RRI関数(レリバント・レート・オブ・インタレスト) 財務​​: 投資の成長に対する等価利率を返します。

Excelで使うRRI関数のご紹介です。

RRI関数

RRI関数は、指定した現在価値と将来価値から複利の利率を求めることが出来る関数になります。
現在価値と将来価値から複利の利率を求めます。定期預金の場合、元金が現在価値に、満期受取額が将来価値を表すのでそのれるを使いましょう。

書式は、=RRI(期間, 現在価値, 将来価値)になります。
カッコの中の引数は次のようになります。
期間は、投資の期間を指定します。
現在価値は、元金などの現在価値を指定します。
将来価値は、満期受取額などの将来価値を指定します。

例1;100万円が5年に後に130万になる時の複利計算の月の利率を求めてみましょう。

RRI関数例1

E4に、=RRIと入力します。Tabキーを押すと関数が入りますので期間はB5のセルですが年5%なので*12にします。
カンマで区切って次は現在価値なのでC4を選択します。次が将来価値なのでD4を選択しEnterキーを押します。
=RRI(B4*12,C4,D4)と入力してください。結果は月の利率が0.43823%になりました。

RRI関数例1結果

※ポインとは
期間が5年の場合、年利を求めるのであれば5を指定し、月の利率であれば5年に12ヶ月掛けます。

例2:初回一括投資で150万を年利5%で30年運用した場合の30年後には幾らになるかをまず前回解説したFV関数を使って求めます。

RRI関数例2

C6のセルには、=FV(C3,C4,,C2)と入力します。結果は¥6,482,914になります。4倍以上になったと言う事になります。

RRI関数例2結果

今度は結果に対しての年の利回りを計算したいと思います。

RRI関数例2結果応用

30年間の間、平均年5%の利率となりましたね!

投資や上場投資信託(ETF)の騰落率から簡単に年利回りが求められますので是非ご自身で運用されている方は是非利用してみてくださいね。

例3:年齢45歳になって老後の貯えとして投資を考えています。初回一括投資300万で20年後に1,000万円貯めたいと考えます。
さて、利回り何%の商品を探せばよいでしょうか?

RRI関数例3

C7に、=RRI(C4,C3,C5)と入力します。6.205%と出ました。
年の利回りが6.2%の商品を探せばよいことが解ります。便利ですよね!

RRI関数まとめ

RRI関数は、投資が目標額に達成できる利回りを求める事ができるんですね!
投資の成長に対する等価利率を知ったりすることができます。
先ほどの説明の様に定年後年金生活者になった時の老後の資金を貯めたい時にも利回りを計算してそれにあった金融商品を選択する必要があります。
このような時、投資元本と目標金額をはじめに設定しなければなりません。実現するためには「利回り」を知る必要性があるわけです。。
このようなときに使うのがRRI関数となります。
Excelでは色々な関数があって皆様の財務を導き出して失敗のない金融商品の投資運営に役立ててくださいね。
これからも、もっと便利な関数をソフトキャンパスのブログで解説して参ります。