AutoCADで平面図に建具を入れる方法をまとめてみた

今日はAutoCADで描いた平面図に建具のデータを入れる方法をまとめてみました。建具とは、ドアや窓など壁に挿入するような形で取り付けるもののことを言いますが、平面図上で使う際はブロックとして登録して使うことが多いと思います。建具データをブロックに登録して、実際に平面図に使用する方法をご紹介します!

【AutoCAD】建具の挿入や移動で使う機能を紹介

建具の挿入や移動で使う機能ですが、基点設定や基点コピーなどが役に立ちます!部屋の角や、ある場所に合わせたいなど、配置に関するリクエストがあると思うので、適当なところには置けないわけですね。。。いちいち補助線を使うというのもめんどくさいので、基点設定・基点コピーの使い方を覚えておくと非常に便利です!

建具を挿入するタイミングで基点設定を使う

建具を挿入するときに注意が必要なのは、「壁芯から○○離れているところに挿入」「この壁と基準線の中心に入れたい」など、補助線や基準線が何もない場所に挿入しなければならないこと!基点設定やトラッキング(TK)を使ってうまく挿入できるようになりましょう。
また、壁を切って建具を挿入していくことになるので、補助線の画層などを別に用意してトリムしやすいように準備しておく必要があります。初めに挿入する建具のサイズや図面か位置を確認できるように整えておきましょう。

AutoCADで建具を挿入するときの手順は?ブロックって何?

AutoCADで建具を挿入するときの手順を確認してみましょう。建具のデータは手作りしたり、他のデータとして建具一覧を作成したりと、それこそ会社によって準備しているデータが違います。簡単な建具であれば(例えば、「910の玄関ドア」などよく使う決まった寸法のものなど)サクッと作ってしまってそのまま挿入する、ということができると思います。ですが、いちいちすべての建具を作成するわけにはいかないし、メーカーで使っている建具を挿入することの方が実際は多かったりすると、それを作るよりも、メーカーのサイトから業者用のデータをダウンロードしてきた方が早かったりします!

メーカーのサイトからダウンロード可能な建具のデータ

ドアや窓はLIXIL、トイレはTOTOなど、、、建具を販売しているメーカーのサイトでは業者の人用に商品のCADデータを公開しています。そこから自分たちがよく使う規格のデータをDLしてきて、建具表などにまとめておくと便利だと思います。

  1. メーカーのサイトから建具のデータをDLする
  2. 建具用のデータを作り、使用するものをまとめる
  3. よく使うシリーズなどはブロックとしても登録
  4. 一覧のデータやブロックから呼び起こして使用する

このように、使いやすい形で建具のデータをまとめておきブロックに登録したりしながら違う図面を作成るときでも楽に呼び起こして使えるように準備しておくと非常に作業の効率が上がると思います!(実際には結構使われている手法です)
あまり多くの図面を使うわけではないから、ブロックまで登録する必要はないんだよね…と思っている方も、実はデータをグループ化したりコピーして持ってきたりするよりもブロックで呼び起こした方が図面データの容量は軽くなります。(!!)ぜひ活用してくださいね!

AutoCADで平面図に建具を入れる方法をまとめてみた まとめ

AutoCADで図面に建具を入れようと思うと、まずは壁の線などに寸法を間違えることなく挿入できるかというところが基本になってきますね。そこができていないという方は、基本操作の中でもっと効率よく操作出来たり合わせられたりする機能があるので、そこを重点的に覚えていくのがいいと思います!基本操作はできるんだけど、扱う数が多いので、もっと何枚も効率よく仕上げられるようになりたいという人は、ブロックやグループ化、外部参照などの応用的な機能を覚えていくことをおすすめします。下で紹介している動画では、ブロックに登録する方法や、呼び起こして使う方法を紹介しているので、ぜひ見てみてくださいね!

AutoCADで平面図に建具のデータを挿入している動画はこちら↓↓