みなさんはExcel(エクセル)のチェックボックスを活用しますか?使えると便利なチェックボックスの作成・削除の方法や設定の仕方についてお伝えします。そもそも、仕事で活躍の範囲が広いといえばExcel!!ですね。データテーブルで分析をしてみたり、グラフを使ってデータを分かりやすく表示をしてみたり、文書をExcel(エクセル)を使って方眼にして作る時もあります。今やExcel(エクセル)は、使えて当たり前と言われるアプリケーションです。という事は、Excelが完璧にできる=仕事に役立つ人になるという訳です。某パソコンスクールのコマーシャルでも、時間が限られている中でExcelを使いこなせる人と、使えない人どちらに仕事を頼みますかというような内容のコマーシャルが流れてますね。だからこそ『マスター出来たらいいなExcel!』です。ということで、Excel(エクセル)の中で使える機能「チェックボックス」の作り方や削除の方法などを紹介します。
目次
チェックボックスを使ってアンケートの集計を楽に行いたい!!Excelで設定する方法をご紹介!
では、エクセルの便利機能「チェックボックス」を作成して、集計作業を楽に行う方法を見てみましょう。データの集計と言ってもいろいろな集計がありますね。例えば、アンケート調査をした結果を集計したいとなった場合、どんなやり方があるか考えてみると、アンケートをどうやって取っているかという事で集計の容易さって変わってきますよね。初めからパソコンなどで入力できる画面があって入力してもらうとすれば、結果をあらかじめExcelの表として出す様にできるので便利ですよね。では、紙に記入してもらったアンケートの集計を楽にやりたい時は?結果を入れる表を作って、そこに1枚1枚の結果を入力していく事になることが多いですね。入力さえ出来ればそれほど時間はかからなそうですが、そこにたどり着くまでが大変です。その入力作業が1秒でも早く終わる機能がチェックボックスです!作成をするのに設定が必要だったりと、下準備がいろいろと必要になりますが、これが使えると入力が楽になります。チェックボックスを作成して3倍速く入力するのも夢ではないかもしれません。
では、コントロール機能のチェックボックスを作ってみましょう。Excelアンケートでチェックを入れて答える形のものを想像してみましょう。イメージとしては学習内容を聞く内容で、学習したい項目が書かれていて、そこにチェックを付ける事にしましょう。【下表参照】
学習したい内容にチェックしてください。 | ||
□Excel | □Access | □VBA |
これをチェックボックスを作ることで、チェックするだけで入力できる様にしちゃいます。下図のようなものを作成します。
これがチェックボックスですね。Excel・Access・VBAなど、選択項目を書いておいて、項目の□をクリックすると☑が入ります。早速ですが、チェックボックスの作り方を確認しましょう。まず「開発」タブを出します。その中の工具箱っぽいマークの挿入をクリックすると、コントロールと言われる部品が出てきます。たくさんあるのでチェックボックスを頑張って探します。
後はチェックボックスを作成したいところでドラックをすれば完成です。文字を入力して変更してください。
チェックボックスを作成したら、チェックしてあるか結果を表示するセルを設定しましょう。まずは結果を表示させる場所を作成します。ここでは結果表示の所にチェックされた内容が表示される様に設定します。【下図参照】
右クリックからショートカットメニューを出していきます。メニューからチェックボックスの挙動を決めます。
設定画面の中にあるリンクするセルの所に結果を出すセルを選択します。これで1つ設定できました。他のコントロールも同じように設定しましょう。するとチェックを入れたか入れていないか結果が分かります。TRUE、FALSEで出ましたね。
出来ましたね。後は結果集計の所に貼り付けていけば、準備OKです。
Excel、Access、VBAの列のTRUEの数をカウントしていけば集計完了ですね。うまく作ればチェックボックスにチェックを入れていくだけなので、入力する人も間違えにくく、集計する人も楽に集計できる様になります。もっと簡単に計算したければ、マクロを使って、ボタン一つでコピーまでしてくれるように設定するとより早くなります。ただ、このマクロの作成は少し慣れている人でないと作成が若干大変なので、出来そうな人に作ってもらいましょう。でもこれだけでも集計結果の入力は早くなるし、何より入力ミスが格段に減るはずですので、これでスピードUP!!ですね。
Excelチェックボックスの設定【応用編】自動でセルに背景色をつける方法!
他の使い方で少し難易度が上がりますが、チェックボックスとエクセルの条件付き書式機能をダブルで使ってみると、例えばチェックを入れたらリアルタイムに好きな背景の色に変更できるという設定も出来ます。例えば下のような形で、書式を変える為のチェックボックスを作成してみてください。今回はチェックを入れたかどうかをA5に表示させる様に作っています。
条件付き書式とチェックボックスの同時設定でExcelの背景をリアルタイムに変えます。B列をすべて選択してから、条件付き書式を選びます。そして、新しいルールを選ぶと設定のウィンドウが出てきます。数式を使用して、「書式設定するセルを決定」という所にして、ルールの内容を変更します。セルA5にしたいので、セルA5をクリックすると勝手に入力されます。
プレビューの右に書式がありますね。ここでセルの設定します。背景は何色を選んでも大丈夫ですよ。
OKを押して設定が確定したら完成です。セルの背景を塗るときにチェックを入れましょう。すぐに背景が変わりましたよね。
このように設定するといろいろな書式の変更が出来そうですね。いろいろやってみると楽しいです。
Excelチェックボックスの設定【応用編】いらなくなったチェックボックスを削除したい
Excelで不要になったチェックボックスを削除したい、間違えたので削除したいといった場合の設定方法についてもご説明します。自分で作成したチェックボックスを消去したい時は、作成したチェックボックスを選択してDeleteキーを押して削除します。そうすると簡単にチェックボックスを消すことができます。意外と簡単ですよね?
消したいのにチェックボックスをにチェックが入ってしまって上手く選択されないという場合は、右クリックしてみると選択することができます。
Excelでチェックボックス活用術!
さて、チェックボックスの作成や削除、設定方法などの活用術について書きました。チェックボックスは単体ではなく他の機能と組み合わせて使うと、入力が楽になったり、集計が出来るようになったり、チェックしてるかどうかで動きを変えてみたりすることができます。エクセルの初級からは一段上の使い方のイメージがありますが、設定の仕方さえ覚えてしまえば活用の範囲は広がっていき、効率化が図れます。チェックボックスのように活用できる機能は活用して、仕事を楽に素早く終わらせる人になっていきましょう!