QUARTILE関数結果

配列に含まれるデータから四分位数を計算するQUARTILE関数とQUARTILE.EXC関数QUARTILE.INC関数の使い方

QUARTILE(クアタイル)関数とは、四分位数を求める関数になるんですが??
四分位数って何でしょう?になりますよね!四分位数とは売上高の平均を出したとします。各店舗もあったりするので店舗ごとの平均を出しても売れている月も売れてない月も全部の合計を月数で割ることになりますよね。
平均値だけを見てその店舗を評価するのは間違いになります。全体の分布を見ないといけないことになります。
四分位数とは全体を小さい順に並べ替えて4つに分けることを意味します。
店舗全体の売上状況を把握したい時には、平均値だけでは全体の分布を知ることはできないので、最大値、四分位数、最小値、平均点を見ることで、全体の分布を掴む事ができるんですね。

QUARTILE関数

先程4つに分けるお話をしました。
100を4で割ると25ですよね。0~25、25~50、50~75、75~100の範囲になります。これを四分位数で活用していきます。
QUARTILE関数の書式は、=QUARTILE(配列,戻り値)になるんですが、()内の引数を解説いたします。
配列は、四分位数を求めるための値を入力します。セル範囲や配列で選択します。
戻り値は、求めたい値の位置を数値で選択します。
0は、0の最小値です。
1は、25の位置で第1四分位数と言います。
2は、50の位置で第2四分位数(中位数)と言います。
3は、75の位置で第3四分位数と言います。
4は、100の位置で最大値になります。
戻り値はこの0~4で指定します。

では、テストの結果をデータにしますので見て下さいね!

QUARTILE関数

テストの結果のデータがあります。平均はすでに計算されていますね!
E4のセルに、テスト結果から下位25%の成績になる得点を出してみたいと思います。
E4に、=QUARTILE(C4:C11,1)と入力します。引数の戻り値は先程の25の位置なので1を選択してください!

QUARTILE関数結果

60.5と出ましたね!下位から25%になる得点は60.5になんですね!

QUARTILE.EXC(クアタイル・エクスクルーシブ)関数

QUARTILE関数は、四分位数を求める関数でしたよね!
100を4で割ると25でしたね。0~25、25~50、50~75、75~100の範囲で四分位数で活用出来る関数でした。
QUARTILE.EXC関数は、四分位の0と100を含まない状態で計算してくれます。
書式は=QUARTILE.EXC(配列,戻り値)でQUARTILE関数と同じなんですよ!
配列は、四分位数を求めるための値を入力します。セル範囲や配列で選択します。
戻り値は、求めたい値の位置を数値で選択します。
1は、25の位置で第1四分位数と言います。
2は、50の位置で第2四分位数(中位数)と言います。
3は、75の位置で第3四分位数と言います。
戻り値はこの1~3で指定します。0と4が無いんですよ。0と100を含まない状態で計算するので出てこないんです。

先程のデータを参考にしてみます。

QUARTILE関数

QUARTILE.EXC関数
E4に、=QUARTILE.EXC(C4:C11,1)と入力します。結果は、57.5と出ました。QUARTILE関数は60.5でしたよね。
0と100を含まない状態で計算されるので結果が違ってきます。統計学に於いてこの二つの関数は必要なんですね!

QUARTILE.INC(クアタイル・インクルーシブ)関数

QUARTILE.INC関数はQUARTILE関数の新しい関数になります。考え方はQUARTILE関数と全く同じです。
新しいバージョンのOfficeを利用している方はQUARTILE.INC関数を利用する事をおすす致します。

QUARTILE関数・QUARTILE.EXC関数・QUARTILE.INC関数のまとめ

QUARTILE関数は、四分位数を求める関数になるんでしたね。四分位数とは全体を小さい順に並べ替えて4つに分けることを意味します。
上位何パーセントに入るのかなどを求めたい時に使う関数でした。
QUARTILE.INC関数は、QUARTILE関数の新しい関数になります。考え方はQUARTILE関数と全く同じです。
QUARTILE.EXC関数は、四分位の0と100を含まない状態で計算してくれるので25,50,75の位置にある値を計算してくれるんでしたね。
0~25%と75~100%の部分はエラー値が返ることになるのでQUARTILE.EXC関数・QUARTILE.INC関数の違いが判ると思います。