今日は鏡像コマンドの使い方について紹介していきます。使えると便利な鏡像コマンドですが、なんだか苦手という人もいるようなので簡単にポイントをまとめました。まずは正しい使い方と、基本の「基」を覚えていきましょうね。実は、鏡像コマンドの呼び名は複数あって、「鏡像」「ミラー」「対象複写」などという名前があります。どれも同じことなのですが使うCADソフトによって名前が異なるので、AutoCADは鏡像で覚えましょう!

鏡像では反転するときの軸や、図形の特徴をとらえることが重要

AutoCADで鏡像コマンドを使う時のポイントは、鏡像するときの軸を考えるということですね。今までも、移動や複写、回転のコマンドなどで軸や基点という言葉はしつこく出てきていました。今回も同じく、「軸」が重要になるんですね。また、図形を鏡像させるとなると、どの位置に持ってきたいのか、垂直に反転させるのか水平に反転させるのかなども考えなければなりません。図形の特徴を読む力も求められます。

鏡像のポイント1 鏡像する軸(反転軸)を決める

AutoCADの鏡像コマンドのポイント一つ目は、鏡像する軸を決めるということです。移動や複写でも軸(基点)という言葉は出てきましたね。ですが、鏡像で言う軸は本当に軸のことで、どこで反転させるかの折り目(線)が必要になります。回転では点ですが、鏡像では軸です。
例えば、A4の紙を想像してください。左側に何か絵を書いたとして、それを真ん中でパタンと折りたたんで右側にもコピーしたいと思ったら鏡像コマンドを使います。もちろん上下でもいいです。左から右、上から下にオブジェクトを対象複写できるのですが、その際に必要になる軸はAutoCADでは、コマンドを選択した後に自分で描かなければなりません。少し特徴的ですね。
鏡像コマンドの手順は、

  1. 鏡像コマンドを選択する
  2. 始点・終点と2回クリックし、対象軸を描く
  3. 元の図形を残すか削除するかを決定してEnter

鏡像のポイント2 鏡像する図形の特徴を捉える

鏡像コマンドのポイント二つ目は、図形の特徴を捉えることです。図形の特徴、もしくはやはり軸をとらえるということなのですが、鏡像をするときは必ずしも水平・垂直に軸を取るとは限りません。斜めに軸を取って鏡像させたいという場合もあるので、自分が作りたい図形が縦で折られているのか、横なのか斜めなのかを気にする必要があります。
軸を考えるのが苦手だ、という人は元々の図形と鏡像後の図形(イメージでもいいです)の同じ点同士を結んでみてください。いくつかその線を作って、お互いの線の中心を結びます。結んでできた線が鏡像の軸になりますので、どうしても思い浮かばない…という時はぜひ試してみてください。

鏡像コマンドのショートカット(エイリアス)は、Mirror(ミラー)で使う

鏡像コマンドにもショートカット(エイリアス)があるので、操作スピードを短くするためにショートカットを覚えて使えるように練習していきましょう!エイリアスでは鏡像は「Mirror(ミラー)」と登録されているので、コマンドラインに「Mi」と入力します。(この時「M」と入力してEnterを押してしまうと移動コマンドのMoveが優先的に動いてしまうので注意しましょう。)「Mi」と入力したら、鏡像コマンドが始まるのでそこからは通常通りの使い方になります。鏡像コマンドの操作ではコマンドラインでの選択もあるので、リボンから選んで使う方法では意外と時間がかかります。左手でキーボードからショートカットを、右手でマウス操作、と役割分担しながらうまく作図効率を上げていきましょう!

AutoCAD初心者向け 鏡像コマンドの使い方 まとめ

AutoCAD初心者向け 鏡像コマンドの使い方をご紹介しました。役に立ちましたでしょうか?鏡像をうまく使えずに、複写と回転などでごまかしてきたという方は今日から正しい使い方を身に着けて、短時間で作図ができるように覚えていきましょう!ソフトキャンパスではAutoCADをはじめ、VectorWorksやRevitなどのCAD系のソフトの講座も行っています。仕事で新しく使うことになったなどの問い合わせもお待ちしております!