平均値を求めます。そして条件は、セル範囲B4からB13の中から『女』、同じくセル範囲C4からC13の中から『3』以上の数字、これらが条件となります。2つの条件に当てはまるデータのみを使用して平均値を求めていきます。

関数式の入力が出来たらエンターキーを押して確定してみましょう!『41』と表示されました。ですので、女性で参加回数が3回以上の方の平均年齢は41歳ということが分かりました。

Excel(エクセル)の関数を活用してみましょう!複数の条件と一致するすべてのセルで平均値を求める!『AVERAGEIFS』(アベレージ・イフ・エス)関数【まとめ】

いかがでしたでしょうか?『AVERAGEIFS』(アベレージ・イフ・エス)関数を活用することで、より求めたい平均値を知ることが可能になります。
『AVERAGE』(アベレージ)関数や『AVERAGEIF』(アベレージ・イフ)関数ですと、要らないデータまで使用してしまうこともありますので思うようなデータが求められない・・・なんていうことも。

『AVERAGE』(アベレージ)関数や『AVERAGEIF』(アベレージ・イフ)関数に比べると関数式は少しややこしいようにも感じますが、条件を付けられるのでやはり便利です。使い慣れてくると、年齢別や性別ごと、カテゴリや名前などごとにデータの平均値を求めることも容易になるかと思います!

ちなみにですが、こちらの『AVERAGEIFS』(アベレージ・イフ・エス)関数は、多くの人が取得していて有名なMOS試験でも出題されることのある関数の1つです。MOS試験にご興味のある方はぜひソフトキャンパスへお問い合わせください♪

データの平均値を求める時、条件を複数付けてより詳細な情報を手に入れたい!といった際に便利な関数、『AVERAGEIFS』(アベレージ・イフ・エス)関数をご紹介させて頂きました!ぜひご活用くださいね。