【第9回】【パワーポイント】パワーポイントのテクニック】パワポで極めたトリミング!資料作成に目を引くテクニック!

パワーポイントで写真をトリミング!加工した画像をおしゃれな表紙や資料に!

パワーポイントで画像をトリミング!加工した画像をおしゃれな表紙や資料に!

画像の加工の一つ、トリミングは基本的なものから図形に合わせて行う
こともできます!

画像の加工は専門のソフトを使用することで、高度な編集も可能です。が、みんながみんなそのような高度な専門ソフトを使用できる環境ではありません。ですが、パワーポイントでも画像を加工することができるんです!今回は基本のトリミング~図形を使ったトリミングで、おしゃれな表紙を作っていこうと思います!

今まで使ってきた、パワーポイント(PowerPoint)の便利機能などもおさらいしながら進めていくので、過去の動画と一緒に便利なコピー機能などのおさらいをしていきましょう!

基本のトリミングはとても簡単です!

パワーポイントでトリミングを行っていきますが、まずトリミングとは何か?トリミングは、写真・画像をトリムする。画像の必要のない部分を切り取る機能のことです。動画でも配信していますので、こちらも参考にご覧ください!

【第7回】【パワーポイントでデザイン!】写真をトリミングして加工した表紙をつくります!プレゼン効果抜群!

基本的なトリミングを行うには、画像を選択した際に出る「描画ツール」のトリミングのボタンを押すとⅬ字型のマークが出てきます。このⅬ字マークをつかみ、ドラックしてサイズを調整しながらいらない部分を切り取ります。ちょっと大きさやトリムする範囲を間違ったかな?と思ってもあわてないで大丈夫です。パワーポイントをはじめとしたofficeソフトの図とサイズのリセットを押すとトリミングのすべてが元通りになりますし、トリミングボタンを再度押してトリミングのやり直しもできます!ほかの画像をいじるアプリと違って、何度でも直すことができるので、気兼ねなくトリミングができますね!

図形に合わせてトリミングを行うにはどうしたらいいの?

パワーポイントをはじめとしたofficeのアプリには、基本的なトリミングのほかに「図形に合わせてトリミング」を行うこともできます。トリミングボタンの下にある黒い三角ボタンを押すと、トリミングの様々な機能が入っているのですが、その中にある「図形に合わせてトリミング」を選択すると、挿入にある図形と同様の図形の一覧が出てきます。三角形や四角形などを選ぶと、画像はその形にトリムされます。時折、トリミングにはどうかな?と思う図形もありますが…(※スマイリーを試しに使ってみましたがちょっと違和感がありました)このほかにもたくさん画像があるので試してみると意外と面白い形になるかもしれませんね。

また、図形は入れた形のままでは、正三角形や正方形などが最初にできるため、思った形に画像が収まりません。画像の外側にあるオレンジ色のあるを使うと多少変形ができるので、正三角形を直角三角形に、平行四辺形を細長いものに変えることもできますよ。

パワーポイントで図形を使うとさらに高度なトリミングをすることができます!

図形を使ってのトリミングには、パワーポイントが自由度の高いアプリである利点を使って、さらに高度なトリミングを行うことができます。
図形を使用することは上でご紹介したの内容と一緒ですが、よりおしゃれな資料するためのテクニックを使って一工夫していきましょう!こちらも配信された動画がありますので、ご覧ください!

【第8回】【パワーポイントのテクニック】パワポで極めたトリミング!資料作成に目を引くテクニック!①

今回もパクタソさんよりいただいた画像を使って、おしゃれは表紙を作っていきます!
ただし、上でご紹介した図形を使ったトリミングではなく、「塗りつぶし」を使ってトリミングを行います!一つの画像をトリミングするのだけであれば、そのままトリミングボタンや図形の使用したトリミングを使えるのですが、一枚の画像を特定の場所でトリミングしたい際には「塗りつぶし」を使ったほうがとても簡単にできるようになります。

図形の塗りつぶしを使うと、さらにトリミングの幅が広がります!

今までは先にトリミングを行うときに、画像を先に入れてからトリミングを行っていましたが、あまり知られていない「図形の塗りつぶし」を使ったトリミングを行います。ただ、図形の塗りつぶしを行うと、図形の中に無理やり画像が入ったように感じるので、さらに一工夫が必要です。
塗りつぶしに画像が入っている図形を選んで、トリミングボタンを押すと、トリミング編集画面になります。そして、Ⅼ字マークのさらに後ろに隠れている白い丸を使うことで図形の大きさや形を変えることなく、画像のみ大きさが変わります。また、後ろの画像を動かすことで、図形の場所を変えることなく画像の場所を移動できるので、とても便利ですよ!

図形の形にきれいにトリミングするためのテクニック

パワーポイントでは、さらなる画像のトリミングに図形を組み合わせて作るときにテクニックが必要になります。「図形の塗りつぶし」を使うときの注意点なのですが、「図形の塗りつぶし」を使って図形を回転させたりしようとすると、画像も一緒に上下さかさまになったり、向きが図形に影響されます。そのため、設定を変えます。図の書式設定をリボンにある図の書式設定に行きます。塗りつぶしのバケツマークから、下へ行くと、「図形に合わせて回転する」というのがあるので、チェックを外します。すると塗りつぶしに入っていた画像が上下さかさまなっていたものがもとの状態に戻ります。

あまり知られていない部分ではありますが、こういった機能を使えると、パワーポイントでのトリミングの幅も広がっていきますよ!

三角形を敷き詰めておしゃれな表紙を作ろう!

今まで使ってきた「図形の塗りつぶし」を使っておしゃれな表紙を作っていきます。そのためには前準備が必要になります。今回は三角形を敷き詰めていくのですが、パワーポイントで図形を敷き詰めてきれいに配置するのは少し難しいです。こちらも佐川先生が動画でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!

【第9回】【パワーポイント】パワーポイントのテクニック】パワポで極めたトリミング!資料作成に目を引くテクニック!②【資料作成・プレゼンに役立つ!】

早速作っていくのですが、ここで一つポイントです!表紙の三角形を敷き詰めた時にできる隙間は少し細いほうが、気持ち見栄えがいいので細目にしていきます。また、使う三角形は、あまり大きさに決まりはなく大体の大きさで作ります。後で大きさについては調整をしますよ!

図形を配置して画像をトリミングしていきます。

まず、適当な大きさの三角形を1つ用意します。その三角形の1つの頂点をスライドの端と合わせて配置すると、完成した際に見栄えが良くなるので、まず1つの三角形を左端に配置します。基準の三角形ができたら、今までの動画でもたくさん使っている「Ctrl+ドラッグ」でのコピーを使います。プラス水平方向に動かしたいので、今回は「Ctrl+Shift+ドラッグ」をします。Shiftが入ることで、水平方向に平行にしか動かなくなるので、コピーして水平方向へきれいに並べたいときは、「Ctrl+Shift+ドラッグ」を使いましょう!コピーして、全体的なバランスを見て、図形が大きければサイズを調整しましょう。

きれいに画像をトリミングしたいので端の三角形の形を少し変えます。

左端に入っている三角形は、そのままだとあまり見栄えが良くないので、端の三角形を直角三角形に変えていきます。ただし、パワーポイントでは図形を途中で切り離すことができないので、別の直角三角形を端にある三角形と同じ大きさにして使います。三角形同士の頂点を合わせてサイズを調整します。また直角三角形はそのままの色でもいいのですが、違いがわかりやすいように、別の色で塗りつぶしておくと変更しやすいですね。

2段目、3段目をコピーやグループ化を使って整えましょう。

1段目ができたら、2段目・3段目を作ります。1段ずつ作ることで、調整がしやすいです。その時も「Ctrl+ドラッグ」のコピーを使うと楽ですよ!
2段目・3段目は必要な三角形を1段目から複数選択してコピーをします。その後、1段目はグループ化をすると1個だけずれるといったミスもなくなります。コピーした2段目・3段目はそれぞれの場所へ移動させます。この時に端が直角三角形が必要になりますので、改めて1段目と同じように直角三角形を作り、大きさや向きを調整します。

また、3段目は作っている三角形のサイズによっては、上の形がスライドよりはみ出すため、台形や三角形の図形を使って形を調整します。3段目まで完成・グループ化をしたら、3段ともに複数選択肢をして上下の余白などの配置を「上下に整列」を使って調整しましょう!こうすると上下が均等にそろってとてもきれいな模様になります。

あとは、「図形の塗りつぶし」とトリミングを駆使して画像を図形に納めます。この際に、さかさまの三角形は画像もさかさまになっているので、図の書式設定から「図形に合わせて回転する」のチェックを外すのを忘れないように気を付けましょう!

背景や文字を加えておしゃれな表紙が完成です!

最後に背景の色や文字をスライドに入れていきます。背景は色が変わるだけでも印象も変わりますよ。背景をかっこよくしたいので今回は黒にします。背景の設定は「デザイン」にあるバリエーション内の「背景のスタイル」から変えていきます。ここで色を変えることで図形との隙間に色が入るのでとてもはっきりしますね。

また、文字を入れるときはテキストボックスを使います。最初は文字色が黒いため見えにくいこともありますので、空いている場所で入力・フォントの変更や文字色を変えます。一つのテキストボックスができると、パワーポイントではそれをコピーしてほかのテキストに使うと早いので、コピーしてから入力・文字のサイズ、色などを変えて図形の中や表示させたい場所に移動させます。

そして、文字まで入れたら完成になります!

トリミングを使ったおしゃれな表紙作成のまとめ

ここまでご紹介してきましたが、パワーポイントはレイアウトやデザインなどの自由度が高く、ほかのofficeソフトに比べてトリミングにも様々な方法がありました。基本のトリミングや図形を使ったトリミング、図形の塗りつぶしを使ったトリミングは、用途によって使い分ける必要もありますが、見栄えも変わりますので、ぜひ皆さんも一度おしゃれな資料をおつくりの際委は使用してみてはいかがでしょうか?トリミングも奥が深いので、たくさん使ってみてくださいね!