目次
生成AIの危険性について
- 「便利だから使おう」
- 「自分で考えるのが面倒だからAI検索でいいや」
- 「AIがやってくれるから自分はチェックだけで楽できるからいいよね」
- 「なんでもAIに聞けば答えてくれるし、わざわざ考えることも減った」
などで、利便性が高まる一方で日本人の思考力低下が近年ではニュースに上がっています。
便利だからこそ、最新の注意を払い適切にAIを使いこなす必要があります。
- 生成AIの危険性はどんなところなのか?
- 利用する上でのメリットやデメリットとは?
- 正しく使用するにはどうしたらいいのか?
上記3点について、お伝えします。
生成AIの危険性はどんなところなのか?

生成AIは便利で使いやすいので、すぐに使いたくなりますが、使用する上での危険性をしっかりと理解していないと思わぬ事故を起こしてしまいますので非常に注意が必要です。
今回は危険性(リスク)と対策についてそれぞれ解説します。
誤情報・フェイクの生成
AIに依頼し作成した文章やシートはハルシエーション(事実とは異なる誤情報)を作ることがあり、そのままフェイク情報に気が付かずにアップデートや企業送信をしてしまうと機密情報保護の観点から訴訟になることがある。
対策としては、重要な情報は確かな情報源(専門家や行政機関など)をベースに自ら照合し正しい情報なのかを確認する。または、骨組みをAIに作らせて構成や中身を人間が思考することによって誤った情報を発信せずに済みます。
個人情報・機密情報の漏洩
主に会社や学校、フリーランス事業でよくあることではありますが、資料に個人情報や機密情報が入っておりそのまま別のフォーマット作成してほしいとAIに投げかけてしまうとその情報がAIに記録/漏洩されてしまう危険性があります。
対策としては、個人情報や機密情報欄は匿名化を行い情報の取り扱いに注意することで記録や漏洩の危険性から回避できます。
著作権・知的財産の問題
AI検索は、基本的に全ネットワークから使用できそうなものを拾い整理、分析した結果を出すシステムです。そのため、検索した結果誰かが作った作品を盗作、あるいは知的財産権の侵害にあたる危険性を伴います。
対策としては、画像や音楽などを使用する際には<利用規約>を熟読し、契約違反に該当しないように使う必要があります。
偏見・差別(バイアス)
AIは全世界のネット検索をもとに学習したシステムで内容によっては、偏見や差別的表現(バイアス)になる可能性がある。情報をそのまま鵜呑みにしてしまうと、公平性が失われてしまうため、視野を広くし公正性を加味した情報にしなければならない。使用する際には、「この表現は偏りがないか」「公平性に問題はないか」を常に確認して使用する必要があります。
依存・思考力の低下
デジタル機器の普及から人間が自ら考え行動する機会が減少傾向にあります。わからないことをそのままAIに投げかけて検索結果を鵜呑みにして使用することは、依存性が高く思考力低下を引き起こすことになります。対策としては、アイデア出しや構成の骨組みをAIに任せ最終的な判断は人間自らが行うことを意識する必要があります。
悪用(詐欺・ディープフェイク)
近年AI普及から詐欺事件も横行しています。偽画像や合成写真、偽音声や公的機関を名乗る文章作成など手口は様々です。対策としては、怪しいと思った情報源や検索結果を信用せず公共機関HPの確認や、「この情報(画像や音声、文章データなど)は本当なのか」という視野を持ち判断することが必要不可欠になります。
このように危険性(リスク)だけを見ても様々なことを注意して扱わなくてはいけないということはご理解いただけたかと思います。続いては、その注意すべき点を意識したうえでAIを使用するメリットとデメリットについて見ていきましょう。
利用する上でのメリットやデメリットとは?

生成AIのメリット
作業の効率化・自動化
AIを活用することで日々のルーティンワークの効率化や自動化が可能になります。
大量データの分析が得意
顧客データや機密情報を除いたデータ(支店や数値など)の大量データを分析し計算することが可能になります。
創造性のサポート
新しい施策などの運用にあたってアイデアが出ない場合、AI検索をすることにより創造性のサポートが可能です。
生成AIのデメリット
デメリットについては「生成AIの危険性はどんなところなのか?」をご参照ください。
正しく使用するにはどうしたらいいのか?

結論、「便利な助手として使い、責任は自分が持つ」というマインドが必要不可欠です。
AIの利便性と危険性を十分理解した上、あくまでもサポート役として活用する分には非常に優秀なエージェントになります。
様々な情報が飛び交う現代社会において、新たなイノベーションやアイデアは人々の生活をより豊かな物にしてくれますが、自ら思考を止めてAIに頼りっきりになるのは非常に危険な行為です。
周囲と円滑なコミュニケーションをとり、客観性と公平性の視野を広く持つことでAIは味方にも敵にもなりえると言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
公平性を意識してAIを活用することは決して難しいことではありません。
結論として、自分で最終的に考え決定することに何も変わりはないのです。
昭和・平成・令和と時代が流れ、昭和までは本や新聞、ラジオやテレビなどを介した情報源しか私たちにはありませんでした。平成では、携帯電話(フィーチャーフォン)が主流になりネット検索やワンセグなどで情報を取り入れて、PCで再度細かい情報を検索できるという時代でした。平成後半から令和現在に至っては、スマートフォンの普及率が増加しいつでもどこでも情報を検索し、「分からないこと」があればすぐに検索できる時代になりました。
最近では、スマートフォン・タブレット・PCを一般的に使用できるのが当たり前になり、かつ、文章作成や会議資料作成などをAIに任せて人間がチェックし補正するというフリーランスや在宅ワーカーが増え始めました。
職場環境でAIを使用する際には、ある程度周囲とのコミュニケーションも発生するため未然に危険性からの回避は可能になりますが、主に在宅で勤務をされているワーカーでは未然に防ぐことは容易ではありません。
生成AIについての理解がこの記事を読んで「注意が必要なんだな」や「便利なエージェントを使うためには視野を広く持たなければいけないのか」、「AI検索をするときに個人情報や機密情報を入れると危険なんだ」と思っていただければ幸いです。
何事も利便性の裏には必ず危険性が潜んでいるようなものです。
便利な物ほど、共有し使いまわしをしたいというのが、皆様思うところだと思いますが、意図しない事故にあわないように便利なAIを注意して使いこなしてほしいです。




