ITパスポートの試験は3つの分野に分かれていますね。
その中で機械部門にあたる内容は問題数も多い分野になります。コンピュータの基本的な知識が問われる内容になりますね。
コンピュータの基本的な知識として覚えておかなければいけないのが五大装置になります。コンピュータの構成はこの装置から成り立っているのでまずはこの内容から覚えて行きましょう!
目次
五大装置にはどの様な装置があるのか知ろう!
まずは五大装置が何かをチェックしましょう。次の五つになります。
- 制御装置
- 演算装置
- 記憶装置
- 入力装置
- 出力装置
これらになります。パソコンにもいろいろ種類がありますが構成はこの五つになります。基本になりますので必ず覚えちゃいましょう!
制御装置と演算装置について知ろう!
さてそれぞれの装置についてチェックして行きましょう!
制御装置は、その名の通り動きなどを制御する為の装置です。
例えばパソコンでは入力する為のキーボードがあったり、画面に出力する為のモニタがあったりしますね。
これらが正しく動作する為には、キーボードから入力された信号は文字として記憶する様にしたり、モニタは結果を表示させる機器だと認識をさせて表示をさせるという事が必要となります。これが制御するという事ですね。周辺機器や内部の機器などが正しく動作する為に制御装置があります。
演算装置は演算をする機能を持っている装置になります。この場合の演算は『データの処理をする』という内容になります。Excelの様に関数で計算をするのもそうですが、Wordで文字を入力すれば文字が入る様にするとか表を表示させるとか、そういった動き全般が演算という感じになります。
中央処理装置は制御装置と演算装置を兼ね備えている
これらの2つの装置を併せ持っているのが中央処理装置になります。いわゆるCPUと言われる物です。
このCPUはコンピュータの脳みそと言われる物で、この性能が良ければコンピュータの動きが早かったリする訳ですね。大事な所ですよね。
このCPUに関係して覚える内容が、性能を表す単位になる『クロック周波数』です。単位は『Hz(ヘルツ)』になります。ITパスポートではこういった用語も出て来るのでしっかりと覚えておきましょう。
因みにこのクロック周波数は数値が大きければ性能がいいという事になりますが、CPUには種類があって、違う種類のCPUであればクロック周波数の数値が同じでも処理能力は違います。ただ数値を比べて、良い、悪いと決めれる訳ではないので気を付けましょう。
記憶装置について知ろう!
それでは3つ目に記憶装置という事ですがこれはデータを保存する為の装置ですね。保存できなければ前回のデータを使って編集とか出来なくなりますので大事な装置になる訳です。
この記憶装置にも大きく分けると3種類があるので、その種類もしっかりと覚えて行きましょう!
処理中のデータを保存しておくメインメモリ
一つ目がメインメモリです。処理中のデータを保存しておくメモリになります。これはパソコンの電源を消すとデータが消えてしまうという特徴があります。メモリにもさらに種類がありますので覚えておきましょう。
RAM
データの読み込みも書き込みも出来るメモリで『Random Access Memory』の略称。CPUが処理するデータはこのRAMの中に記憶されます。RAMの容量が大きければ復習のデータをまとめて処理出来る様になります。
RAMには『DRAM』と『SRAM』があり、メインメモリに使われているのは『DRAM』になります。
ROM
読み込み専用で書き込みは不可のメモリです。このメモリはパソコンの電源を切ってもデータが消えません。起動用プログラムなどが保存されており、パソコンの電源を入れる時にはROMの中に入っている起動用プログラムをCPUが読み込んで起動します。
作成したデータを保存しておく補助記憶装置
電源を切るとデータが消えるメインメモリに対して、電源を切ってもデータを残しておく為の装置が補助記憶装置になります。補助記憶装置にも種類がありますので、どういう物があるのか覚えておきましょう!
補助記憶装置の種類 | 代表的な媒体 | |
---|---|---|
磁気ディスク | HDD | 数十GB~数TB |
FD | 1.44MB | |
光ディスク | コンパクトディスク | 650MB、700MB |
DVD | 4.7GB、8.5GB など | |
Blu-ray | 25GB、50GB など | |
半導体メモリ | SSD | 数十GB~数TB |
USB |
メインメモリとCPUの間に位置するキャッシュメモリ
CPUとメインメモリの動作スピードには差があります。どうしてもCPUの方が動作が早い為、メモリに書き込んだり、読み込んだリする時にCPUが待つ時間が出来てしまうんですね。
この待っている時間をちょっとでも無くそうという事でキャッシュメモリが活躍します。これはメインメモリよりも書き込むスピードが速いメモリで、一度読み込んだデータを保存して置いたりします。2回目はこのスピードが速いキャッシュメモリからCPUがデータを読み込む事で待つ時間を少なくしている訳ですね。
キャッシュメモリには『SRAM』が使われているので覚えておきましょう!
入力装置・出力装置について知ろう!
入力装置はコンピュータにデータを入力する為の装置になります。キーボード・マウスなどがそれにあたりますね。どんな機器があるのかを覚えておきましょう!
代表的な入力装置 | 動作 |
---|---|
キーボード | 文字を入力する時に使用される機器 |
マウス | GUI環境において、ポインタを動かす時に使用される機器 ポインティングデバイスの1つ |
スキャナ | 書面などをデータ化してコンピュータに取り込む為の機器 |
出力装置は、演算結果を表示させる為の機器ですね。
代表的な機器には、ディスプレイやプリンタなどがあります。
入力装置も出力装置もいろいろな種類がありますので、ハードウェアの時に紹介します。
入力装置・出力装置に関係するインターフェースについて覚えよう!
さて入出力装置と合わせて覚えておきたいのがインターフェースです。インターフェースは物と物の境界という意味になりますが、この場合は『接続する時に使用する線』を表します。差込口がいろいろありますよね。ITパスポートではそのインターフェースの種類も問われますので覚えて行きましょう!
インターフェースの種類 | 特徴 | 代表的なインターフェース |
---|---|---|
シリアルインターフェース | 1ビットずつデータを転送する 長距離転送に向いている | USB IEEE1394 |
パラレルインターフェース | 複数ビットまとめてデータを転送する 長距離転送には向かない | SCSI セントロニクス |
ワイヤレスインターフェース | 赤外線や電波などを使用して、無線で接続をする | IrDA Bluetooth |
それぞれのインターフェースにも特徴があります。試験で出てきやすい部分に絞って紹介すると次の内容です。
USB
パソコンの電源を入れたまま線の抜き差しが出来るホットプラグと、線を差し込むだけでデバイスドライバが自動で読み込まれるプラグアンドプレイを採用している。USBハブを使用して最大127台まで同時に接続出来る様になっている
SCSI
外部補助記憶装置を接続する時に使用されたりしている。数珠繋ぎが出来るデイジーチェーンという方式で7台まで接続する事が出来る
ITパスポートの機械分野 五大装置について知ろう|【まとめ】
さて今回は機械分野で問われる五大装置について説明しました。
ここでは用語と役割としっかりと覚えていく事がポイントになります。またそれぞれの装置についての単位なども知っておく必要がありますね。
今回は入出力装置の種類について簡単に紹介しています。ITパスポートの内容ではハードウェアについての内容も出て来るので、そこで詳しく紹介をしていく予定です。今回は五大装置で覚えておかないといけない部分に絞っていますので参考にしてみて下さいね。