インターフェースについて理解しよう!【ITパスポート】をテーマに解説していきます。
人と技術をつなぐ「インターフェース」、今回はヒューマンインターフェースって何?といったところに焦点を当ててヒューマンインターフェースの要件や設定、画面設計までの内容をカバーしてお伝えしていきます。
ぜひみなさんの試験対策にお役立ていただければと思います。
目次
ヒューマンインターフェースって何?
さて、そもそも『ヒューマンインターフェース』とは何なんでしょうか?
『インターフェース』は『コンピュータとコンピュータ、あるいはコンピュータと人間との接点の部分。境界面』の事でしたね。
コンピュータで言えば周辺機器を接続する時の差込口の部分をさしてインターフェースって言ってました。
今回のヒューマンインターフェースはコンピュータと人間の接点として、機械とのやり取り、機械の操作をどの様な形にするかという技術部分になります。簡単に言うと『画面の表示デザイン』ですね。
情報システムを構築する際にはこの画面周りの設計も考慮する必要があります。せっかく作った情報システムでも、『表示が見にくいから使いにくい』『どこを操作したらどの様になるのか分かりにくい』では、よい技術でも意味がありませんね。
ヒューマンインターフェースをしっかりと考える事が大切になる訳ですね。
ヒューマンインターフェースの要件について
ではそんな大切なヒューマンインターフェースですが、どの様な事を考えなければいけないでしょうか?
実はヒューマンインターフェースには要件によって下の様に分類されています。
- 身体的適合性・・・人間の体と合っていること
- 頭脳的適合性・・・人間のの頭脳と機器の情報処理があっている事
- 時間的適合性・・・作業時間、休息時間、待ち時間などがあっている事
- 環境的適合性・・・照明や気温、騒音などの環境が人とあっている事
どの様な画面表示にするのか、操作の形式にするのかという事はユーザーにとって操作しやすい、使いやすいという部分に直結する内容になりますね。
身体的適合性や頭脳的適合性が分かりやすいかなと思いますが、自分が操作した時に思った通りに動作しないとか、反応が遅くて時間がかかるという事はストレスになりますからね。
なのでこういった要件をチェックして、良いヒューマンインターフェースになっているかどうかを考える必要がある訳ですね。
インターフェースの設計について知ろう
インターフェースの要件については上でチェックした通りですね。
では実際にインターフェースを決める上ではしっかりと設計をする必要がありますね。
設計の内容としては次の様な内容があります。
- 画面設計
- 帳票設計
後程詳しく説明しますが、人間が操作をする時にどういう方法で操作させるのかとかデータを入力させるのかという部分と、操作した結果をユーザーに伝える時に表示する項目についてとか、プリンタでの印刷にするのかなどの出力部分に分けて考えて設計をする必要があります。
では、画面設計と帳票設計とはどのような事を考えて設計する内容なのかを確認して行きましょう!
画面設計とは
画面設計は入力部分の画面の設計の話になります。
システムを利用する際に項目を選択して必要なデータを入力してという操作になります。
利用しやすくしようと思ったらどんな事を考える必要があるでしょうか?例えば、
- 選択できる操作項目はどの様な構成にするのか
- 必要なデータ入力させるのか、リストの選択肢から選ばせるのか
- 入力の手順などの説明画面は表示させるのか
- 操作ミスをした時に入力は最初からの入力になるのか
など、どの様にしたら利用しやすいのか、操作しやすいのかという事を考えて設計をする訳ですね。
帳票設計とは
次に帳票設計ですが、これは操作した結果の出力に関する設計部分になります。
データが入力やしやすくても結果が分かりやすい状態で出力されなければ意味がないですよね。
では帳票設計では具体的にどのような事を考えなければいけないでしょうか?
例えば、
- 出力するデータの項目をどうするのか
- 項目の配置はどの様に構成すると見やすいのか
- <結果の表示は画面だけにするのか、印刷して出力も出来る様にするのかli>
- 印刷する時の項目などの構成は画面と同じなのか変更出来る様にするのか
- 結果の表示までの時間は適切な待ち時間になっているか?
といった事を考えます。表示させる画面周りの事だけではなく、表示までに時間がかかっていないかなどもチェックする事がポイントですね。
インターフェースについて理解しよう!【ITパスポート】|まとめ
インターフェースについて理解しよう!【ITパスポート】というテーマでご紹介しましたが、いかがでしたか。
今回はヒューマンインターフェースについて、要件・設計・画面設計・帳票設計の内容をお伝えしました。どのようなものか理解していただけましたか。
みなさまのお役に立てたなら嬉しいです♪