メルマガ配信のやり方徹底解説!効果的な方法と選び方のコツとは?

メルマガとはメールマガジンを略したものです。定期的に企業などから送られてくるお知らせといったところでしょうか。最近ではSNSや動画から情報を得ることが増えているのにメルマガを送っても見てもらえないのでは?どれくらいのマーケティング効果があるの?などと思う人も多いのではないでしょうか。

メルマガはインターネットが普及し始めた当初から今現在まで残る既存顧客とのつながりでもあり、とても重要なものです。シンプルですが、自分のほしい情報が定期的に届くというサービスは基本的に需要があり、今後も続いていくものだと思われます。不特定多数に見てもらうよりも、既存顧客のハートをがっちりとつかんでおくという感じかもしれません。

さらに、メルマガにSNSや動画など別のサービスを紐づけるなどすれば、より効果的な販売促進や情報の周知ができます。ここではメルマガの配信方法やコンテンツの書き方、法律などメルマガを始めるにあたり気を付けなければいけないことを説明します。ここを読んで、明日からでもメルマガを始めてみましょう。

メルマガ配信の方法

メルマガを配信するためには以下の4つの方法があります。

  • メール配信サービスの利用
  • メルマガをGoogleスプレッドシートからGmailで送る
  • メルマガをマイクロソフト社のExcelからOutlookで送る
  • メルマガを通常のメールからBCCで送る

メルマガは一斉に多くの人にメールを配信するサービスです。現在よく使われているのはメルマガ配信サービスです。有料と無料があり、送信回数やセキュリティ対策が施されるなど仕様によって変わります。配信サービスには、クラウド型とオンプレミス型があります。簡単に始めるならば、クラウド型がおすすめです。クラウド型はインターネット上でサーバーにアクセスし、サービスに申し込めばすぐに利用できます。オンプレミス型は、自社にシステムを構築する必要があります。カスタマイズできたり個人情報の管理をできることが利点ですが、スキルがある人がいないと管理できないのが難点。また費用もかかります。今は様々なクラウド型の配信サービスがあるので、メリットデメリットを調べて決めるようにしましょう。

次にGoogleのスプレッドシートにメルマガを作成し、Gmailからメルマガを送信する方法ですが、これには「Google Apps
Script」というプログラミング言語を使わなければならないため、プログラミングに関する予備知識が必要となります。同じくMicrosoftExcelからOutlookを連動させてメルマガを送信するにも「VBA」というプログラミングが必要になります。いずれも、プログラミングに関する知識が必要となります。
最後にメールのBCCで送る方法ですが、今現在はあまりおすすめできない方法となります。というのも人的ミスが起こりやすく、管理がずさんになり個人情報が流出してしまう可能性が高いからです。

メルマガ配信の目的、どんなことを書けばよいの?

メールの配信方法が決まったら、次はどのようなメルマガを配信していくかを考えます。そのためには、メルマガ配信の目的を明確にする必要があります。例えば販売促進やファン層の拡大、リピート創出、イベントの告知などさまざまです。自社のニーズに合わせてターゲットやペルソナを設定しコンテンツを作成しましょう。ここではメルマガの書き方、ターゲット、コンテンツの作成方法などを説明します。

メルマガの書き方


メルマガのデザインや形式にはhtml形式で書かれたものと、テキスト形式で書かれたものがあります。html形式で書かれたものは写真や動画などを組み込んだ凝ったデザインを施すことができ、視覚的に華やかな印象で見ていて楽しいものが多くあります。開封率なども計測できるので有効な情報を得ることができますが、作成をする時にはhtmlの知識がある管理者がいなければなりません。受信側がhtmlに対応していないと見た目が崩れてしまうこともあるのでそこも注意が必要です。

テキスト形式の場合、専門的な知識やツールは必要なく手軽に送ることができます。受信側もほとんど影響はないでしょう。ただし、文字だけになってしまうので読むのが面倒と思われたり、開封率が分かりづらいので効果を計測するのが困難なこともあります。メリットとデメリットなどそれぞれの特徴を理解し検討しましょう。今はメルマガをスマホで見ることも多くなってきているので、スマホで見たときにどのように見えるのかきちんとレスポンシブ化しておく必要もあります。

ターゲットを決める

メルマガはターゲットやペルソナに合わせて送る必要があります。まず「誰に、何のために、何を伝えるのか」を明確にしましょう。ペルソナを設定するために必要な基本情報は、住んでいる場所や年齢、家族構成、困りごと、趣味や特技など購入商品などで、それらからペルソナの骨格を推測します。そして、自社自身も新しい顧客を開拓したいのか、既存顧客にリーチしたいのか、ファンを作りたいのかといった、メルマガを送る理由を明確にしておきましょう。これらの情報をきちんとセグメントしペルソナやターゲットにリーチするコンテンツを作成します。
一からメルマガを始める際、送り先の情報がなかったり、配信先が少ない場合はどのようにしたらメルマガの登録をしてもらえるのかを考えます。たとえば、イベント参加の際に登録を促したり、資料請求と引き換えにメルマガに登録してもらうといった方法もあります。イベントや時事に合わせてメルマガのターゲットも精査しましょう。

コンテンツ作成の方法

ターゲットやペルソナを決めたら、それに合わせたコンテンツを考えます。送るコンテンツは1メール1コンテンツで十分です。自社のホームページに定期的に発信しているコラムなどがあればそれを送ってもよいでしょう。もしもコラムなどのコンテンツがなければ、時事的なイベントやセールの告知、キャンペーン情報にお得なクーポンを付けたりして、メルマガ受信者限定の特別感を出すのも効果的です。

いずれにしてもターゲットに何を教えたいか、伝えたいかを考えればコンテンツは出来上がります。配信頻度が滞らないように、なるべく多めにコンテンツをリストアップしておきましょう。

配信回数を決める

メルマガの配信回数や頻度はどれくらいにしたらよいのでしょうか。それは一概にはいえず、企業形態がBtoBなのかBtoCなのかによっても異なります。調査によるとだいたい1か月に1~4回の配信スケジュールという企業が多いそうです。無理のない範囲で定期的に配信できるスケジュールをたてましょう。

メルマガの配信時間も、朝にするのか夜にするのか決める必要があります。ターゲットの動向を調べてみましょう。例えば、働いている人がターゲットならスマホを見てもらえるような朝夕の通勤時間に、子育て中の主婦がターゲットなら子供が登校した後の午前中にといったように、ペルソナに沿って配信時間をきめるのがおすすめです。配信回数と配信時間を決め、定期的にメルマガが送れるようになれば、リターンを測定しその効果をきちんと分析しましょう。

メルマガで重要なのはオプトインとオプトアウト


メルマガを送る際には「特定電子メール法」をきちんと確認しておく必要があります。「特定電子メール法」には、メルマガ配信に同意を得ていない人に送信を禁止する「オプトイン規制」や、メルマガ送信を拒否した人への送信を停止する「オプトアウト規制」などが決められています。さらに送信側のオプトイン、オプトアウトの表示義務なども定められているので、それらを守っていない企業に対する罰則も年々強化されています。この規制については、ウェブサイトの資料請求などのフォームに「メルマガ配信を希望する・希望しない」のチェック欄の記載が必要となります。
「特定電子メール法」は安心してメルマガを受信してもらうための大切な法律です。顧客に不信感を抱かせないように、「特定電子メール法」をきちんと把握しておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?メルマガは今でも費用対効果の高いマーケティングツールのひとつなので、ぜひ始めてみてはいかがでしょうか。メルマガを作る際に大切なことは、顧客が何を求めているか、そこにきちんと届く内容になっているかということです。そしてせっかく書いたメルマガが届かないということがないように、メール送信システムを利用したり対策を施して迷惑メールに振り分けられないようにすることも大切です。常にメルマガのフィードバックや効果を分析し、改善しながらファンを増やし、面白くて愛されるメルマガを発信するモチベーションを持ち続けましょう。