Illustratorで文字や図形にステッチ加工する方法について解説します!
ここではイラレでステッチを加工する方法や、編集する際の注意点についてお伝えします。文字や図形にあたたかみのある刺繍風のステッチを加えて、細かなディテールを作ってみましょう。
イラレでステッチ加工をする方法
Illustratorで文字や図形にステッチを加える方法を順を追って解説していきますね!
まず今回の手順では、線なし塗りのみ設定の文字を用意します。アウトライン化を忘れずに行いましょう。
アピアランスパネルから「新規線を追加」の機能を使うことで、線を個別に追加することができます。分かりやすい色と太さで設定しましょう。(今回は色を赤、8ptの太さに設定しています。)
次にアピアランスパネルから「新規効果を追加 → パス → パスのオフセット」を使用します。オフセットをマイナスの値(-12px程度)に設定することで、文字の内側に線を作成することができます。ここからステッチの効果をかけていきます。
アピアランスパネルの「線:」の表示をクリックし線の設定パネルを開きます。「先端:丸形先端、線分:15pt、間隔:18pt」と設定することで、刺繍風の点線に編集することができます。
ベースのオブジェクトを編集するときの注意点
この段階で、ベースの文字を編集したいときの注意点があります。別々に作成された文字と線がグループ化されている状態なので、選択ツールでダブルクリックしてグループの編集画面に入った状態でベース部分の編集を行う必要があります。
この手順での編集で、ベースの塗りの色を変更してみましょう。
ステッチやベースに更に効果を加える
ステッチのパスをクリックし線に対して、アピアランスパネルから「新規効果を追加 → スタイライズ → ドロップシャドウ」で影を設定し、立体感を表現します。ここでは描画モードを乗算に設定し、影の位置とぼかしはすべて1pxに設定しています。
仕上げに、文字のベースにでこぼこな質感の効果をかけます。グループ編集画面からベースの塗りに対して、アピアランスパネルから「新規効果を追加 → 効果ギャラリー」でフィルターギャラリーを開き、テクスチャカテゴリーのクラッキング効果を加えましょう。
Illustratorで文字や図形にステッチ加工する方法 まとめ
Illustratorで文字や図形にステッチ加工する方法について解説しましたが、いかがでしたか。今回のポイントをまとめます。
- ステッチはアピアランスパネルから線を追加しオフセット効果で線を内側に複製する。
- 複製した線を破線の設定で点線にし、線端は丸形先端を使用するとステッチらしい雰囲気に!ドロップシャドウで立体的にしてもよい。
イラレで文字や図形に刺繍風なステッチする操作方法は使いどころが限定されてしまうかもしれませんが、覚えておくに越したことはないので是非この機会に身につけちゃいましょう!